なぜあなたはサラリーマンでいるのか?
おそらく安定感が一番なんじゃないでしょうか?
毎日会社に通ってれば給料がもらえるしボーナスだって出る。
しかも定年まで仕事は安泰。
でも本当にあなたの会社安泰なんでしょうか?
沈没船かどうか見極めろ!
終身雇用、生涯1つの会社に骨をうずめるつもりなら会社が未来永劫つづくかどうかを見極めなければいけません。
つい最近話題になったのがこの事件。
着物の販売やレンタルなどを手掛ける「はれのひ」という会社が大事な成人式の当日に約200人分の晴れ着を用意せずぶっちしてしまった。
一生に一度の大事な成人式に出ることが出来なかった方々はホント不憫で仕方ありません。
もし、あなたがはれのひの社員だったらどうでしょうか?
多くの方に迷惑をかけて、大きな被害を与えて、会社自体がなくなってしまう。
会社なんてそんな側面も持ち合わせているのです。
だからこそ自分の会社は安泰なのかキッチリ自分の目で見極める必要があるんですね。
このような事象が出始めたら会社は危ない。
実例を踏まえて紹介してみましょう。
給与カットまたは遅配
給与カット、給与の遅配が生じるような会社はかなり危険です。
約6年ほど前、会社設立から30年以上たっている大手のITソフトウェア企業が倒産しました。
一時は社員数3000人を超えていて、大企業の部類だったんですが、倒産するときはあっけなく沈没してしまいました。
その会社は、倒産前の1年くらいは給与が支払えなくなっていました。
ボーナスにいたっては、毎年最低でも2か月程度は出ていたはずなのに、倒産直前は0.2か月とかまで落ち込んでいたんだとか。
給与は遅らされ、賞与は目に見えて減っていく。
いち早く危険を察知した社員は、ドンドンと転職していき、残った社員たちは完全に会社の沈没に巻き込まれてしまいました。
社員の給料が払えない、これは支払い能力が全くなくなっている証拠。
もう現金を調達できていないのです。
給与の遅配が始まると、これはもう黄色どころか赤信号がともっていると判断してもよいかもしれないほどの緊急事態です。
成長していない
ここ5年近くこの会社成長してないな、と思ったときも注意が必要です。
経営者の方針で、事業を大きく拡大しない、自分の身の丈にあった経営をする。
という確固たる方針があるのなら別ですが、明らかに成長路線を進んでいるのに成長できていない会社は要注意。
成長路線に乗せるためには、企業は投資をしなければいけません。
銀行等から借り入れを行い、成長するであろう事業に投資をする。
その投資の見返りが徐々に実を結び、企業は成長していきます。
しかし、投資の分見返りがないのであれば、投資だけがかさんでいき企業の経営は苦しくなる一方です。
成長が止まっているのに経営陣は増収・増益!を目指しているのなら、これも危険信号です。
業界が落ち目
今の時点で銀行に就職しようとするとか、マジで沈没船に乗り込むようなもんですからね……。
と、絶賛沈没中の日の丸半導体メーカー(ルネサス)に新卒で就職したイケハヤ談。
「これはヤバイ!」と思って入社後11ヶ月で退職して今に至ります。— イケダハヤト@仮想通貨 (@IHayato) 2018年1月15日
こちらまたイケハヤさんが辛辣なツイートをしていますが、まさにその通りかもしれません。
銀行というビジネスモデルがもはや社会に必要なくなってくるのであれば、オワコンそのものでしょう。
私が所属していた会社のモデルもこのままだとオワコンっぽさを感じていた。
IT系の人材サービス業は仕事は山ほどあるのだが、若者がいないからとにかく求人かけても応募が来ない。
仕方なく経験のない若者を無理やりシステムエンジニアに育成して売り出すが、経験を重ねるとドンドン辞めていってしまう。
だから売り上げの上がらない経験値の低いエンジニアばかりになり、一向に会社のレベルが上がらない。
その繰り返し、もはやオワコンなんだろう。
事業拡張
事業を拡張し過ぎている会社も危険。
- こんなところに営業所作る必要あるの?
- こんなところに教育機関作る必要あるの?
- こんなところに店舗拡大してどうなるの?
とちょっと素人目に見てもあり得ないような事業の拡張をしている会社も要注意。
資金調達ができたからすぐに拡張してしまうような経営者は見栄っ張りの傾向が強いんです。
見栄を張っている人は、なかなか自分のブランドを下げることができない。
気が付いたら事業が回らない。
そんな悪いスパイラルの予兆です。
訴訟・是正勧告
先のはれのひも年に5回も是正勧告を受けていたんだとか。
年に5回も勧告を受けて改善の活動を一切しないとか完全に終わってますね。
それと訴訟を多く仕掛けられる会社も要注意。
コンプライアンスの意識が低いのか、他社に悪い影響を与えているのか、元従業員に悪い印象を与えているのか?
訴訟や是正勧告の状況って従業員だとなかなか把握しにくいのですが、上司や経営層にパイプをつなげておけば意外と情報って振ってくるものです。
この手の情報にはアンテナをピンと張って、敏感に対応するようにしたいですね。
まとめ
今現在、安泰だと思っている会社だってある日いきなり経営状況が悪化する可能性は十分ある。
業績好調だったコロプラだって株価が一気に急降下ですからね。
いつどうなるかだってなんてわからない。
会社が生涯安泰だ!なんて気持ちは絶対に捨てなきゃ危険です。