小さなころから勉強を頑張り、そこそこ有名な大学に入った。
そして、そこそこ名の知れた大企業に就職できた。
親の望みはすべて叶えることが出来た。
これで人生勝ち組のレールに乗ることが出来た。
でも・・・いざ会社に入ってみたらなんか違う。
本当にコレが勝ち組の人生なんだろうか?
こんな閉塞感のある会社が自分が望んでいたゴール何だろうか?
取引先の中小の社員たちはみんな貧乏くさい恰好をしている。
ヨレヨレのスーツに、擦り減ったボロボロの靴。
いい年して年下の大企業の社員にペコペコと頭を下げる。
こんな人たちみたいになってはいけない。
そう思って頑張ってきたはずなのに・・・
よっぽど、そんな人たちの方が楽しそうに仕事をしている。
幸せそうな顔をしている。
勝ち組の私なんかより、ずっと素敵な笑顔をしている。
大企業なんてこんなもんなんだろうか?
大企業を辞めて中小企業とかベンチャー企業に転職したらどうなるんだろうか?
数年後、やっぱり後悔するんだろうか?
定年後まで同じ会社に通う寂しい人生の末路(東洋経済オンライン) https://t.co/QMNKtRK6yz
— ピカタロウ@システムエンジニア (@piccataro) 2018年7月17日
大企業からの転職
後悔のない人生
まず最初に言っておこう。
後悔のない人生なんてない!
ということを。
あの時もっと勉強しておけば・・
あの時もっと就職活動頑張っていれば・・
あの時違う大学を狙っておけば・・
あの時もっと野球の練習頑張っていれば・・
あの時好きだった彼女に声をかけておけば・・
あの時結婚なんかしなければ・・
あの時資格を取っておけば・・
あの時起業していれば・・
あの時ビットコイン売っておけば・・
後悔なんて人生の中でいくらでもある。
あぁ~、自分が頼んだメニューより隣の人が頼んだ定食の方が美味しそうだったな。。
てな具合に人生は後悔の積み重ねのようなもの。
だけど、そんな小さな後悔をずっと覚えている人はいない。
人間の脳は小さな後悔は、毎日忘れるようにプログラムされているんだろう。
じゃないと毎日辛くて生きてられないからね。
でも・・・
大きな後悔だけはずっと胸に残ったまま。
あの時、なんでオレは思い切って人生勝負できなかったんだろうか?
やるなら今しかない!
今絶対にコレをやりたい!
将来後悔するかもしれない!でも勝負してみたい!
と本気でやりたい!と思っていたことをやれなかった後悔は一生心から離れない。
ずっと忘れられないように脳にしっかりと保存される仕組みになっている。
今本気でやりたいと思ったことを諦めたり、なぁなぁにして流してしまうと、信じられないほど大きな後悔をすることだけは覚えておいていてほしい。
大企業は楽園ではない
大企業を辞める人はバカなのか?
大企業は、もちろん中小企業よりいたるところで優遇されている。
給与面は段違い。
福利厚生面も完璧。
なんだかんだ言ってなかなか倒産しない。
下請けに頭を下げる必要なんてない。
中小企業からすれば羨ましいことばかり。
それなのに毎年大企業を離れ中小企業に移籍したり、起業したりする人が後を絶たない。
それはなぜなのか?
それは大企業はパラダイスではないからです。
大企業に行けば確かに安定している。
だけど、自分一人いなくなったところで何にも変わらない。
自分一人頑張ったっところで何にも変わらない。
自分なんて大きな歯車を回すための小さなパーツの一つ。
スペアなんていくらでもある。
代わりなんていくらでもいる。
だから自分の存在価値を大企業では見つけられないという人もいるだろう。
そして大企業の場合、とにかくプレッシャーがキツイ。
システム系の会社だと大企業の社員はいきなり上流工程からやらされる。
20代そこそこでPM業務をやらなきゃいけない。
パートナー会社からきた一回り以上離れたオッサンを従えてプロジェクトを取りまとめ、顧客とガチで折衝しなければならない。
上司からの容赦ない重圧、言う事を聞かないオッサンども、そして顧客からの圧。
連日のプレッシャーに押しつぶされ逃げるように大企業を去っていく人も多い。
大企業はそりゃ待遇は言い。
でもその分恵まれない部分も数多くある。
決して楽園ではない。
そこに気付いた人は、さらなる楽園を求めてさまよい続けるのだ。
中小企業も悪くない
中小企業も決して悪くないんです。
中小企業は、少数精鋭。
あなた一人いなくなっただけで、会社はパニック。
だって現場のプロジェクトを回しながら、営業もして、管理職もして、時には採用にも駆り出される。
一人何役もこなしてくれないと会社のリソースが足らない。
出来る人ほどいろんな荷物を背負わされる。
だけどやりがいはある。
居心地もいい。
仲間との絆も深まる。
将来管理職を超え、役員ともなれば定年という垣根もなくなり長く働くこともできる。
そんなに高給取りではないけれど充実感は半端ない。
こんな生き方も悪くない。
中小企業や出来立てのベンチャー企業には、いっぱい夢が詰まっている。
大企業では絶対味わえない経験をすることが出来る。
それが中小企業。
大企業に疲れた人が中小企業に行くことは決して悪いことばかりじゃない。
大企業では出来ない経験をするために中小企業に行きたい!
中小企業を大企業より幸せな会社にしたい!
という思いを持てるのであれば、大企業を辞めたところで決して後悔することはない。
大企業だけが人生じゃありません。
大企業にすがりついたままダラダラと決断を延ばしていたら、人生最大の後悔をすることになるかもしれません。