ブラック企業が無くならないのはその会社を辞めない社員が多いから

ブラック企業という言葉が蔓延し、世はコンプラ意識が高まってるんですが、いまだブラック企業は無くならない

それどころかしぶとく延々と残り続けるブラック企業

働き方改革がこんだけ進んでるのになんでブラックな会社は、根絶しないのか?

いろんな理由はあるんだけど、大きな要因の一つはブラック企業にも需要があるってことなんですね

ブラック企業が無くならない理由

ブラック企業を辞めない社員

明らかにブラック企業だというのに、まぁいっか的に全然会社を辞めようとしない人が数多くいます。

かく言う自分自身も、一昔前明らかにブラックな会社だと知ってはいましたが、なかなか会社を辞めませんでした。

なぜブラック企業なのに辞めない社員が多いのか?

なぜブラック企業だというのに需要があるのでしょうか?

ブラックしか雇ってもらえない

ブラック企業が蔓延る根本に、ブラックな会社じゃないと雇ってもらえない人が多数いることが挙げられます。

  • 多額借金を抱えている人
  • 経歴に傷がある人
  • 地方都市に住んでいる人
  • 転職を何度も繰り返してしまっている人
  • 日本語でのコミュニケーションが難しい人
  • 住所がない人

こんな人たちが行き着く先はブラック企業しかありません。

莫大な借金を抱えていたり、経歴に難があったり、日本語全然ムリって人は、一般の企業に入りたくても入れない。

そんな人たちは、ブラックでも構わない。

定職に就ければそれでいい。

むしろブラック企業だからといって会社をつぶさないでほしい。

自分たちの生活を守ってほしい

そう考えている人も多い。

だからブラック企業でも一定の需要があるんです。

居心地がいい

ブラック企業なんだけど、居心地のいい会社ってあるものです。

一昔前、就職活動に失敗し、たどり着いた運送業の仕事は、今考えるとかなりブラック。

勤務形態は、契約社員ドライバーで勤務時間は月~金の朝8:30から夕方18:30まで。

だというのに条件はこんな感じ。

  • 月給20万円
  • 社会保険なし
  • 雇用保険なし
  • 残業代なし
  • 有給休暇なし
  • 賞与なし
  • 夏季休暇なし
  • 昇給なし
  • 昇格なし

まさになしなしずくしのブラック企業

有給休暇がないから、1日休むとその分1万円給料が引かれます。

さらに交通事故を起こすと、ちょっとこすっただけでも一律5万円給与から差っ引かれます。

荷物を積んで営業所に戻る際、渋滞に巻き込まれて深夜になろうが給与は固定。

こんなヒデー会社でしたが、働いていた社員の多くは全然辞めるそぶりすら見せない。

5年、10年と働いていた人もいた。

なんで辞めないのか?

仕事が楽で居心地がいいからなんです

配送といってもルート配送のため、毎日決められたルートを回る。

荷物が多い日はそこそこ大変ですが、軽貨物のため基本肉体労働はない。

そして荷物が少ない日は、下手すりゃ午前中で配送が終わってしまう。

そこから夕方の集荷まではほとんど自由時間。

その時間を使ってジムに通うやつもいれば、デートしてる奴もいる。

釣りやってるバカもいれば、パチスロやってるバカもいる。

ずっと寝てる奴もいれば、ずっと本読んでる奴もいる。

とにかく仕事が楽でしかも自由。

だから待遇自体は超絶ブラックなのにみんな仕事を辞めなかった。

さすがに、今の時代でそんな待遇をしていれば、すぐに通報されてしまうと思われますが、待遇なんて悪くても居心地よければ辞めないって人はスゲー多いんです。

転職すんの面倒くさい

ブラック企業に勤めていて、文句ばっか言っている人がいます。

あの社長はクソだ!

あのパワハラ上司いつか訴えてやる!

こんな待遇絶対ブラックだ!

もっと給料よこせ!

いい加減にしないと辞めてやるぞ!

と、仕事終わりの居酒屋で吠えまくっている割には、上司の前に出るとシュンとしてしまい、従順なしもべになってしまう人も圧倒的に多い。

だいたい文句ばっかり言っている社員は会社辞めません

相当ブラックでも会社辞めません

だって文句ばっかり言って行動に移せない人は、転職活動なんて面倒くさくてやる気にならないんです。

むしろ文句言える会社のほうが居心地よかったりするのかもしれません。

まとめ

ブラック企業が無くならない理由って、いろいろとあるのでしょうが、ブラック企業にも残念ながら需要があるから無くならない。

ブラック企業にいてもイイや!って人が多いから無くならないという側面もあるのです。

でもいつまでもブラック企業に居続けていても、明るい未来は開けません。

売り手市場のまさに今、行動を起こさないといつまでたってもブラック企業の飼い犬のままですよ。

今こそ転職市場に身を投じる時なのです!

 

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