40代システムエンジニアこんな経歴の人は転職に苦労する5つの例

40代でもシステムエンジニアなら転職活動は楽勝な時代です。

IT業界の人手不足はもはや致命的。

40代、50代の労力を使わなければ仕事はあるけど受注できない。

そんな時代だもの。

40代なんてまだまだ活躍の場は山ほどある

でもね、いくらシステムエンジニアが売り手市場とはいっても、こんな人たちは転職活動に苦労します。

転職に苦労するシステムエンジニア

レガシーなスキルしかない

エンジニアとしての経験は長いけど、そのキャリアのほとんどが汎用機。

汎用機しか触ったことがない。

というようなキャリアだと、さすがにちょっと転職活動には苦労するでしょう。

もちろん、まだ汎用機を現役バリバリで使用している企業もありますので、そんな企業には必要な人材かもしれませんが、なにぶん球数が少ないのです。

仮に汎用機のスペシャリストを採用したとしても、案件がめったに入ってこないのでなかなかアサインできる確率はない。

となれば企業側も積極的に採用しにくいのです。

ですので、自分は汎用機しか触ったことがない!という人は、積極的にオープン系、クラウドなどの新しい知識を身に着ける努力をすべきです。

いくらなんでも今どき汎用機しか触れない環境の会社なんて無いはずです。

自分から動こうという気がないから汎用機に逃げているだけ。

貪欲に新しい技術を身に着けよう!という気持ちが強ければ、転職で苦労するなんてこともありません

就業地域にこだわる

東京や大阪などの大都市での就業にこだわるのであれば全く問題ありませんが、地方都市で就業にこだわるとなかなか転職活動は苦しみます。

ITの仕事は東京近郊に一極集中し、続いて大阪、名古屋、その他というレベルです。

ですので、札幌、仙台、福岡、広島のような地方都市じゃないと働けません!

という縛りがあるのなら、それ相応のスキルと経験が求められるでしょう。

世の中はマーケット原理で動いています。

仕事がたくさんあるところに求人もたくさんある

ITの仕事は東京近郊にたくさんあるんだから求人だって東京近郊に群がります。

もし転職活動に苦戦しているのであれば、地域という縛りを解いてみるのも一つの手段です。

ブランクが長い

Windows95が発売されてからすでに20年以上の歳月が経過しています。

もちろんそれ以前にもコンピューターの仕事は存在してましたので、コンピューター関連の仕事自体すでに40年近い歴史があります。となれば、一昔前システム関連の仕事をしてたけど、今は全く畑違いのジャンルにいるという人も多いのは当たり前。

私の知人にも10年前まではシステムエンジニアをやってたけど、今は全然違う仕事という人も数名います。

そんなブランクが長すぎる人たちはさすがに苦戦するのは当たり前。

10年前の技術と今の技術では浦島太郎レベルの差がありますので、10年前の知識しかないようじゃ今の技術にはついていけない。

そんな元システムエンジニアでは、現場レベルの仕事は任せられません。

ですので、ブランクがあると言ってもせいぜい5年程度

それ以上のブランクがあるとかなり厳しくなります

もちろん、ブランクとはいってもその間ソリューション営業をしていたとか、個人事業主でホームページ作成を請け負っていたとか、まったくITとは無関係の仕事をしてたわけじゃないのであれば大きな問題にはなりません。

10年ブランクがある。

その間はタクシーの運転手をしてた。

というような完全に無関係の仕事からシステムエンジニアに戻ろうとするのなら、相当な苦労が待っているのは間違いありません。

キャリアが浅い

40代でキャリアが浅いというのはちょっと絶望的です。

マネジメント経験がないとか、逆にマネジメント経験はあるがここ数年実務はあまりやっていないというのであれば、まったく問題ありません。

前者なら技術のエキスパートとして採用されますし、後者なら管理職として採用される見込みが高まります。

ですが、40代で業界経験3年とかだと相当苦しいと考えてください。

40代のシステムエンジニアが引く手あまたなのは、スキルにプラスして経験が加味されるから。

経験が浅いのであれば、若い人を取った方がいいのです。

もし40代でキャリアをあまり積めていないのなら、しばらく転職は見送った方が無難です。

40代後半、50代になってもシステムエンジニアならまだキャリアアップ、収入アップのチャンスは残されていますので、キャリアを積んでから転職を考えた方がいいでしょう。

大企業出身

大企業出身者は、転職市場ではあまり好まれません。

大企業のSIer等で勤務していたエンジニアが、中小企業に転職するのであれば、今まで自分が使っていた立場から使われる立場へとシフトすることになります。

それが全く問題ない。

そんなことは想定の範囲内だ!

という懐の深さがあれば問題ないでしょう。

でも、人間そんなに簡単に割り切れるもんじゃありません。

大手にいたというプライドはなかなか拭い去れるものではありません

中小企業の人事採用者は、大企業出身者が使いにくい存在だということは周知の事実です。

大企業というブランドを捨てて、一からキャリアを積みなおす!という強い意志があればこそ転職活動はうまくいくはずです。

まとめ

そもそも40代の転職というのは、まだまだ危険という認識が世間一般の常識です。

40代でもドンドン環境を変えるべきだ!というような先進的な考えはまだ浸透してないんです。

だから、システムエンジニアだって上記のような人たちは転職に苦労してしまいます。

もっと転職市場を活発化させ、終身雇用なんて古臭い看板を捨てられるような時代になってほしいものです。

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