以前、あるプロジェクトでご一緒したシステムエンジニアのお話です。
彼の名前はKさん(仮名)とします。
Kさんは年齢は42歳って言ってたかな?
42歳という年齢で・・・
なんと転職回数7回!!
そしてつい最近絶賛8回目の転職活動を終え、無事内定を貰ったんだそうです。
そんなKさんの経歴と転職活動の内容を聞いてきたのでお伝えします。
目次
転職回数7回のエンジニア
経歴
最初の就職
Kさんの大学は理系って言ってました。
ただ最初に勤めた会社ではエンジニアとしての業務はやらずに、主に営業をやっていたんだそうです。
Kさんは、ハッキリ言ってコミュ障気味なのであまり集団活動は得意じゃなさそうだし、対面での顧客との折衝は相当苦手そう。
なので営業職は全く肌に合わず、新卒で入社した会社は2年で退職したらしい。
最初の転職
その後、大学時代プログラム等を専攻していたこともあり、無事システム系の会社に転職。
そこからはプログラマとして活動してきました。
そのシステム会社には3年くらい勤めたらしいのですが、なんと会社が経営不振により倒産。
会社都合での退職ということになってしまいました。
3回目の転職
続いて入社した会社では、プログラマよりもシステムエンジニアとしての活動を期待されて転職。
これが3回目。
そしてここからKさんの履歴書は荒れ始める。
入社した会社の上司と折り合いがつかなったようで、事あるごとに衝突。
挙句の果て手まで出してしまうほどモメてしまったんだとか。
会社側もKさんの言動にしびれをきらし、わずか3か月で解雇宣告。
試用期間中で会社から追い出されてしまったそうです。
4回目の転職
失意のKさんは、一度仕事を休もうかとも思ったそうですが、収入面に不安がありすぐに転職を決意。
前職よりもちょっと大きめの派遣系の会社に正社員として転職しました。
これが4回目。
この会社はそこそこ居心地がよかったらしく、3年ほど続きました。
5回目の転職
ですがKさんここで何をとち狂ったのか、居心地のよい会社を捨て高収入が狙える会社へ転職を決意。
その会社は従業員10名程度の中小企業。
Kさんと同じ現場で働いていた人の紹介で入ったそうですが、ここでもKさんのコミュ障が火を噴く。
社長さんの方針が気に入らなかったらしく、また大暴れ。
結局この会社もわずか3か月でお払い箱。これが5回目の転職となった。
個人事業主時代
さすがにKさんも会社員という立場に嫌気がさしたのか、そこからしばらくは個人事業主として活動。
フリーランスエンジニアとして1年程度働いていたそうです。
Kさんは会社員時代から、フリーランスになった時に備えレバテックフリーランスに登録していたそうです。
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6回目の転職
1年くらいの個人事業主期間を経て、6回目の転職。
この会社は1年くらい続いたんだそうですが、個人事業主時代よりもガクッと収入が落ちてしまったため、また転職を決意。
7回目の転職
そして7回目の転職。
この会社では収入が200万円近く上がったそうですが、その分激務。
毎晩深夜帰りが当たり前、土日祝日もお構いなしの勤務状況。
高収入という言葉に釣られた自分を悔やんだが後の祭り。
なんとか半年程度は勤務を続けたが、精神的、体力的に削られてしまい、わずか半年でドクターストップ。
その後、復帰するまでに1年くらいかかってしまったんだとか。
起業家時代
そして、復帰後は自分で会社を興し一人社長として活動を始める。
起業した当初仕事自体は途切れることなく入ってきたそうですが、エンジニアとしての業務以外の見積、請求、記帳、会計などの業務を一人でやるのが最も苦痛だったんだとか。
次第に請求などの漏れが多くなり、信用を失い始め徐々に仕事も減っていく。
そして会社経営7年目でギブアップ宣言。
また改めてサラリーマンに戻るため転職活動を開始。
これだけ履歴書が汚れているとダメかと思っていたそうですが、意外とすんなり内定を貰い現在は数年ぶりにサラリーマンとして活動しているそうです。
この会社では何年もつのでしょうかwww
Kさんの転職活動
Kさんの年齢は42歳。
エンジニアとしての経験年数は18年程度。
転職回数は7回
しかもわずか3か月という短期間で2回も会社を辞めている。
エンジニアとしての経歴はかなりのものですが、年齢と転職回数の多さにより転職サイトからの応募はほとんど書類選考で落とされてしまうらしい。
そこでKさんが転職活動のメインに据えたのが転職フェア。
転職フェアの場合、書類を事前にじっくり見られることはない。
そして転職サイトでは人を取ることができないような中小企業が積極的にアプローチしてくる。
だから転職フェアの方が汚れた経歴でも引っ掛かりやすいことに気づいたんだそうです。
同時期に開催されていた転職フェアすべてに参加し、なんと3社から内定を取ることに成功。
その中から一番働きやすく、長く続けられそうな会社を選んだとのことでした。
一言で転職といってもいろんなやり方があるんですね。
まとめ
システムエンジニアならKさんくらい履歴書が汚れていても内定貰えちゃうということです。
もちろん40歳前後で転職回数7回となると、すんなりとは決まりませんが、技術と経験があれば十分転職は可能です。
システムエンジニアという職業なら、しばらく仕事にあぶれることはありません。
40代だろうが50代だろうが普通に転職できるのがシステムエンジニア。
どんな業界に行こうか?迷っている学生は、IT業界に入るべきですよ。
だって仕事は山ほどあるんだから。
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