住居費は家計の中で最も大きな割合をしめています。
だからみんな持ち家のが得なのか?賃貸のが得なのか?
迷い続けているんです。
ここで明確な答えを出してみよう!
賃貸派と持ち家派
どちらが正しい
こちらのコラムを拝見しました。
「持ち家か賃貸か」論争に終止符をうつ、シンプルな結論(現代ビジネス) https://t.co/HgXFDTWrS2
— ピカタロウ@システムエンジニア (@piccataro) 2018年1月31日
終止符を打つ!
シンプルな結論!
なんて釣ってくるから見てみたら、やっぱり答えはやぶの中。
そんなことは聞いてないんだよね。
ぶっちゃけどっちが得するのか?
どっちが正しいのか?
みんなそれを知りたいだけ。
なのでここで断言しよう!
この手の議論は絶対に結論は出ません!!
どっちが勝ち、どっちが負け。
どっちが得する、どっちが損する。
そんなの無いんです。
だから一番大事なのは、自分を〇〇派に決めつけないことです。
賃貸は払い損
先日何年かぶりにS君という友人に会いました。
彼は秋葉原近辺の会社に勤務していて、そこそこ生活は潤っている遊び人だ。
そんな彼が昨年マンションを購入したらしい。
上野近辺のマンションらしいので、相当お値段も張っただろう。
そして家を買ったやつは必ず賃貸の人間に家賃を聞いてくる。
S「家賃いくら払ってんの?」
オレ「十ン万円かなぁ~」
S「えーーーっ!もったいない。そんだけ払うんなら買えばいいのに!」
おそらく日本中のマンションや家を買うほとんどの人の理論はコレです。
家賃を払い続けても自分のものにならないんだから買った方が得をする。
そもそもこんな考えで家を買っている人たちに、前述の記事のような投資がうんちゃらなんて難しい話は通じないんですね。
30年以上の長期ローンを組んで家を買うことがどれだけバカらしいか?
ということに気づくわけがないんです。
何度も同じこと言うけどやっぱりまたおさらいしておく。
長期ローンはダメ
これはちきりんさんの一番メジャーな記事。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20091016
35年なんて長期ローンは、完全に身分不相応。
35年間も先の収入をローンを組んだ時点で差押えされてしまうようなものなんです。
そんな長い間あなたの生活が変わらない保証なんてあるんですか?
先日私は会社を辞めました。
会社を辞めてこの先どうなるかまだ決まっていませんが、最悪の場合しばらく仕事が見つからず収入が不安定になる可能性もある。
そのリスクを受けれて会社を辞めた。
さらにしばらくそんな状態が続くようなら、今の家賃は払いきれないので引っ越しを選択するしかない。
でも住宅ローンを組んでいたらそんなことは絶対無理です。
住宅ローンを組んだ時点で、会社とも運命共同体。
絶対辞められない!
どんなに会社が傾こうが、どんなに会社で冷遇を受けようが、一緒に生きていくしかないんです。
持ち家派とかでなく、長期ローンを組まないと家買えないのなら買うべきじゃないんです。
広い家なんて意味ない
子どもが2人できたから子供部屋2つ。
もう一人増えたから3LDKじゃ足りないね。
ここらで一軒家建てようか。
とかホント頭おかしいとしか言いようがない。
私の親戚の家は、子供を5人作って当時祖母も健在だったから8人家族。
祖母と嫁との仲が悪かったらしいから、祖母は離れに追い出し、子供たちのための大豪邸を建築した。
しかし、20年もたたずに5人の子供たちキレイに巣立っていった。
そして親戚夫婦は、部屋数が8つもある大豪邸の狭いキッチンで毎日過ごしているらしい。
リビングすら利用しない。
キッチンで食事をして、寝室で寝るだけ。
そんな利用価値のない家を大金をはたいて建てたワケ。
友人家族は、7年前にいわゆるミニ戸建てと呼ばれる三階建ての家を購入した。
しかし、購入後に夫婦仲が悪化し、現在では1階と3階で夫婦は家庭内別居中。
今は子供が小学生だからやむなく一緒に暮らしているが、子供が出ていったら、二人だけの空間何て絶対に耐えられないでしょう。
子どもなんていずれ出ていく、夫婦何ていつどうなるかわからない、会社だっていつまであるかわからない、仕事だっていつまで続けられるかわからない。
そんなわからないをすべて無視して組むのが30年以上の長期ローンなんです。
人口減少土地値段下落
人口減少はもはや周知の事実。
人が減れば住む人は減る。
家を買う人も少なくなれば、家も土地の値段も安くなる。
これ当たり前の話。
たまに持ち家を将来の資産と考えている人もいるみたいですが、資産にしたいのなら済んじゃダメ。
不動産を完全に資産運用と割り切り投資すべきです。
住宅ローンを組んでしまったら、そう簡単には売買できませんから。
持ち家を買うなら
持ち家を購入するなら都内近郊はあり得ません。
だった高すぎるし、新築は盛りに盛られている。
だけどみんな住宅ローン神話を信じて購入してしまうのです。
もし家を買うのであれば、郊外しかありません。
東京近郊でなくても商売が成り立つような方は、郊外に家を建てれば東京近郊より格安の料金で済みます。
こんな人は積極的に家を買った方がいい。
郊外なら10年ローンくらいでも十分購入可能なんじゃないでしょうか?
ただ郊外でしっかりと暮らせるほどの収入を確保できれば!の話ですが。
まとめ
賃貸派と持ち家派というように〇〇派と決めつけてたら正しい答えは出てこない。
自分の生活、近未来のライフプラン、家族構成などを総合的に考慮して、家を買うべきか?それとも賃貸暮らしを選ぶか?決めるべきなんです。
30歳過ぎたらオートマチックに家を買うなんて時代じゃない。
自分の生活、会社の成長、給与の増減を見極め、夫婦仲もよく、夫婦健康で数十年働けそうなら30年ローンを組んでも大丈夫でしょう。
少しでも不安があるという人は、賃貸を選んでも何も問題ないし損することなんて一つもない。
もうこの手の議論に耳を傾けるのはやめて、自身のライフスタイルをしっかりと貫くことが大事です。