空前の売り手市場となっている現代。
特にIT業界は空前の人手不足。
一定の経験とスキルと持ったシステムエンジニアは、各社で奪い合い、まさに狂喜乱舞となっている。
だけど・・・いざ転職先を探そうとしても、これだけ会社があるというのに自分に合う会社はなかなか見つからない。
条件自体はイイんだけど、会社の雰囲気とか将来性とか、自分に合うかどうか・・・
なかなか決め手がないのが転職の悩み。
そんな中、自分に合う会社はどうやって探せばいいんだろうか?
転職先の探し方
なぜ中小企業を選んだのか?
前職の会社に辞表を叩きつけ、個人事業主として活動しながら転職活動を始めた私ピカタロウ。
まずは転職サイトに登録し、いくつかのエージェントに登録をした。
当然のことながら、ある程度のスキルと経験を持っていた私にオファーは一斉に降りかかってきた。
その中で、どうしても会ってほしいというパワフルなエージェントが一人いた。
彼はいわゆる転職エージェントの中でも、ヘッドハントを専門にしているスカウト中心のエージェント。
彼はとにかく熱心に声をかけてきた。
その彼の熱意にほだされ一度会ってみることにした。
彼が紹介した会社は、パっと見あまり興味をひかない中小企業だった。
実績もあり、財務状況も良いのはわかったが、目を引くような派手な売りはない。
ぶっちゃけ、この会社に転職するのなら、元いた会社でも変わらないのでは?
という思いから、その会社のオファーは断ることにした。
しかし、それでもスカウトの彼は必死に一度会ってほしい。
社長さんに会ってほしいんです!
と折れることはなかった。
しぶしぶ私はその会社の社長さんに会ってみることにした。
事前にホームページで顔は拝見していたため、どんな社長さんか知ってはいたが、まぁ想像通りの人だった。
だけど話しているうちに、社長さんの人柄や話口調、包容力などに魅力を感じていった。
そして何よりも私に対する期待。
私に担当してほしいポジション。
私への大きな評価に次第に心が惹かれていった。
面接が終わると、社長さんは私の手を握り「一緒に事業を創っていきましょう」と有難い言葉をかけてくれた。
それから数日、山のように入ってきた面接オファーを次々とこなしていった。
中には、自分が求めていた大手企業のシステム部門の会社もあった。
そして希望通り数社内定をいただいた。
一部上場企業からも内定を貰った。
でも・・・どうしても社長さんの期待を裏切ることはできなかった。
本気で我が社に来てほしい!
我が社の中心として次の世代を担ってほしい!
その思いに応えたいという思いが強くなり、結局他社の内定は辞退しその中小企業への転職を決めた。
条件は決して他社に比べて各段に良いワケではない。
決して膨大な金額を積まれたわけではないが、
あの社長の期待に応えたい!
あの会社を大きくしたい!
という思いが転職先を決める決定打となったのだ。
大企業がいいという訳ではない
中小企業で数年過ごしていた人は、次の転職先は大手がイイ。
大企業に勤めてみたいと思うかもしれない。
でも、大手へのあこがれだけで転職先を決めてはイケない。
大手には大手にしかない強みがある。
そして何より安定感がある。
しかしその反面、大手特有の文化がある。
私が大企業の面接を受けながらも感じていたことは、この会社に行ったら単なるいちエンジニアでしかなくなってしまう。
今までは中小企業の、会社自体の中心人物として動いていたのに、大手に入ったら数千分の1、いや数万分の1の存在でしかない。
そんなポジションでやる気が芽生えるのだろうか?
40代にもなると若いころのようなみなぎるパワーは必然的になくなっていく。
だんだんと加齢と共に衰えていく。
そんな萎える気持ちをもう一度蘇らせるのは、会社内でのポジションなのかもしれない。
会社内で重要なポジションにいられないのでは、この先65歳まで働き続けることはできない。
ずっと同じ会社に居続けることはできない気がした。
だからこそ転職先に中小企業を選んだんだ。
まとめ
転職先を選ぶとき、ただやみくもに大手だからとか、有名な会社だからという理由だけで選択するのはやめた方がイイ。
自分にあっている会社なのか?
自分はどのポジションで働かせてもらえるのか?
そのあたりを吟味して選んだ方がイイ。
特に40代の転職の場合、お金とか会社規模とかそんなものよりも大事なモノサシがあるはずです。
40年以上も生きてきて、自分が会社を選ぶときのモノサシが無いなんてさみしい限りです。
40代なんて人生の折り返し地点。
マラソンレースはまだ半分以上残っている。
あと40年を生き生きと暮らせる会社。
この会社なら残りの人生捧げられる!
という会社を探してみてください。
きっとあなたにあった転職先はあるはずです!