こんな中小企業は気をつけろ!転職活動で失敗しないための見極め方

転職活動を始める時、誰しもが大企業から見ていくんじゃないでしょうか?

もちろん私もそうです。

名の知れた大企業の求人があれば、そちらの方に気持ちは傾くもの。

でもね、自分の経歴と求人を見比べると、やっぱり大企業の募集はハードルが高い

そんな人は中小企業を狙っていくべきでしょう

とはいえ、中小企業にもいろんな会社があり、どこでもいいってワケじゃありません。

こんな中小企業は注意すべきという会社を紹介してみます。

中小企業の見極め方

経営状態

最も企業の健康状態を把握できるのは財務諸表なんですが、上場企業でもない限り財務状況正確にはわかりません。

帝国データバンクなどの商用サービスを利用する手もありますが、複数社応募するのに全企業のデータを取得する訳にもいかないでしょう。

となれば、ホームページなどで会社の経営状態を把握するしかありません

ホームページに掲載されている情報って、まちまちなのでですが、さすがに年商と社員数くらいはどこの会社も掲載しているでしょう。

それが載ってない会社はそもそも怪しいw

ですので、まずは会社の社員数と年商をチェックしてください

特にIT系の人材派遣会社の場合、この数字が会社の健康状態を表しています。

年商 ÷ 社員数が1000万円を大きく下回るような会社はあまりおススメできません

つまりは年商5億円なのに社員数が150人という会社はかなり経営状況が苦しいはずです。

社員一人アタマ1千万円稼げないような会社は、私の場合選択肢から外します。

逆に言えば年商5億円で社員数30人であれば、隠れた優良企業の可能性が高くなります。

社員が年間1千万円稼げないということは、会社の売り上げはほぼほぼ派遣です。

業務請負や受託開発を全くできない会社ということになりますし、派遣だけでも単金の安い人たちの集まりの会社なのです。

1か月あたり40~50万円ていどのエンジニアばかりの会社の可能性が高まりますので、おそらく経営状況はかなり厳しいのではないでしょうか?

社歴

日本の企業は10年で9割倒産すると言われることがありますが、10年会社を持たせるのは至難の業です。

ですので、社歴が5年未満の会社というのは、相当な頑張りがないとこれから先続けることは難しいんです

もちろんゲーム開発の会社とかWEB開発の会社なんかは、起業後数年で一気に伸びる可能性も秘めています。

ただ会社が化けるかどうかはギャンブルみたいなもの。

転職するのにギャンブルにかけるのはあまりお勧めしません。

もちろん20代であればそんな若い会社で勝負してもいいでしょう。

ですが、40代以降なのであればあまり若い会社よりも、じっくりと成長している会社を選ぶべきだと思いますね

急成長が売り

急成長している会社というのは、どんな成長の仕方でも危険性は高いことは認識しておきましょう。

  1. 商品が大ヒットし急成長した
  2. 市場が拡大し急成長した
  3. 資金調達を繰り返して急成長させた

まず1のパターンは、近年ではスマホのゲーム会社などでよくみられるパターンです。

中小企業ではありませんがガンホーみたいにパズドラ1つで急成長するパターンもありますし、メルカリのようなパターンもあります。

ですが、ガンホーだっていつまでもパズドラがヒットし続ける補償はありません。

既にちょっと下火な感じもしますし・・・

急成長すると人手が足りない。

そこで一気に増員したしわ寄せがいつかやってきます

となると、せっかく転職成功したはいいけど、今度はリストラの対象になる恐れもあるのです。

2のパターンは、今まさにコインチェックのような会社ですね。

仮想通貨というビッグビジネスに乗っかり、会社は急成長しましたが、その成長に会社の土台がついていかなかったみたいですね。

3のパターンは、いわゆる自動車操業。

ちょっと無理な融資を受けてでもゴリゴリと事業を拡大し成長してきたパターン。

この手の会社は、資金繰りにはかなり苦しんでいますので、前述したHPなどで経営状況を確認するといいでしょう

まとめ

東芝のような大企業ですら歯車が狂えば経営難になるというのに、中小企業なんてもっと危険な要素を秘めています

ですが、中小企業でも地道に成長を続け、強固な基盤を築いている会社も数多く存在します。

そんな中小企業こそが、40代にねらい目の企業となります。

40代の転職はおそらく最後の転職になるはずです。

キッチリと企業の経営状況を見極め、極力自分にあった企業探しを心がけましょう。