転職市場が活発化し、今では40代どころか50代だってそこそこのキャリアを積んでいれば普通に転職できる時代になってきました。
実際私の転職先の周りの同僚も、みんな40代で転職してきた奴らばかりです。
そんな時代に入っています。
しかも今は絶好のフォローウィンド。
今この時にモジモジと転職を悩んでいたら絶好のチャンスをミスミス棒に振ってしまいます。
今こそ転職市場に身を投じるべき。
でも学がないし、キャリアは積んできたけど適性検査とかで落とされたらどうしよう。。。
そんな悩みは私も持っていました。
それでは実際の転職市場ではSPIとか適性検査対策は必要なのでしょうか?
適性検査対策
適性検査対策を実施する企業の割合は?
40代を過ぎた中年層の人材を採用するにも適性検査を実施する企業はやはり多いようです。
実際私は合計20社近い企業の面接を受けてきました。
その企業の内訳はこんな感じです。
上場企業または上場企業の子会社 8社
社員数100人以上の中小企業 10社
それ以下の会社 2社
このうち適性検査を実施した会社は7社でした。
最終面談や二次面談前に辞退してしまった会社もありますので、その会社が適性検査をやっていたと仮定すれば約5割の会社で適性検査を実施されました。
ちなみにいわゆる上場企業と呼ばれるような企業はすべて適性検査がありました。
大手の上場企業を目指すのであれば適性検査は避けて通れません。
適性検査の内容は?
適性検査の内容は各社それぞれ異なります。
最も多いのは一般的な性格診断のような軽いモノ。
これはハッキリ言ってやって意味あるのかな?
というような内容です。
実際私も求人側に立ちこの手の性格診断を実施しましたがホントの参考程度。
このような性格診断だけであれば、適性検査対策なんて全く必要ありません。
中にはSKK式適性検査(V-CAT)と呼ばれる試験を実施した会社もありました。
987387261780193876578
↑↑このよう数字がずっと羅列されていて一つずつ足し算をして一桁の数字を記載していく試験です。
98なら足して17だから7と記載、その次は8と7を足して15だから5を記載。
これで仕事の集中力がわかるようなんですが、これもあくまで参考程度なんでしょうね。
自分ではあんまり出来た気はしませんでしたがこの会社は内定出ました。
TG-WEBのような激難しい試験をする会社もありました。
自宅でのWEB受験だったのですが、この会社は最終面談前に辞退してしまったので結果はわかりません。
ハッキリ言って相当難しいです。
こんなもん完璧に出来るような人を転職市場で探しているとしたら誰も採用できませんので、これも参考程度なんじゃないでしょうか?
中にはスキルを診断するテストを実施する企業もあります。
私のようなシステムエンジニアには、SEとして知っていなければいけない最低知識を問う試験を受けさせられますが、これも気にする必要はありません。
点数ボロボロだったけど普通に内定出ましたので。
ちなみに新卒採用で実施されるようなSPI検査を採用している企業は私が探した中ではありませんでした。
中小企業は?
中小企業の大半は適性検査はありませんでした。
中には一発面接で即内定という会社もありましたし、同じような面談を3回する会社もありました。
中小企業は適性検査なんてしている余裕はありません。
中途の即戦力を取れるのであれば試験なんてムダ。
実力と人柄を最優先に判断します。
そんな意味では転職市場に向いているのは中小企業なのかも?
結論
私の結論としてはあくまでも30代以上のキャリア転職であればSPIなどの適性検査対策は一切不要です。
お値段以上でお馴染みの企業は、現在社内SEを積極採用していますがこちらは3次検査までパスしないといけないらしく、この手の会社にどうしても転職したい人はキッチリ対策をしておいた方がイイでしょう。
ですが、中途採用で欲しい人材は適性検査なんかで測れないことは求人側の企業が一番知っています。
転職活動に大事なのは職務経歴書の作り込みと盛り盛りの勢いで乗り切る面接だけです。
適性検査対策なんて過度にする必要なんてありません。
自分の経歴を信じて、真正面からぶつかっていってみて下さい。