システムエンジニアになれば50代になっても十分仕事はあります。
てか、50代でも引く手あまたの状態です。
でもIT業界なんて全く未経験だし、そもそもパソコンだって全然詳しくないんだけど・・・私でも大丈夫?
という方へ、ご安心ください。
筆者の私も30歳全の未経験からインフラ系のエンジニアになり、すでに20年近く食えていますので。
今回は全くのIT業界未経験者がシステムエンジニアの中でもインフラ系のエンジニア(以後インフラエンジニア)になるにはどうすればいいのか?
という視点でご紹介します。
目次
未経験者がインフラエンジニアになるには?
インフラエンジニアって何?
そもそもインフラエンジニアって何?
IT業界にいない人は全くわからないと思います。
インフラって言うと電気とかガスとか水道とか道路とか、社会の基盤を支えるインフラストラクチャーのことをイメージしますよね?
コンピューターの世界も同じようにイメージしてもらえばいいです。
コンピューターとかITって一言で言い表せない程幅広い。
インターネットもあればパソコンもある、スマホのアプリだって携帯の通信だって広い目で見ればIT。
このITの基盤を支えるのがインフラエンジニアなのです。
分かりやすい例で説明してみますね。
例えば家のパソコンでYahoo!Japanのサイトを見るとします。
Yahoo!Japanにたどり着くためには、家のPC⇒家に設置してあるルータ⇒インターネットプロバイダ⇒インターネット⇒Yahoo!Japanのサイトが設置してあるサーバ。
という経路でたどり着きます。
特にインフラエンジニアが必要とされるのは、インターネットからYahoo!Japanのサイトが置いてあるサーバの間です。
Yahoo!Japanというサイトを配置するサーバを作ったり、インターネットへつながる経路を作ったり、サイトが落ちないような仕組みを作ったり。
そんなインターネットとかソフトウェアの基盤を作ったり管理したりするのがインフラエンジニアです。
インフラエンジニアの種類は?
インフラエンジニアとは大きく分けるとこんな種類の仕事に分かれます。
- サーバエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
サーバエンジニアは、前述した例でいえばYahoo!Japanのサイトを置くサーバを作る人たち。
Yahoo!Japanにもいろんなサービスがありますので、例えばYahoo!メールだったらメール用のサーバを作ったりする人たちです。
ネットワークエンジニアは、インターネットからYahoo!Japanのサーバまでの通信機器を設置したり設計したり、設定したりする人たちです。
データベースエンジニアは、Yahoo!Japanの個人情報とか顧客情報とかをデータに格納するためのデータベースを構築したり管理したりする人たちです。
この人たちを総称してインフラエンジニアと呼びます。
需要はあるの?
インフラエンジニアって需要はどうなの?
どうしてもITのエンジニアと聞くと多くの方はプログラマを思い浮かべるはずです。
プログラマなら全くの素人でもある程度どんな仕事をするのかは理解できるでしょうし、明らかに需給バランスが崩れているのもわかるはずです。
でもインフラエンジニアなんて必要なの?
と思うかもしれませんが、今むしろインフラエンジニアの方が圧倒的に人材難です。
プログラマは、学生時代に勉強してきている人も多く、新卒からプログラマになり、そのままプログラマとしての経験を積んできている人が多い。
ですが、インフラエンジニアってなろうと思わないとなかなかなり手がいない。
だからなのか完全に需給バランスが崩れているのはインフラエンジニアなのです。
現時点では、50代どころか60代になっても十分仕事があるほどインフラエンジニアの世界は需要に満ち溢れています。
ですので、安心してインフラエンジニアの世界を目指してみてください。
パソコンは必要?
インフラエンジニアになるにはパソコンは必要なのか?
正直、後述するIT系のスクールへ通ってしまえばそこで学習できますので、必須ではありませんが持っておいた方がイイでしょう。
自宅で学習するには必要だし、後々パソコンで作業することも多くなるはずです。
ですので、インフラエンジニアになろうという人は、スマホ全盛のご時世でもパソコンは購入した方がイイかもしれません。
Macがいいのか?Windowsがいいのか?
プログラマとかデザイナーの世界ではMacが中心なのかもしれませんが、インフラエンジニアはほとんどWindowsしか使いません。
Macだとむしろ自宅で検証とかするのに支障になる可能性がありますので、Windowsを買っておくと無難です。
自分のパソコンでプログラミングとかするわけではないので、パソコンならなんでもよいです。
出来れば持ち運びに便利な小型のノートパソコンを買っておくとイイでしょう。
ノートパソコンの選び方は、国産よりも海外のメーカーのパソコンを買った方が勉強になります。
NECとかFUJITSUのパソコンは、いろいろと揃いすぎていて、しかも高い。
パソコンは消耗品ですので、HpとかAserとか安いメーカーのパソコンを購入しれば十分です。
自宅で学習するにはどうすればいい?
インフラエンジニアが自宅で学習するにはどうすればいいのか?
サーバエンジニアを目指すなら、自宅のパソコンで学習環境を作ってみるといいです。
Linuxというサーバ用のOSを自宅のパソコンにインストールすれば、いろいろとサーバの勉強をすることが出来ますので。
昔はWindowsパソコンにLinuxをインストールするのは結構大変だったんですが、今は仮想環境という環境を作れば簡単に自宅のパソコンでLinuxを作ることが出来ます。
自宅で練習するためのLinuxサーバの作り方はまた改めて紹介します。
ネットワークエンジニアになるのであれば、ヤフオクとかメルカリとかで安いネットワーク機器を買うとイイでしょう。
パソコンにインストールするシュミレータもありますが、実機に触ってみるのが一番勉強になります。
データベースは、前述したLinuxにデータベースをインストールして勉強することが出来ます。
スクールに通うか?会社の研修を利用するか?
最近はインフラエンジニアも人材難のため、未経験者を積極的に雇用して会社の研修で育てて売り出そう!という会社が増えています。
ですが、ハッキリ言って会社の研修制度を利用するのはお勧めできません。
会社の研修を受けるという事は、会社に縛られるという事です。
インフラエンジニアとして経験を積んだら、サラリーマンよりもフリーランスで生きていきたい!と思うかもしれません。
ですが、研修を受けたらその後数年間は会社を退職しないという誓約書を書かされることもありますし、同業他社の転職は禁止という書面を取られることもあります。
スクールとはいえ、キッチリと勉強してから就職活動をした方が、全くの未経験者よりも優遇されますし、自分の生きたい道を選べます。
ですので、今からインフラエンジニアになりたい!という人は、まずスクールで下地をつけてから就職活動をすることを強く推奨します。
就職・転職・フリーランス
まず未経験者からの就職ですが、パソコンスクールでベースを学び、資格まで取得しておけば普通に就職先は転がっています。
全くの未経験の場合、就職となると35歳くらいまでがデッドラインかもしれませんが、ちょっとでも経験をつけてしまえば、その先はいくらでも転職可能です。
未経験で入社した人は、最初の数年間は次のステップのための我慢の時期と捉え、時機を見て転職市場に参入し自分を高く売り抜けば、かなり稼げるエンジニアになれるはずです。
フリーランスで稼ぐのであれば、最低でも5年程度の経験は作った方がイイです。
プログラマなどと違い、インフラエンジニアは自宅で仕事を受注するというのはちょっと難しい職種です。
ですので、サラリーマンでもいい派遣社員でもいいので数年間経験を積み、タイミングを見てフリーランスの道を歩むと成功確率は劇的に上がります。
フリーランスとして生きていくのならまずはレバテックフリーランスに登録しておきましょう。
以上、インフラエンジニアで稼ぐための方法でした。