転職する時資格ってどれくらい評価されるものなのか?
資格があれば転職できる!ってものではないんだけど資格があるだけで全然違うのも事実。
実際に体験したお話をお伝えしよう。
転職と資格
IT業界の場合
まずこの体験記はあくまでもIT業界へ未経験で転職した筆者に例に基づいているため、どの業界でも同じではない事は理解して欲しい。
まず筆者の場合、30歳まで他業種(というかずっとフリーター)だったため、履歴書に書くことはほとんどない。
スカスカの状態だった。
いい加減ちゃんと就職しなきゃ。どうせなら技術をつけるべきだろう。で30歳目前でIT系の専門学校に通い直した。
専門学校のカリキュラムを一通り終え、いざ就職活動をしてみた。
しかしどこにエントリーしても一向に取り合ってもくれない。面接すらしてくれないケースがほとんど。
そりゃそうだ。30歳のフリーター、IT経験も無し。資格も無し。となればどの会社も相手にしてくれなくて当たり前。
たまに面接してくれても、明らかに自分より若い面接官から軽く説教される始末。
せっかくちゃんと正社員になろうとしてるのになぁ。こんな扱いなんだなぁ。まぁ当たり前だけど。
てことで攻めて資格ぐらい取らないと相手にされない!と思いIT系のいわゆるベンダー資格と呼ばれる資格を取得した。
すると、手のひら返しのような逆襲が始まる。
資格を取ると
これまでエントリーシートだけで落とされていたのに、次から次へと面接が入る。
1日に2つ3つ面接が入る事もあり、面接のハシゴに行くほど大盛況になった。
もちろん内定取るまでは多少時間がかかったが、資格取得後1カ月も経たずに就職が決まってしまった。
なんだこの違い。資格の効果ってこうも違うのか?とまざまざと実感した瞬間だった。
ただこれは10年以上も前の話、今では多少事情が変わっている。
IT業界の転職
IT業界は今空前の人手不足のため、資格なんかなくても若くてやる気さえあれば採用されるケースは多いだろう。
もう経験者を取っている余裕はない。各社人材を確保するために未経験でもなんでもいい。取ってから育てるという風潮になってきている。
とはいえ、未経験で一切資格が無くても採用されるのはせいぜい30歳くらいまでだろう。
それ以上になると、未経験者のハードルは一気に上がってしまう。
30歳を過ぎてしまったのならせめて資格は持っておきたい。
資格を取っておけば、未経験でも可能性はぐっと広がるだろう。
人材難な時代はしばらく続きそう。自分を高く売るためにも資格という武器はいくつか持っておいた方がイイ。
コメントを残す