某転職サイトに登録しているとこんなスカウトが飛び込んでくるはずです。
書類選考免除!
いきなり役員面接!
いきなり社長面接!
実際にそんな案件に応募した経験も踏まえて検証してみます。
転職サイトのスカウト
書類選考免除
一般の求人の応募は、このような流れです。
転職サイト等に求人を掲載→応募→書類選考→面接→適性検査→2次面接(役員面接)→条件提示→内定
面接の回数や条件提示などの流れは各社それぞれ違うでしょうが、応募から書類選考そして面接までの流れは各社ほぼ横並びでした。
それが、近年は採用難のため各社趣向を凝らすようになり、転職サイトもその変化に対応するようになってきました。
転職市場はとにかく流動的です。
面接が1回じゃなきゃイヤだとか適性検査でSPIとかやる会社はイヤだとか。
そんな転職者のワガママに応じる形に企業側も転職サイトも変化しているのです。
その流れの一つが書類選考免除。
その会社の求人に応募してきた人は、全員とりあえず面接しますよ。
という形式です。
これはスキルがあまりない、経験値があまりない、40代以降の転職者にとってはありがたい取り組みです。
面接で自分のやる気や経験をアピールしたいのに、書類選考すら通らないのではスタートラインにすら立てない。
そのハードルを取り除いてくれるのですから。
ですが・・・実を言うと書類選考免除ってそれほど絶大な効果を発揮するモノでもありません。
特にシステムエンジニアのような技術系の会社の場合、書類選考免除とは言っても履歴書と職務経歴書を持って行った時点で、ほぼアウトの評価を下される傾向にあるようです。
人柄は良くても経験がないからな・・・
という形で面接で落とされるんじゃ書類選考免除にした意味ないじゃん。
ですので、技術系を売りにしている会社で経験値を重要視しているような会社から書類選考免除のオファーが来てもあまり大きな期待はかけない方がいいかもしれません。
もちろん、経験よりもやる気を重視!という方向性を打ち出しているのであれば、書類選考免除は貴重なカードになるでしょう。
いきなり役員とか社長面接
いきなり役員面接、いきなり社長面接ということは、書類選考も免除され一次面接すらスキップされます。
特急券を手に入れたような感覚を覚えますが・・・
まぁこれは大体わかりますよねww
いきなり役員面接とかいきなり社長面接とかのカードを切ってくる会社は中小どころか零細に近い企業ばかりです。
もしくは、面接担当がそもそも役員だったというケースがほとんどです。
大企業の役員とか社長がいきなり下まで降りてきて面接をするということはあり得ません。
以前「一回目から社長面接で最終面接です。」という求人の面接に行ってきたのですが、そもそもその会社の社員数は5人。
社長一人で営業から事務から経理・総務・人事をこなしている会社。
社長以外の5人の社員は全員客先常駐です。
そりゃ一回目から社長面接ですよね。
ですのでそれほど高価な特急券という期待はしない方がイイです。
ただ転職サイトに記載してある経歴を確認したうえで優先カードを使っているはずですので、誰にでも与えられるカードではありません。
なので少なからずも選ばれている、優遇されているんだと考えてもいいでしょう。