転職活動をする時、最も重要なのは面接です。
書類審査に通っても面接の印象が悪ければ絶対に内定は取れない。
逆に言えば、書類審査通過後面接だけなんとかすれば内定は勝ち取れるモノです。
適性検査なんてほとんど意味ないですからね。
で、面接で必ず聞かれるのが転職活動をしている理由。
この理由は何を伝えればイイのか?
目次
転職活動する理由
ネガティブな理由はNG?
そう言っちゃダメ! 「4大不満」による転職、面接で理由をどう伝えればいい?(NIKKEI STYLE) https://t.co/ymx6nyc22K
— ピカタロウ@システムエンジニア (@piccataro) 2018年4月17日
こちらの記事では以下の4つの不満を伝えてはイケないとしています。
1.「評価に納得できない」
2.「職場の人間関係が良好ではない」「上司とソリが合わない」
3.「今の会社ではやりたい仕事ができない」
4.「経営状態が悪く、会社の将来性に不安がある」
これって本当なのか?と思うかもしれませんが、確かに転職のエージェントからもこのようなネガティブな理由は伝えないようにとアドバイスされます。
でもこれらの理由を伝えずに会社を辞めたい理由を伝えるのって結構難しいです。
だって会社を辞めたい理由のすべてがこの4つって言ってもいいくらいだし。
評価が納得できない。
出来てれば辞めないし。
上司とソリが合わないから辞めるんだし、次の職場に合わない上司がいることもりかいしているけど、今のモンスターとは付き合い切れないってことだから。
やりたい仕事が出来ない、もちろん自分の理想通りにはならないことは理解しているけど、自分が求める方向とは逆方向なのであれば続ける必要ないし。
経営状態が良ければ将来に希望も持てるし。
会社を辞めると決めたのならこの4つの理由は頭のどこかにあるはずです。
ですので、転職活動の面接では辞めたい理由の一つとしてこれらの要素を伝えてもイイと思います。
実際に入社の面接をしていたこともありますし、自分が転職活動してみた感想でもそう思います。
会社を辞めたい理由の要素がこの4つに含まれている、この4つの何もない人が会社を辞めようなんて思わない、そんなことは面接官もわかり切っています。
なので、完璧なポジティブ理由だけ伝えても逆に面接官は不信感を覚えるでしょうから。
転職活動の理由は?
それじゃ会社を辞める理由をどうやって伝えればイイのか?
本当の理由はこんな理由なんですが、面接用のポジティブ理由もいろいろと考えてみました。
実際に試した理由はこんな感じです。
40代になり人生の半分と考えた時、もう一度新しい環境で自分を試してみたくなった
これは各面接で伝えましたが反応はまぁまぁでしたね。
定年まで約20年と考えた時最後の転職になると思い勝負してみたくなった的なことを伝えましたが、それほど強いツッコミはなかったです。
ちょっとモヤっとした理由ですので、真の理由にはならないとは思いますが。
受注側ではなく発注側の立場を経験してみたかった
これは大手の情報システム部の面接で伝えた言葉ですが、反応は悪くなかったように感じました。
ただ発注側の立場に立った経験はありませんか?
と逆に不安を煽ることにもつながったかもしれません。
ただこの会社は内定まで届きましたので反応は良かったのかもしれません。
もう一つ上のレベルを経験してみたくなった
これ言うと必ずどんなレベルの仕事ですか?と聞かれます。
システムエンジニアであれば上流の仕事をメインで!という返答になると思いますが、もう一歩進んで管理職から経営的立場的なことを付け加えると反応は良くなります。
もっと自分の力を必要としてくれる会社に行ってみたくなった
これはちょっと不満的な感じを与えるようですね。
これ伝えると今の会社の評価に不満があるんですか?
という返しが来ますので、結局ネガティブ理由に引きずり込まれます。
面接の会話の中でチラッと伝える分には有効かもしれません。
今の会社では自分の役目を全うした
現在所属している会社に最大の利益をもたらした。
上司、社長からも功績を認められもっと自分の可能性を試してもイイんだぞ!と肩を叩かれた。
これは印象はかなり良かったです。
でも管理職以上の立場だと逆に取る人もいました。
もしかしたら社長さんや上司もあなたが仕事もって独立されると困るから厄介払いされたんじゃない?という感じの返しもありましたね。
面接官によって言葉の理解の仕方って様々だなぁと思わされました。
まとめ
転職するんだからネガティブな理由を一切伝えるなと言われてもそれは難しい話です。
ですので、ポジティブな理由を前面に押し出してフォロー的にネガティブを混ぜ込むと効果的です。
前述したとおり面接官も会社を辞めるという事はネガティブな理由が潜んでいることは知っています。
なので全く隠すという必要はありません。
大事なのは上手く幻惑させて理由を伝えるということですね。
この辺りの塩梅が難しいんですが、上手く会話の中に溶け込むように話す準備をしておくといいでしょう。