会社を辞めたい。
多くの人が悩んでいることでしょう。
そんな私も5年以上悩み続けてようやく決断できた。
ホンキで辞めたいと思っているのなら続ける意味なんてないんです。
会社を辞めるべき理由
こちらの記事に掲載されている通り、辞めたいのなら辞めるべきなんです。
その仕事、もう1年続けるべき? 答えが「ノー」である10のサイン(Forbes JAPAN) https://t.co/21gzWONq3w
— ピカタロウ@システムエンジニア (@piccataro) 2017年12月30日
その理由を細かく見てみましょう。
会社を辞めるべき10個の理由
1. 上司があなたの実力を知らない。能力を示そうとしたことはあるのに、興味を持ってもらえなかった。
これホント痛感する。
私は、会社の中で一番売り上げをあげてきた。
時には他社からヘッドハンティングして人材を引き抜いてきたり。
時には自分の会社じゃ到底受けられないようなビッグプロジェクトを受注して完遂させたり。
時にはずぶの素人を強引に売り込み成長させていったり。
社内ではカリスマ的存在だったと認識している。
だけどそんな成果は徐々に当たり前になってくる。
あいつならあれくらいやって当たり前、それくらい期待してるし。
なんて当たり前にされてしまうのは納得できない。
なので、ここ数年年収は横ばいどころか下がっている。
これでは、今の会社に残留する必要性を見いだせない。
2. 2017年が終わりかけているのに、履歴書に追記することが何もない。
SEとして各プロジェクトを転々としているため職務経歴書には追記することはある。
だけど自分のスキルアップにつながるか?となると疑問だ。
会社に10年以上い続けると、なれ合いがはじまる。
自分の立ち位置を維持するための醜いなれ合い。
そんな中から成長できるエッセンスなんて見つかるはずもないよね。
3. プロジェクト完遂、顧客の問題解決、残業などで自分を擦り減らしているのに、努力が認められない。「よくやった」はもちろん、「ありがとう」の言葉もない。
本当に残業などで身をすり減らしてきた。
昨年は社内始まって以来の大きなプロジェクトに参画してきた。
もちろん、無茶苦茶な納期、無茶苦茶な要件だった。
それでも会社のためにと必死に稼働し続けてきた。
帰宅は毎日深夜、午前様。
土日なんてあったもんじゃない。
家に帰れば私用の携帯電話がジャンジャン鳴り響く。
それでもこなさなければいけない。
私が最前線でやり遂げなければ会社の成長はない。
そう思い続けて戦ってきたが、それすら「当たり前」で終わらさせる。
毎日こんだけやってんだぞ!と伝えても「そりゃ大変だな」の一言だけ。
会社のために身をすり減らそうなんて気持ちは一切なくなった。
4. 最後に仕事が楽しいと思ったのがいつか思い出せない。
初めてシステムエンジニアの世界に飛び込んだ時、もう楽しくて仕方なかった。
専門学校に通ってた頃、エアでしか知らなかったサーバやネットワーク機器がデータセンターにゴロゴロと転がっている。
コマンドをたたけばIT機器たちは従順にこたえを返してくれる。
面倒なことはプログラムを組めば一気に処理できる。
時には多重障害が発生し、電話がとめどなくなり続ける。
障害個所を特定し、復旧のために尽力する。
うまくシステムが再稼働したときの安ど感、お客様に伝えるときの満足感、お客様からの感謝の言葉。
あの頃の「仕事って楽しい」という思いは、もう5年以上味わえていない。
5. 知的な刺激を受けたり、創造性を発揮できたりする機会が、就業中ではなく業務外でしかない。
知的な刺激を受ける人物が社内にいたらどれだけスゴイことだろう。
この人スゲーな。
なんでこんな事思い付くんだろう。
この人1日どれくらい働いてるんだろうか?
なんで同い年なのにここまで差がつくんだろう。
こんな事を味わえるのは当然社外の集い。
セミナーとか、懇親会とか、本とか、ブログとか、SNSとか。
会社の上司をスゲーと思えないと、会社に魅力は感じられない。
6. 給与が不当に低い。
名ばかり管理職。
名ばかり役員だった私は、不当どころかありえない給与だった。
当然役員だから残業なんて対象外だ。
もちろん、役員兼部長のため本来なら労働者と同様の立場なんだけどね。
ある日、部下の給与明細を見たとき、自分より高いのをみて、もうやる気がなくなった。
7. 現在の仕事で、業務的にも個人的にも成長できる見通しがない。
今の時代、中小のIT企業に入社してくるのは素人ばかり。
経験豊富なエンジニアなんて中小はスルーして大きなところへ行ってしまう。
てことは、経験豊富な技術者は素人を引き連れてプロジェクトに参画しなければならない。
素人連れのため、あまり難易度の高い仕事は受けられない。
ちょっと単価を下げての容易なプロジェクトを受けざるを得ない。
そんなプロジェクトじゃワクワクする発見なんて一つもない。
8. 誰もが自分の腹の内を明かさない職場で自分だけトラブルメーカーになりたくないがために、真実を言わずに口をつぐんでばかりいる。さらにもう1年、苦痛を感じながら沈黙し続ける理由はあるのか。
会議になれば自分のターンが終わったらみんな発言なんかしやしない。
もっとこうするべきです。
こんな提案をさせて下さい。
そんな意見は一切ない。
会議なんていつも上司の独演会。
早く終わらないかなぁ、と議事録を取るふりして気になるのは時計だけ。
こんな会議になにかが生まれるワケがない。
当たり障りなく、とにかく平和に乗り切りたい。
そんなところにあと1年い続けるのか?
9. 今の仕事をしていると頭が悪くなるように感じる。もっとやりがいのある課題に取り組みたい。
やりがいなんて自分次第。
今の仕事でやりがいを見つけることだって出来るはず。
だけど、全くやりがいなんて出てこない。
あれだけ人工的にアサリを撒いているような潮干狩りのように取れたやりがいが見つからなくなった。
今の仕事のやりがいはもう掘りつくしちゃったんじゃないのか?
10. 自分の正直な気持ちに相談してみると、「まだここで働くの? もうやめようよ!」との答えが返ってくる。
サザエさんで良いカツオくんと悪いカツオくんが闘うシーンがよくある。
悪いカツオくんが「大丈夫だよ!黙ってればバレないよ!」と悪だくみ。
だけど良いカツオくんが「止めときなよ!絶対に後悔するよ!」と止めてくる。
おそらく迷っている人の頭の中では、ずっとそんな戦いが続いているはずだ。
ある時は「もう辞めちゃいなよ!もうここではやるだけやったし成長も見込めないんだろ!さっさと次を探しなよ!」
しかし「ずっといた方が安心だし楽だよ。転職・独立なんて面倒だしリスク負う必要なんてないでしょ」
と二人のカツオくんが闘い続ける。
でもあるとき、引き留め役のカツオくんが疲れ果ててくる。
そんなカツオくんをKOするくらい強い辞めちゃえカツオくんが出てくるはず。
もういいよ。
あなたは今の会社で十分戦ったよ。
もう次を探した方が幸せだよ。