会社が10年後生存できるか?沈没船に取り残されないための見極め方

あなたの会社は10年後生き残ることが出来るでしょうか?

もちろん今の時代、10年後どころか5年後どうなっているのか?予測することが困難な時代です。

こちらの書籍の中でホリエモンも10年先の未来を予測することに意味がないと訴えています。

ですが、自分の会社の生存予想くらいはある程度出来るはず

まずは自分の会社の健康状態を見極めるための方法をここで紹介してみましょう。

沈没船に取り残されないために

会社の健康状態

会社の健康状態を如実に表しているのが財務諸表。

上場企業であれば四半期ごとの財務諸表の公開が義務付けられているため会社の健康状態をリアルタイムで把握することが出来ますが、中小企業の場合そうもいきません。

中には決算状況を毎年社員に公開し会社の状況を報告する会社もあるようですが、全く開示しない会社もあるでしょう。

ですが、会社の状況は財務諸表だけじゃなくてもところどころに出てくるものです

こんな事象が見え始めたらあなたの会社は危険信号と思ってもイイでしょう。

給与遅配

給与の遅配が発生する会社は黄色信号どころか赤信号です

社員の給与を払えないほどキャッシュに困窮している会社が今後立ち直ることはほぼ不可能です。

賞与が止まるくらいはよくある話ですが、給与が遅れるようになったら逃げ時。

あ、もちろん創業したてのベンチャー企業とかなら別です。

起業当初は給与止めないと支払い出来ないなんてよくある話ですからね。

ファクタリングをし始める

ファクタリングって早い話が売掛金を担保にお金を借りる事。

通常の融資は受けられない、売り上げはあるんだけど現金がないという会社がすがりつく最終手段。

ファクタリングをしているということは売り上げがあるということなんで給与遅配よりは全然ましなんだけど、キャッシュに相当困窮しているという事は間違いありません。

どこかのタイミングで融資が受けられるようになり、ファクタリングをしなくても回るようになっていれば問題ないんですが、永遠にファクタリングを続けるわけにはいかないですので。

しょうもない奴が幹部になる

ダメな会社、社長がイケてない会社からは優秀な社員はドンドン離れていくものです。

ということは残るのはちょっとこの人はどうなの?という社員ばかり。

できる幹部が抜けていく、で仕方なくちょっとイケてない社員が幹部になる。

イケてない社長にイケてない幹部の会社。

これはもう未来がない。

自分の周りのちょっとコイツどうなんだ?!という社員が出世し始めたらその会社は黄色信号から赤が灯り始めます。

まとめ

会社の健康状態は常に把握しておくといいです。

一般社員だとなかなか財務状況までわからないのですが、社長や幹部と積極的に絡んでいるとポロッと本音が出るもんです。

ゴルフに行ったり飲みに行ったりという行為はこんなところで役に立ちます。

社長がゴルフの際にポロッとこぼした情報に実は有益な情報が潜まれていたりするものです。

自分を守ってくれる会社の見極めはとっても重要なのです。