IT業界って華やかなイメージ・・はもうないのかな?
一昔前は、ITって儲かっているイメージはあったんでしょう。
でも、今は完全にブラックのイメージが定着しているんじゃないでしょうか?
システムエンジニアがうつ病になるメカニズム
システムエンジニアがうつ病を患うケースは非常に多くなっています。
なぜシステムエンジニアは、精神を患ってしまうのでしょうか?
もちろん私は医師ではありませんので、医学的根拠は何もありませんが、自分なりの考察を書いていきます。
システムエンジニアの仕事の特徴
うつ病の原因
うつ病は他の精神障害と同様、原因は特定されていないため、原因によってうつ病を分類したり定義したりすることは現時点では困難である
Wikipediaより引用
なんでうつ病になるのか?
精神疾患の一つなので原因を特定するのは難しいようです。
ストレスからくるのか?
まじめな人がなりやすいという話もよく聞きますし、遺伝的要素もあると考えられているようです。
つまりうつ病は様々な要素が絡み合って発症する病のようです。
ですので、要因を特定することは難しいんですが、システムエンジニアの世界ではうつ病を患う人が多いのは事実です。
ということは、システムエンジニアの仕事のどこかにうつ病につながるキーワードが隠れていると考えてもいいのではないでしょうか?
うつ病につながると考えられるシステムエンジニアの仕事の特徴を見ていきましょう。
労働時間
システムエンジニアというと残業が多く生活が不規則とよく言われます。
ですが、近年は働き方改革も進み、徐々に改善されてきているのは事実です。
とはいえ、ある日突然残業がパッタリなくなるほどうまくいかない世の中だったりします。
仕事が終わらないため深夜まで残業が続くような働き方をしている人も多いのです。
どんな人たちがそうなるのか?
こんな話をするのもなんですが、やっぱり中小のブラック企業と呼ばれる会社です。
小さい会社は、大手から大規模な開発・構築案件を請負で受注すると確実にリソースが足りません。
社員数10人程度で無理して受注してしまうとまさにお祭り騒ぎ。
時には社長まで投入しての突貫工事がはじまり、毎日毎日深夜まで働く。
もちろん土日もなし。
そんな会社もまだまだ実際にあるんですね。
この手の企業に勤めていれば労働時間は大きなストレスになるはずです。
重圧
中小の場合、労働時間というしがらみがありますが、大企業の場合は重圧が大きくのしかかります。
大企業だと入社して数年もすれば、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトの最先端に立たされます。
自分より年上の癖のあるシステムエンジニアをまとめながら、顧客とベンダーと調整を重ねて納品しなければいけません。
これは絶大なプレッシャーなんです。
私の知りうる限り、大手SIerのPMの4人に1人は一度戦列を離れ休業しています。
原因はほとんど軽度のうつ病なんです。
労働環境
劣悪な労働環境もストレスの一つかもしれません。
通常のプロジェクトであれば、大企業のオフィスを曲がりさせてもらえますので、常駐型のシステムエンジニアも快適に過ごせます。
ですが、大規模プロジェクトになるとそうもいきません。
とにかく人手が必要なため、大量に人をかき集めます。
となると座ってもらうデスクすらない。
これまで会議室だった部屋を急遽作業部屋にし、長机とパイプ椅子での業務が始まる。
さらにデータセンターでの作業となると地獄のような日々。
サーバやNW機器優先のため気温は20度を下回ることもある。
その中で時には地べたに座りながら日々作業を繰り返す。
最悪な労働環境での作業もあるのがシステムエンジニアのお仕事。
納期
開発・構築系の仕事になると常に付きまとうのが納期。
いつまでに設計を終わらせなければ…
いつまでに構築を終わらせなければ…
いつまにでテストを終わらせなければ…
いつまでに納品を終わらせなければ…
寝ても覚めても納期が押し迫ってくるんです。
この重圧に押しつぶされてしまう人は非常に多いんです。
人間関係
精神的ストレスの一番の原因は人間関係。
ハッキリと断言します。
システムエンジニアにいい人なんて一人もいません。
みんな癖がスゴイんです。
そりゃそうですよね。
ずっとパソコンをにらみつけて、コマンドたたいたり、コード書いたりするのが唯一の趣味でそれを仕事にしてきた人たちなんだから。
こんな人たちとガチで絡み合っていたら人間壊れるものです。
ふつうの精神じゃ絶対に持ちません。
まとめ
システムエンジニアの世界は、決して人にやさしい職場ではありません。
このような様々な要因が絡み合ってうつ病を患ってしまうのかもしれません。
あまりガチンコで向き合ってはいけません。
自分の守備範囲をしっかりと見極めて淡々と業務をこなす。
残業は控えめに周りを気にせず帰る時は帰る。
人間関係は諦めが大事。
そう割り切って仕事をしていくことで、うつ病が減らせたらいいんじゃないかと願ってやみません。