安倍晋三首相が70歳まで雇用継続できる社会をと明言されました。
もうすでに分かっていたことですが、これで日本のサラリーマンは最低でも70歳まで働かないと余生を送ることは出来ません。
60歳過ぎたらあとは年金で・・・なんて気楽な生活を送っている団塊世代の爺さんたちがホント羨ましい。
なんでオレたちの世代はこんな苦労ばっかりさせられるんだ!
なんて恨んだところで何の意味もありません。
どうすればサラリーマンを70歳まで続けられるか?その秘訣をお伝えします。
目次
70歳までサラリーマンを続ける秘訣
適度に出世する
ずっと平社員でいた方が気が楽というのは確かにそう。
平社員でプレッシャーを避け続け、サイドビジネスとか投資で稼いでセミリタイアというシナリオは確かに理想形。
だけど平社員のままの方がいいや!という人は、元来モチベーションが低いので、サイドビジネスとか投資でも成功しにくい属性です。
となると会社員の給料だけで生活しなきゃいけないんですが、平社員だと残業代で稼がなければイケません。
若いうちは残業が多くても平気ですが、年齢を重ねると残業が辛くなってくるもの。
なので適度な管理職になっておくことを推奨します。
もちろん管理職になるとストレスも増えるかもしれませんが、長寿の秘訣は適度なストレスをかけることというデータもあるようです。
会社の管理職なんて、経営者のような膨大なプレッシャーが与えられる職務ではありません。
ノホホンと過ごしていても意外と勤まるのが中間管理職。
給料も上がるし、残業してもしなくても年収変わらないので、ある程度の地位まで上がっておくといいです。
管理職をやっていた人は、基本希望退職のターゲットにもなりにくいですし、役職定年になった後もそれなりの地位でいることが出来ます。
無理して経営層まで登り詰める必要はありません。
課長、せいぜい部長くらいまで上がっておくと、自分のポジションを獲得することが出来ますので。
通勤で疲れない
長く勤めるためには通勤時間を極力短くすることです。
会社の近くに住めるのであれば、徒歩で通えるくらいのところに引っ越してしまいましょう。
毎日片道2時間、往復4時間もかけたらどれだけの時間を浪費するか?考えたコトありますか?
1か月で約80時間、1年で960時間、10年で9,600時間、50年で480,000時間。
時給1,000円だとしたらなんと4億8千万円www
宝くじ当たったようなもんですねwww
それだけの時間を無駄に使っているということになります。
もちろんお金に換算するのが正しいかどうかはわかりませんが、単純に疲労が4時間分蓄積されていくのです。
高齢で勤怠があまりよろしくない人たちは、みんな長距離通勤で疲弊しています。
中には職場の最寄り駅までたどり着いてから、一度駅のベンチで休憩しないと会社にイケない、なんて人もいる。
長く勤めるためには通勤時間は極力短くすること。
とどのつまりは長期の住宅ローンなんて組んで郊外に家を買わないことです。
対人関係で疲れない
あいつマジむかつく!とか、あの人とは仕事が合わないとか、あの人とは仕事はするけどプライベートでは絶対に絡まない!とか、会社にいるといろんな人間模様を感じます。
でもね、同じ会社で働く仲間なんですから、人間関係をこじらせても楽しく仕事は出来ません。
深入りし過ぎず、それでいて離れすぎず、会社の人間とはつかず離れずの距離感を保つのがベストな選択肢。
ですので、たまに休日ゴルフに行くとか、BBQに行くとかくらいはいいのですが、しょっちゅう飲みに行く、週末もよく絡む、LINEで連絡を頻繁に取る!ところまでやってしまうと疲れてしまいます。
あまり無理して近づかない事です。
もちろんお客様との距離感も同じ。
一昔前は仕事終わりや週末にお客様の接待をしてた時代もありましたが、今はそんな時代じゃありません。
営業は仕事を取ってくるためにお客様の懐に入れ!なんて古臭い考えも捨てましょう。
プライベートはプライベート、仕事は仕事。
これくらいドライじゃないと長続きは出来ません。
それでもやっぱり無理!こんな上司とか社長の下でジジイになるまで仕事したくない!
と思ったのであれば、その場で迷わず転職すべきです。
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技術力・知識力をつける
手に職という言葉もありますが、技術力・知識力のある人は会社では貴重な人材です。
シニアスペシャリストという立ち位置を用意する会社もあるくらいですので、技術力の高い人は最後まで会社に残れる人材になるんです。
誰でも出来るような仕事をしている人は、真っ先に希望退職のターゲット。
年齢を重ねても必要とされる人材になっておけば、70歳だろうが下手すりゃ80歳までも働くことは可能です。
ですので、若いうちに技術力を磨く努力はしておくべき。
資格を取っておく
技術同様重宝されるのは有資格者です。
建築会社だったら一級建築士の有資格者がいないと仕事を受注できなくなる。
上位の情報処理資格を持っている人がいないと、案件に参画できない。
税理士の資格を持っている人がいないと、会社の経理が回らない。
社労士の資格を持っている人がいないと総務部門が回らない。
宅建の資格を持っている人がいないと事務所を維持できない。
おじいちゃんになっても有資格者は最優先で保護される人材になるんです。
資格は、出来るだけ若いうち40代くらいまでの取っておくことをお勧めします。
50歳過ぎると記憶力が落ちる?というのは本当かどうかはわかりませんが、確実に気力と体力は落ちてきます。
年齢を重ねると働きながら資格の勉強をする元気も体力も残っていないんです。
こちらは情報処理試験合格者の平均年齢ですが、ご覧のようにシステム監査技術者でも平均年齢は40代です。
50歳になると資格を取るのはとても難しくなってくるんです。
日中働いて夜間に勉強するなんて芸当が出来るのはせいぜい40代まで。
将来自分の身を守るためにも早いうちに資格を取っておくべきです。
健康に気をつける
若いうちはわからないかもしれませんが、年齢を重ねてくると何よりも大事なのは健康です。
お金よりも女よりも名声よりも、何より欲しいのが健康。
年を取ると目が悪くなり、肩もいたくなり、首もいたくなり、腰もいたくなり、ひざもいたくなってくる。
まさに満身創痍。
長く働くためには健康じゃないと絶対に仕事なんて続けられません。
これも若いころからの習慣が大事です。
20代くらいは無茶していいですが、30代から40代になったら以下の事は絶対にやっておくべき。
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- 禁煙
- お酒を制限する
- バランスの良い食事
- 軽い筋トレ
若いころの健康貯金は、高齢になった時に確実に効いてきます。
資格同様年齢を重ねてからなんとかしようと思っても時すでに遅いんです。
副業やっておく
最後に大事なのは、副業をやっておくこと。
会社以外の収入を持っておけば、定年後に収入を減らされても問題ありません。
会社なんて辞めたって全然平気だし!
と思えるくらいの余裕を持っておくべきです。
60歳を過ぎると大した仕事は任せられなくなるはず。
会社ではお荷物的な扱いをされることも十分考えられます。
そんな時、いつ辞めてもイイ!自分は本気でこの仕事やってるわけじゃない!
こんな心の余裕があれば、くだらない仕事だって続けていけるはずなのです。
まとめ
70歳まで働くためには、若いころからの蓄積が大事です。
継続雇用制度とは言ってますが、おそらく社員全員を雇い続ける余裕がある会社も多くないでしょう。
自分だけは最後まで働き続けられる人間になるためにも、7つの秘訣をコツコツと積み重ねていくこと。
これで70歳まで働き続けられるようになるはずです。