二刀流のススメ 
40代の転職志望のシステムエンジニアで年収800万円欲しいという人がいました。
その方はIT業界に20年くらいいるネットワーク系のシステムエンジニア。
確かに経験もあるしスキルもあるし資格も持っている。
これなら年収800万円でもいいかなぁ・・・
と思いましたが、ちょっと待て。
経歴を見ると管理経験がない。
マネジメント経験が一度もない。
ずっとメンバーとしてのプロジェクト参画。
・・・こんな経歴で年収800万円？？？
それはちょっと高望みし過ぎです。
マネジメント経験は必要？
なぜマネジメント経験がいるのか？
なぜ40代のシステムエンジニアはマネジメント経験が必要なのか？
どの会社も一人で現場に行くよりも複数人でプロジェクトに配属してほしい。
できれば、パートナー会社の社員とか新卒の社員とかを従えて複数人で行ってきて欲しい。
そりゃそうですよね。
一人で行くより複数人の方が売り上げが上がる。
新卒とか経験値の少ない人を連れて行ってくれると、その人たちのスキルも上がり、売り上げも上がる。
そして数年後、その経験値の少ないエンジニアが一本立ちして今度は若手を従えて現場に行く。
どの会社も道なき道を切り開くようなまとめ役が足りないんです。
まとめ役が欲しくてわざわざ40代のオッサンを採用するわけです。
それなのに40代のオッサンが単なるメンバー経験しかない。
若手を連れていく能力もない。
育てる能力もない。
単なるメンバーとしての活動しかできない。
言われたことしかやりません。
では会社としては価値を見出せないのです。
なのでそんな40代の年収は諦めが必要なのです。
マネジメント経験のエンジニアの年収上限
ずっと一人で現場にいた。
でも技術だけはあるよ！
という40代以降のシステムエンジニアの年俸の上限はせいぜい600万円程度です。
これでも貰いすぎくらいかも。
一般的な価値としては550万円くらいが相場です。
これが管理経験、管理能力があれば100万円くらい相場観は跳ね上がります。
さらに英語力や上流工程の経験年数次第でさらに100～200万円は上がるでしょう。
ですので、年収を上げたい！というのであれば、管理職から逃げてはイケません。
絶対イヤだ！
おれは生涯エンジニアだ！
という人は、年収にはどこかで区切りをつけましょう。
もちろんやればやっただけ自分の対価に跳ね返るような会社を選ぶというのも手です。
ですが、管理職なんかやりたくないという人は、フリーランスの方が向いてます。
フリーランスの方が実入りもイイですし、自分勝手に自由気ままに過ごせます。
フリーランスに管理能力なんて必要ない！
己の技術一本で食っていけますので。
フリーになりたい！フリーに興味がある！という人は、とりあえずレバテックフリーランスに登録だけしておきましょ。
