非正規で派遣社員となると、第一印象が「生活が苦しい」と感じるものだが、実際どうなんだろうか?
週刊文春のユニクロ潜入記事を見ていると、ユニクロの接客でも人材難のため派遣社員を採用しているらしい。
直接雇用するアルバイトよりも派遣の方がコストがかかる。それでも雇わなければいけないほど派遣の需要はあるのに。
派遣社員
派遣社員は全員不幸じゃないよ
10年前に同じ職場で働いていた知人の派遣SEは、周りの正社員よりも高い給料をもらっていた。
時給が2500円と言っていたので、普通に月収は40万円以上。
それが10年前の話なので、今の時給はもっと高いんじゃないだろうか?
時給契約のためやればやるほどお金は増えるし、変に上司とかもいないので気楽。
自分の腕一本で食べていくSEのような職種なら正社員よりも派遣社員とか個人事業主の方が実入りが良い。
もちろん正社員にしか無い特典もある。
ボーナスだとか退職金制度。
しかし中小企業ではボーナスも退職金制度も確立されていないケースが多いため、ぶっちゃけ正社員の得点なんてあって無いようなもの。
健康保険や厚生年金、雇用保険に関しても正社員となんら変わりは無い。
それならば派遣社員として働いている方が断然幸せなのではないだろうか?
責任を負いたくない
派遣での働き方を選ぶ人の中には、重い責任を負いたくないという人も多い。
派遣の場合、原則派遣契約で定められた業務だけをこなしていればいい。
正社員の場合はそうもいかない。
通常の業務のほか、イレギュラーな業務への対応、障害・クレーム対応などもある。
納期が迫っている時なんかは、昼も夜も無く、土曜も日曜も祝日も関係なく仕事をしなければならない。
それに付き合いも必要。
飲み会だとか社員旅行だとか、接待だとか。そのような席が好きな人にとっては苦痛でないかもしれないが、嫌いな人にとっては苦痛でしかない。
派遣ならそんな無益な付き合いを避けることが出来る。
ノンストレスの生活を送った方が、健康面では全然いいのはみんなわかっている。
だけど正社員から派遣のような生活になってしまうのが怖い。だからサラリーマンを辞められないでみんなしがみついている。
派遣社員って気の毒に思われがちだが、実は最大の勝ち組みは派遣社員なのかもしれない。
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