二刀流のススメ 
家を買うのはそんなに悪い事ではない。
ローンが終わればその後は家賃無しで暮らせるんだから、その面ではいいだろう。
だけどね。長期ローンで購入した家が、本当に35年後も住みやすい家なのか？35年後どうなる可能性があるのか？は考えておいた方がいい。
持ち家のリスク
事故物件のリスク
事件などに物件が巻き込まれる、いわゆる事故物件。
これはマンションなどでよくある話。
自分が購入したマンションの1室で社会的インパクトの大きい事故などがあると、その物件の価値は大きく下がる。
価値が下がらなくてもニュースで取り上げられるような状態になってしまうと、住むのも嫌になるかもしれない。
近隣住民との揉め事
近隣の住民と揉めたりした場合、持ち家だとずっと我慢し続けるしかない。
自分は上手くやってるから大丈夫！と思っていても、周囲に変な住民が引っ越して来たり、今までなんともなかった人が急におかしな態度や行動をとり始めるなんて事は良くある話。
布団叩きをバンバン叩いていたおばさんが有名になったけど、あんな人が周囲に暮らしていたら生きた心地がしない。
モラル不足の住民
近所の空き家にモラルが低下している住民が大挙して押し寄せて来たら、静かだった街が違う街になってしまう。
日本人とは異なる文化を持った外国人は、日本人のモラルなんて関係ないと言う考えるかもしれない。
そんな人達と近所で暮らすのはストレス以外の何物でもない。
物件価値の低下
一時は人気だった地域も今では価格が下がり、空き家率が高まっているらしい。
特に一昔前高級住宅地と呼ばれた大田区の田園調布などは、空き家率が一気に高まり、街全体が空洞化しつつある。
このままでは、せっかく高いお金を出して購入した物件が二束三文になってしまう危険性もある。
マンション自体の倒壊
横浜のマンションが傾いているという事件が起きたのはつい最近の事。
幸い不動産会社が建て直しに応じるという方向になったようだが、住民全員の総意が取れている訳ではないようだ。
そりゃそうだ。建て直しとなれば住み慣れた家を最速でも1年近くは明け渡さなければいけない。
その後建て直しが終わったとしても一度事件が起きた物件の価値が高まる事は無い。
マンションの場合、自分が購入するのは1部屋だが棟自体に不具合が生じれば、自分だけの問題ではなくなる。
子供が育ってしまい広すぎる家
3LDKのマンションを購入し、子供に1人1部屋与えることが親の務めと思っている人は考えを改めよう。
子供なんていずれ出ていくもの。
出て行ってしまえば、夫婦二人暮らし。二人暮らしに3LDKなんて広すぎる。
いや子供はずーっと家にいて出ていかないかもしれない。
それってパラサイトなので返って迷惑。自分の部屋があるから子供は出ていかない。
下手に自分の部屋なんて与える必要はないのかもしれない。
家を買うという事はこんなリスクも全て受け入れるということ。それでも家を買いますか？
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