果たして10年後、AIに奪われてしまうのはどんな仕事なのか?
堀江貴文氏と落合陽一氏共著のこちらの書籍の中でいろいろと紹介されています。
10年後の仕事図鑑 新たに始まる世界で、君はどう生きるか /SBクリエイティブ/落合陽一
ただホリエモンも書籍の中でこう伝えていますが、10年後の未来なんて誰にも分らないからそもそも考えるだけ無駄。
10年後無くなる仕事予想なんて血液型占いくらいの精度しかないと。
まぁ確かにその通りです。
10年前ユーチューバーが億万長者になるなんて誰も分からなかったくらいですから。
なので10年後の未来なんて血液型占いくらいの気持ちで読んで欲しいのですが・・・
書籍の中でも10年後AIに奪われる可能性が高いとされている税理士とか社労士。
でもね、税理士も社労士も自分の仕事が無くならないことは、税理士・社労士当の本人が一番知っているのです。
AIで税理士・社労士はいらなくなる?
なぜ税理士・社労士はいらなくなるのか?
書籍の中ではこのように書かれています。
会計士や税理士、社労士など法律をベースに判断する仕事はAIの得意領域。
確かにその通りです。
AIまでいかなくてもIT化の流れにより昔ながらの会計士、税理士、社労士、行政書士の業務は明らかに減っています。
E-GovやE-TAXの普及により手続きはドンドンIT化されています。
今まで面倒だった紙ベースの手続きが減り、手書きの業務は減り続ける一方。
さらに会計ソフトや給与計算ソフトの進化により、専門的な知識がない素人でも業務をこなせてしまう時代。
そこにさらなるAIという技術が流れ込めば、税理士・社労士の仕事なんて壊滅状態。
そりゃ10年後仕事が無くなると言われても仕方がない。
でもそんな逆風満帆な中でも確信を持って言えます。
どんだけAIが発達したところで税理士や社労士の業務は無くならないってことを。
なぜ税理士・社労士の業務は無くならないのか?
なぜって普通に考えれば簡単な話なんだけど、IT化、AIによって仕事が無くなる!
って言っている人は誰?
ちなみに先ほど紹介した「10年後の仕事図鑑」の著者は落合陽一さんとホリエモンこと堀江貴文さん。
ホリエモンはもはや説明する必要がないほどの有名人。
ITの寵児、東大中退後一代でLivedoorという上場企業の代表取締役社長を勤めていたほどの敏腕の元経営者。
今もメルマガ、サロン、ロケット開発など多角的に活動を広げるスーパーマンです。
落合陽一さんは、メディアアーティストという肩書のほか、東京大学で博士号を取得し、筑波大学の准教授、さらに会社の経営にも携わるこれまたスーパーマン。
この人たちは、一般のサラリーマンや中小企業の経営者から比べてもかなり高いレイヤーにいるスゴイ人たちなんです。
こんな人たちが税理士とか社労士の顧客の事を知ってると思いますか?
税理士とか社労士の実務を知っていると思いますか?
こんなスゴイ人たちには、税理士とか社労士が日ごろ扱っている顧客がどんな人たちなのか想像すらつかないのです。
税理士とか社労士が相手にするのは、社員数数名の中小企業や零細企業がメインなのです。
もちろん大手の大企業をクライアントにしている士業の方々も数多くいますが、その方々はおそらく大手の事務所の方々。
個人とか数名で事務所を開いている士業の人たちは、ホントに小さい零細企業と呼ばれる会社がメインの顧客なのです。
そんな零細企業の社長さんたちは、教養なんて全くないんです(こんな言い方をしてすみません)。
零細企業の社長さんたちは、体力と人間関係とネゴシエーションと根回しと接待とお酒とゴルフと、そんなもんで仕事を取ってきて、数名の職人を従えながら小さいながらも事業を作り上げてきた人たちなんです。
この人たちは、法律だ、会計だ、労務だ、そんな面倒くさいモノには一切興味がないんです。
興味があるのは、仕事とお酒とゴルフとお姉ちゃんくらい。
でもそんな人たちが日本の建築やインフラなどを支えていたりするんです。
AIが発展したところで、現場作業員や建築、工事などのマンパワーの重要性は減りません。
むしろ人手不足の日本で、今後貴重な人材になっていくはずです。
その人たちのお手伝いをするのが税理士とか社労士の仕事。
この人たちの仕事が無くならない限り税理士とか社労士の仕事が無くなることはありません。
でもいずれそんな零細企業の社長さんもAIを駆使して手続きをするようになる?
そんなバカな話がある訳ないじゃないですか。
申し訳ありませんがそんな未来は、いつになってもやって来ないんです。
だって零細企業の社長さんの手元には今何がありますか?
昔のパソコンよりも高性能な、iPhone、Androidというスマホがあるんです。
これから先の時代、スマホだけで手続き業務もできるようになるかもしれません。
ですが、そんな社長さんたちはその高性能のスマホで、税理士とか社労士に電話をかけて業務を依頼するんです。
OK!グーグル!といえば検索できるのにも関わらず、自分で調べるの面倒くさいから税理士、社労士に丸投げなのです。
そんな社長さんを見ている税理士、社労士は知っているんです。
税理士、社労士の業務はしばらくどころか、いつまで経っても無くならないということを。
資格はこれから先も強い味方になる
AIの流れは止めることは出来ません。
今後確かに単純作業はドンドン機械に奪われるでしょう。
確かに駅の切符切りは自動改札機に変わり、高速道路の料金所はETCに変わり、雑誌や新聞の記事はすべてデータになった。
でも無くならない仕事も山ほどあるし、自分の仕事が無くならない事を知っている人も山ほどいる。
AIなんてみんなの生活を便利にしてくれるグッズの一つ。
人間のライバルなんかには、決してなり得るはずがないんです。
伝統ある資格業の仕事もこの先数年いや数十年はなくなることはないでしょう。
むしろAI、ITが複雑化することによりさらに需要が増えてくるのが税理士・社労士なのかもしれません。
だからこそ、サラリーマンは積極的に資格を取得すべきです。
サラリーマンのうちに資格を取って、将来に備えておけば老後の仕事に困ることも無くなるかもしれません。
もう一度言っておきます。
税理士・社労士の仕事はAIなんかに奪われることはあり得ません。
資格を取る気になったら気軽にスマホで学べるオンライン講座がとても便利です。
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