転職活動をする前にこれはやっておきたい、これはやっちゃいけないということがあります。
転職活動をしてみるといろんな気づきがありますので、事前の準備のためにも確認しておいてください。
目次
転職活動のためにやってはイケないこと
会社を辞める
つくづく感じたことは、転職活動を始める前に会社を辞めてしまうことです。
私の場合、事情がいろいろとありまして、事前に退職の意思を伝えるしかなかったのですが、極力会社を辞めずに転職活動を始めることをお勧めします。
その理由としてはこんな感じです。
条件を引き上げられる
会社を辞めてしまわない方が条件交渉の際に有利に働くケースが多いです。
今の会社ではこれくらいの条件ですが、これ以上もらわないと会社辞めてまで移る意味がないです。
という交渉条件をチラつかせておいた方が有利に働くようです。
転職エージェントはその辺心得てますので、実面接の前にこのあたりの駆け引きは伝えてくれますね。
お金目当てで転職したのでなくても、やはり条件面は重要です。
条件提示で優位に立つためにも会社を辞めずに交渉したほうがいいです。
心に余裕ができる
やっぱり心のゆとりは大きいです。
一度会社を辞めて無収入になってしまうと、とりあえず転職という訳にはいきません。
どうしても早く決めたいという気持ちが先走りますので、ゆっくりと条件のいい会社を選ぶことが難しくなるかもしれません。
退職してしまった焦りにより、あまりよくない会社に引っかかってしまうのは本意ではないでしょう。
心のゆとりは面接にも表れてきますからね。
退職のネガティブな理由を消せる
退職を決めてしまうと、なんで会社を辞めたのか?という理由を問われます。
会社を辞める理由なんて、面接ではポジティブに伝えていますが、実際はネガティブな要素しかないはずです。
会社を辞めていなければ、これから転職を考えています。
会社をどうしても辞めたいという訳ではないんですが、新たな世界を見てみたい!的なポジティブ発言に切り替えられますからね。
転職時期を区切る
転職の時期を早めるのはあまりよろしくないようです。
現在は空前の人手不足で、転職市場は活気を帯びています。
ですが、人手不足ということは、転職サイトも転職エージェントも人手がいない!ということなんです。
ですので、実際にエージェントに登録したり、転職サイトに登録しても動きが想像以上に鈍いです。
2週間で5人くらいのエージェントに会い、サイト登録したり、いろいろ動いている割には、エンドの面接までほとんどたどり着かなかったりします。
中には自分からエントリー歓迎!なんてアプローチをしてきておいて、調整の付く日程を5個くらい指定しているのに全部ダメとかいいだし、挙句の果て電話してこないエージェントもいます。
転職市場が活発になっている分、エージェントも業務過多になっている感は否めません。
ですので、今の時期転職するなら最低でも3か月は見ておいた方がいいでしょう。
1か月後に即転職なんて言ってもそれだけ市場側が動いてはくれません。
有給休暇を使い切る
有給休暇ってこの時のためにあるんじゃね?ってほど休みは必要ですね。
いきなり面接が入ることもありますし、2件3件立て続けに入った時、仕事を休まずには対応できません。
現職の会社からお金をもらって転職活動っていうのも気が引けるものですが、自分が得た権利ですし、自分の人生なのでこれくらいは許可してもらいましょう。
有給休暇が使えないと転職活動中の給与はガクンと下がってしまいます。
上手く調整できるように上司と相談しておくといいですね。
まとめ
転職活動にも戦略は必要です。
自分の心にゆとりを持ち、平静を装って戦いに挑まないと、有利な条件は得られません。
いきなり無計画に会社を辞めてしまうと、せっかく有利なはずの転職市場で思わぬ苦戦をするかもしれません。
転職活動は心理戦です。
心理戦を有利に進めるためにも事前の準備はしっかりとしておきましょう。