やる気ないなら帰れ!
やる気ないなら出ていけ!
と激おこのパワハラ上司に怒鳴られた経験はありませんか?
私も何度か言われたことがありますが・・・今までホントに帰ったことは一度もありません。
でも、中には本当に帰っちゃうツワモノも存在します。
帰れと言われて本気で帰っちゃうような奴って社会不適合者なんでしょうか?
帰れと言われたら素直に帰っちゃダメなんでしょうか?
目次
やる気ないなら帰れ!はパワハラなのか?
ホントに帰った新卒のS君
S君は平成生まれの新卒くん。
一浪してFラン大学に入ったS君は、売り手市場のご時世にもかかわらず就職活動でかなり苦戦したそうです。
お祈りメールを貰い続けること約30社、回って回ってようやく内定を手にした会社に入社した。
その会社は私が以前勤めていた会社。
つまりS君は私の部下。
Sくんはとにかくマイペースっていうか、ホントしょーもない子でした。
技術を覚えるつもりもない、自分がやりたいこともない、仕事をガンガンやりたいという気もない。
コミュニケーション能力も微妙でイマイチ話がかみ合わない。
いつもボケーっと口を開けてるからバカっぽく見られてしまう。
でもどこか憎めないキャラ、それがS君の唯一の取りえなのかもw
まぁ無気力を絵にかいたような青年でした。
とはいえ人材はあきらめが大事だと思ってますので、そんなS君でも戦力のうちと適当に仕事で使っていた。
でもある日、大トラブルが発生した。
今日はしばらく帰れそうにない、このトラブルを解消させるまでは帰れない。
そんな状況の中S君は「お疲れ様で~す。」
と笑顔で帰ろうとしやがった。
するとその現場に居合わせた普段温厚なMという課長が・・
「状況わかってんのか?やる気ないなら帰れ!」と言い放ってしまった。
するとS君はちょっとキョどりながらも「はい、お疲れ様です。」と本気で帰ってしまったのです。
翌日、S君は多少反省したそぶりはみせていたが、普通に出社してきた。
もちろん謝罪することもない。
肝が据わっているのか?何にも感じないのか・・・
あれから3年が経ちS君はどうなったのか?
それほど出来る人材ではないが、それなりに仕事を覚え、そこそこの戦力にはなっています。
ホントに帰った帰国子女のMさん
以前同じ現場で働いていたMさんは、10年近くカナダで過ごしていたいわゆる帰国子女。
欧米風だからなのかとにかく仕事に関してはドライ。
自分が与えられたことしかやらないし、自分ができないことは一切覚える気もない。
とにかくマイペースなのが彼のスタイル。
他人に合わせることなんて一切興味がない。
そんなMさんがある日やらかしてしまう。
自分の担当の仕事なのに途中で投げ出し、後続のシフトに仕事ぶん投げて帰ろうとした。
あまりにも無責任なMさんの行動にチームのリーダがブチ切れた!
「お前がいるとチームの輪が乱れるからやる気ないなら帰ってくれよ!」
そういわれたMさんは、両手を広げ欧米風のリアクションを取り本気で帰ってしまった。
翌日Mさんは一応出社してはきたが、数週間後忽然とどこかへ消えてしまった。
やる気ないなら帰れ!はパワハラになるのか?
パワハラの定義は厚生労働省により以下のように定義されています。
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」
つまり職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えてというあたりがキーになってきます。
それでは前述の2つのようなケースはそれに当てはまるのか?
となると微妙なラインでしょう。
S君の場合もMさんの場合も明らかに職場の業務を放棄していますので、指導の範囲内と判断されるかもしれない。
ただ人前で声を荒らげて罵声を浴びせ続けたり、人格を否定するような行為はパワハラとなる可能性は高いと言えます。
帰れと言われたら帰っていい?
上司が帰れって言ってるんだから帰ればいいじゃん!
という意見もあるけど、やっぱ帰っちゃダメだよね。
やる気ないなら帰れ!なんて気の短い上司なら誰でも口にする言葉だし、その場は適当に聞き流しておけばイイだけです。
本気でホイホイ帰っちゃと今の職場への復帰は難しくなるし、そんな勤務態度だと次行っても同じ目にあうのは目に見えてます。
サラリーマンは、上司の言葉を適当に聞き流すスキルを身に着けるべき。
これはサラリーマンの必須スキルです。
上司なんてみんなイヤな奴なんだから、ガチンコで向き合うなんて時間の無駄。
適当に受け流して手のひらで回してあげればイイんです。
とはいえ、自分はそれなりにやってるのに意味もなく罵倒されたり、権力を悪用して罵声を浴びせてくるようであればさっさと帰ってしまいましょう。
そんな会社であればすぐに次の会社探したほうがいいです。
我慢するだけ時間の無駄。
早速転職サイトに登録して、次の職場を探すべきです。