二刀流のススメ 
超売り手の確変継続中の転職市場。
IT業界のような人材難が深刻な業界は、業界未経験者でも採用してなんとかモノにして売り出そうと未経験者積極採用キャンペーンを展開しています。
そんな中でも、積極採用の網になかなか引っかからないのがフリーターとかニート。
特にある程度の年齢を重ねてしまった高年齢のフリーターは、なかなか正社員への転職が難しい状況です。
フリーターは転職の面接で何をすれば通るのか？
どうすれば正社員になれるのか？
30歳フリーターからシステムエンジニアに採用された経験をもとに解説してみます。
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フリーターが転職面接で注意すること
まずは書類選考を通ること
転職の面接に臨むには、まずは書類選考に通らないといけません。
転職サイトに登録していると、書類選考通過確約なんてオファーが来ることもありますが、フリーターにはなかなかその優先チケットは届きません。
てか、書類選考通過なんて言っておきながら、結局面接したはいいが書類で落とされるんですがねｗ
とそれはさておき、書類選考を通過するには職務経歴書の書き方が最も重要です。
ここであえて職務経歴書としているのは、フリーターは履歴書はスカスカだから。
アルバイトでも長期にわたった仕事は積極的に書くべきですが、短期のアルバイトは履歴書には記載しません。
となれば、資格でも持ってない限り履歴書はほぼ空白。
ですので、職務経歴書でなんとかアピールするしかないんです。
履歴書は、決まったフォーマットに基づいて書かなければいけませんが、職務経歴書はたいていフリーフォーマット。
ですので、そこに自分のストーリーを書くことが出来るのです。
- なぜフリーターだったのか？
- なぜ正社員にならなかったのか？
- なぜこの業界を目指したのか？
- どんな勉強をしてたのか？
- どんな特技があるのか？
職務経歴書は、盛り盛りの大盛りで自分をアピールできるのです。
ですので職務経歴書だけは、魂を込めて書いてください。
ここを手抜きするとその先には進めません。
さらに贅沢を言うのであれば、できれば資格を取っておきたい。
スカスカの履歴書に資格が記載されれば、フリーターでも知識とやる気をアピールすることが出来ますので。
あと写真だけは絶対に忘れないでね。
職務経歴書の詳しい書き方はこちらを参考にしてください。
マナーはしっかりと
フリーター生活が長かった人は、アルバイトの面接感覚で転職の面接に行ってしまいます。
- 時間に遅れる
- 遅れたにしても連絡しない
- 私服で行ってしまう
- リュックとかで行ってしまう
- スニーカーで行ってしまう
- 履歴書・職務経歴書を忘れる
- 挨拶ができない
こんな態度では絶対に面接通りませんので気を付けましょう。
でもフリーターって仕方ないんです。
新卒で入社して社会人マナーとか経験してこなかったから、サラリーマンとしてのマナーが出来上がってない。
それで生きてこれたからしょうがないんですね。
でも、これから正社員になろうとするのならマナーだけはキッチリしましょう。
最低限のマナーって、上にあげたNG集をやらなければそれほど拒否されることはありません。
面接でアピールすること
さぁようやく面接にたどり着きました。
何をアピールすればいいのか？
ここではIT業界に転職すると仮定して話を進めます。
今まではずっとフリーターでコンビニで働いてた。
だからITのことなんて仕事でやったことないし、一応学校でITの勉強してきたけど実務経験はゼロ。
これじゃ何を話せばいいのか・・・
まずは、自分の経歴を包み隠さず自信をもって話しましょう。
なぜフリーター生活になってしまったのか？
どんな人生を歩んできたのか？
変に隠さずにぶっちゃけて話した方が共感を受けられます。
大学卒業後、夢だった音楽の世界に進もうとしたが、世の中は甘くなかった。
アルバイトをしながら必死に活動を続けてましたが、限界を感じて見切りをつけることにしました。
こんな感じで。
そしてその後は、これから先本気で働いていく強い気持ちがあるのか？
本気でフリーターから脱出したい強い思いがあるのか？
これをアピールしていきます。
これからはしっかりと働きたい。
ただ働くのではなく、スキルを身に着けてシステムエンジニアとして活躍できるようになるために御社に応募させていただきました。
音楽をやっていた時代にパソコンを使って編曲などもやっていました。
さらにITスクールに通って基礎的な知識を習得しました。
ITの仕事をさせていただけたら、さらに勉強を重ね一日も早く一人前のエンジニアに成長したいと思っています。
前向き、積極性、切り替えたよ！もう未練はないよ！
これを強くアピールすればいいのです。
さらに、自己アピールの後の質疑応答で「アルバイト時代にリーダーとかやった経験はありますか？」と聞かれたら、一切なくてもあったと言い張りましょう！
バイトリーダーとしてシフトを管理していたとか、入金出金の現金管理を任されていたとか、これは口から出まかせでも構いませんｗ
だって証明しろ！と言われたって無理ですからね。
なぜリーダー経験を問うのか？
それは、スキルは足りなくても数年後若手を取りまとめたり、管理職になったりするとき戸惑わないかな？そんなポジションができるかな？と探りを入れられてます。
20代前半の若手なら全くありません！でもなんとかなりますが、おっさんフリーターならリーダー経験くらいはあると言い切ってしまいましょう。
まとめ
会社側は書類選考をしてますので、元々フリーターということを知ってて面接をしてくれるのです。
だからフリーターということを悲観する必要もないですし、消極的になる必要もないんです。
むしろ自分の実情とか経緯をしっかりと伝えられる人のほうが魅力を感じるはずです。
大事なのは自分をちゃんと語れること、そしてこれから先心を入れ替える決意があること。
この2つをしっかりとできれば、フリーターでも正社員への道は開けてくるはずです。
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