転職を繰り返すと年収は下がるのか?それとも上がるのか?
年収が下がる事を気にして転職を躊躇してしまう人も多いようですが、実際のところどうなのかを検証してみましょう。
果たして転職回数で収入はどうかわるのか?
転職と収入
収入が下がるケース
40代の大手製薬会社に勤務していた女性は、大学卒業後からずっと1つの会社に勤めてきた。
しかし、次第に体調が悪化し、通勤する事すら困難になってきた。
体調不良の理由は明確にはなっていないそうだが、腰痛に原因不明の頭痛、眩暈など。酷い時は電車を一駅乗る事すらできなくなってしまったらしい。
自然と会社へ出社する日が減ってしまい、有給休暇も全て使い果たすようになってしまった。
もう原因は会社に勤める事によるストレスだと割り切り、会社を退職。その後は派遣として働いてる。
収入は前職の3分の2もいかないくらいまで落ち込んだが、働けるだけまだ今の待遇の方がマシなんだそうだ。
収入が上がるケース
40代の準大手のIT系企業の管理職の男性は、以前勤めていた会社から現在の企業にヘッドハントされた。
引き抜き行為はあまり好ましくないが、その男性は上手く根回しをして、元勤めていた会社に迷惑がかからないように退職し転職。
転職前も大手の会社だったらしいが平社員扱いのため収入は低く抑えられいた。
転職先ではマネージャー待遇で移動し、転職後すぐに昇進試験に合格し年収は倍近くまで上がったようだ。
さに成功例。
転職して収入が下がる原因は?
転職を繰り返して収入が下がるのは、職種を変更してしまう事。
例えば看護師から一般事務、料理人からシステムエンジニア、営業職からトラック運転手のように職種を変えてしまうと一旦キャリアがリセットされてしまうため、収入は下がってしまう。
さらにそれを繰り返してしまうと毎回リセットされるため、ずっと初任給レベルの収入から抜け出せなくなってしまう。
なので、この仕事向いてないんじゃないかなぁ~と思っても、一定期間は一つの業種に勤めた方がイイ。
向いてなくても同じ業界にしがみついていれば、いずれ経験5年、経験10年と積み重なっていき、転職の際に武器になるようになってくる。
ただ同じ業種でも短いスパンで転職を繰り返すのもあまりよろしくない。
未だに日本の企業は、一つの会社でのキャリアを重視するため、数年もしくは数カ月単位で転職していると心象を悪くしてしまう。
なので最低でも数年単位が好ましい。
新卒で入社した子に転職するなら最低でも3年は勤めた方がいいよ!というのはそういう理由だったりする。
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