経団連がついに新卒ルールの廃止を発表しました。
https://www.asahi.com/articles/ASLB9540XLB9ULFA01C.html
これで新卒採用のヘンテコなルールが無くなり、いつでも企業が大学生を採用しにに行ける形になりました。
そもそも新卒一括採用なんてルールがおかしいんだ!
そんなんやってるの日本だけだよ!
的な声も聞きますが、多くの企業からすれば新卒一括採用の方が有難いんですね。
ではなぜ日本の会社は、新卒一括採用をするのでしょうか?
新卒一括採用
会社文化の定着
新卒で社員を採用することで企業文化を根付かせることが出来る。
なんだかんだ日本では、まだまだ転職がポジティブに捉えられてません。
一つの会社に骨を埋める。
こんな古臭い話がまだ根付いているんですね。
だから新卒で採用して、3年次にはこうなり、5年次にはこうなり、10年、20年経つとどのように昇進して・・・
という線路を引きその上を走らせる。
その間に企業の文化を定着させる。
そんな会社がいっぱいあるのです。
教育の合理化
中途で人を雇うと、経歴や知識、経験がバラバラになってしまいます。
それがほぼ同い年の新人を一気に雇うことで、合理的な教育を施すことが出来る。
全員横並びに教育することで無駄を省き、その中で社員の成長度合いの差を計ることもできる。
一石二鳥ってことですね。
給与テーブル
新卒一括採用をする会社は、キッチリとした給与テーブルに基づき給与査定をしていきます。
入社当時は、大卒なら何等級の何号から始まり、5年後に何等級になる。
主任になったら何号になり、課長になったら・・・
そんな感じで細かく決まっているんです。
だから一気に給料なんて上がりません。
20代は搾取され、30代でようやく取り戻し、40代で報われ始め、50代から搾取する側に回る。
これが新卒一括採用の会社。
退職防止
新卒一括で採用した社員の方が退職しない傾向にあるそうです。
これは、まぁ確かにそうかもしれません。
理由はいろいろ考えられますが、まずは横の繋がり。
同い年の仲間と一緒に研修を受けたり、成長していくことで孤独感からは解放される。
仲間が出来るわけです。
それが中途の場合は、基本孤独。
周りに同期の仲間なんてできません。
それに中途で入った社員というのは、当然一度は会社を辞めている人。
だから我慢ができないという考え方もあります。
新卒の方が辞めにくい、中途はすぐに投げ出して辞めてしまう。
これは統計データはないんですが、確かにその傾向は顕著に出ます。
親のプレッシャー
新卒で就職できないと親からのプレッシャーは半端ないっす。
親だけでなく親戚一同からも総攻撃。
はぐれメタル状態です。
大学を卒業したらその次には就職。
これが残念ながら今も昔も日本の家庭の正しい生き方。
だから大学出て就活に失敗し、ニートなんかやってたピカタロウなんてクズ中のクズ。
人間として認められないくらいw
本音としては、大学を出て数年間くらいは遊んでもいいんじゃないか?と思っている。
やりたいことがみつかるまで、しばらくフリーターなり、海外で過ごすなり、夢を見るなりしてもいい。
でもそんな考えが許させる過程はごくわずか。
大学出たら就職、これがフツーの生き方なんでしょうね。
あーくだらないw
奨学金
奨学金制度を利用して大学に行った人は、大学卒業後に遊ぶ余裕なんてありません。
大学を出たら、その後は奨学金という名の借金を背負った奴隷となるのです。
奨学金を返さなければならない人は、1年とかブランクを作るわけにはいきません。
ニートとかフリーターとかやってる場合じゃありません。
とにかくどこでもいいから就職して、毎月コツコツ支払わなければ返済できません。
奨学金を背負った人にとっては、新卒一括採用の方が助かります。
大学出たらとにかく就職させてくれて、仕事して稼がせてくれる方がイイんです。
とやかく考えている暇なんてない。
残念ながら奨学金という十字架を背負った以上、それが宿命なんです。
新卒一括採用とかバカじゃね?と思う人は?
そんな新卒一括採用にノーと言いたい人。
下らないし、バカじゃね?!
と思う人は、無理して就活なんてする必要はない。
自分がやりたい道を目指して没頭すればイイ。
システムエンジニアになれば、20代でフリーランスとして活動することも全然可能。
下手すりゃ普通のサラリーマンの、数倍稼げるようになっちゃいます。
就活ルールなんかに縛られる必要なんてないんです。
新卒一括採用なんてくだらない文化に迎合するこたぁない。
今の時代、パソコン1つ、いやスマホ1つあれば稼げる時代なんですから。
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