就職・転職するなら安定した大企業がイイというのが定番だが、大企業から中小企業へ転職して成功しているケースも数多くある。
中小企業への転職が何をもって成功と捉えるかは基準が難しいのだが、収入面や精神的な面でホントに良かったと言えるケースを紹介してみよう。
大企業だけが良い訳ではないのです。
目次
大企業から中小企業への転職
大手警備会社から中小のビル管理会社に転職したOさん(37歳)
Oさんは、10年近く大手の警備会社に勤めていた。誰もが知っている警備会社なのだが、実際の勤務は厳しかったらしい。
35歳を過ぎても夜勤が多く、土日祝日勤務も当たり前。
平日勤務への変更を願い出たが、順番が回ってこず、同じ業務をずっと続けさせられていた。
そんな日々に嫌気が差し、知人の紹介で中小のビル管理会社に転職。
その会社は中小どころか社員数10数名の零細規模の会社。
だが仕事内容も気に入り、メインは昼間の業務。
時には休日出勤もあるようだが、月に1度あるかないかのペース。前職よりは全然マシなんだとか。
社長に気に入られ重要なポストも任されるようになり、収入も前職より相当上がったんだとか。
大企業のスーパーエンジニアが実力を活かすためにベンチャーへ転職したTさん(40歳)
大手SIerに勤めていたTさんは、データベースを得意とするSE。
社内でもTさんの知識力と技術力は一目置かれ欠かせない存在になっていた。
ところが、ある時期を境に技術的な仕事よりもマネージャー的な仕事ばかりになり、DBよりもExcelばかりいじる時間が増えていった。
どんどん自分がやりたい仕事とは遠ざかり、仕事に充実感を無くしていった。
そんなタイミングでベンチャー企業の社長から声をかけられた。
Tさんは一生技術畑で生きていきたい!という気持ちが強く、周囲の反対を振り切ってベンチャー企業へ転職。
新しい会社では額面自体は増えたけど、福利厚生等を考えれば大企業の方が待遇は良いらしい。
だけど自分が好きな仕事をしている充実感からみれば、大企業なんてちっとも惜しくないんだとか。
大企業から独立した社長についていき収入を倍増させたHさん(45歳)
Hさんは大企業の一社員として働いていたSE。
Hさんの働きは客先でも高い評価を受けていたが、Hさんは転職組みのため収入は低く、年収で300万円程度だったらしい。
そんなタイミングでHさんの上司が独立して起業するという話を切り出した。
上司は絶対にHさんに一緒について着てほしいと強く説得し、Hさんは上司の独立に協力する事にした。
数年後Hさんは社内でも欠かせない重役のポジションに収まり、年収は600万円を超えているそうだ。
あのタイミングで上司が独立しなかったら、今頃Hさんの年収は330万円にも届いていなかったんじゃないか?と語っている。
やはりこのパターンは一気に収入を上げられる可能性の高い転職方法だ。
このように中小企業に転職しても成功している人はいくらでもいる。
果たしてあなたが選ぶのは大企業か?中小企業か?
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