転職回数が多いと転職に不利になる?
日本も転職活動が活発になってきてはいますが、やっぱりまだまだ転職回数は採用担当は気にするところです。
20代で転職5回目とか、40代で転職8回とかなると、この人採用してもまた辞めちゃうんじゃ・・・
と思われてしまうのはある意味仕方ないのかもしれません。
ですが、唯一IT業界だけは転職回数も不利にならない業界なのかもしれません。
まぁこんな人も普通にいますしw
転職回数7回でもシステムエンジニアなら内定を貰えますなぜIT業界は転職回数が多くても普通に転職出来てしまうのか?
転職回数を気にしないのはIT業界
経験に繋がる
IT業界の場合、一つの会社に長く勤めていたという人よりもいくつかの仕事を経験していた人の方が重宝されるのです。
例えば最初に入った会社がCOBOLをメインに取り扱う会社だった。
入社直後からCOBOLのエンジニア一本で働いてきた。
だからCOBOLに関してだけは誰にも負けない自信があるが、他の言語とか他のスキルとかは一切経験もないしわからない。
という人と・・・
入社当初はCOBOLをやっていたけど、他の技術に興味が出て3年で会社を辞めた。
その後転職先の会社では、開発じゃなくインフラ運用に回され、その後インフラ構築の方に興味が出てそれからはインフラ関係の仕事をメインにやってました。
次の転職先は金融系の仕事が多かったため、要求が細かくいろいろと苦労しました。
もちろん、元々プログラマだし大学ではC言語もやっていたからスクリプトとかバッチとかマクロとかなら全然得意。
転職市場では間違いなく後者の方が売れる人です。
前者のエンジニアは、プログラマしかやったことないし、ましてやCOBOL一本。
一つの会社にしか所属してないから他の分かも知らないし、他の業界もほとんどしらない。
一方後者のエンジニアは、元々はプログラマというベースがあり、その後インフラ運用から構築へと遷移していく。
さらに数多くの業界を経験しているため、業界特有の文化も知っている。
こんな人の方が新しい技術や文化に適応しやすいので、ぶっちゃけ使いやすいんです。
そもそも人材の流出が激しい
IT業界はそもそも人材の流出が超絶ハゲしい業界なんです。
以前勤めていた会社では、新卒社員が20人入社、中途採用が15人、年間で合計35人入社したのに、その年の退職者数は38人ww
35人も採用したのに減ってるじゃんww
さすがにその会社の退職率は半端なさすぎなので、相当な改善が必要ですが、どんなに社員定着率が高いという会社でも年間数名は会社を離脱していく業界です。
これはもうITという業界の宿命なのかもしれません。
ですので、採用担当者もいい意味で諦めを持っています。
他の業界であれば、転職回数が多い人はうちの会社に入社しても、またすぐに辞めて他の会社に転職しちゃうんじゃ・・・
と思われるかもしれませんが、IT業界の場合慣れっこになってるためその辺麻痺しています。
だから、転職回数が多い人がもしうちの会社にフィットして長く続けてくれればそれはそれでラッキー。
もし定着できなかったとしても、それはそれで仕方ない。
だってこんな業界なんだから。
だからIT業界の転職市場は、転職回数はさほどネックにならないんです。
同業他社への転職は危険?
でも、IT業界って狭いし同じ業界に転職するの禁じられてるんじゃね?
これに関しては気にする必要はありません。
そもそも憲法で職業選択の自由が認められていますし、ITのエンジニアはパソコン取り上げられたら何もできない人たちですw
そんな人からITを取り上げたら生きていけないのはみんなわかっている。
同業他社への転職を禁ずるみたいな誓約書なんてサインしなければイイんです。
【同業他社への転職禁止】給料とか退職金の半分取られるって本当?IT業界のエンジニアなら一つの場所にこだわる必要なんてありません。
自分がやりやすい職場、もっと収入のイイ職場、働きやすい職場を探し求めて渡り歩けばいいんです。
それだけのスキルもあるし経験もある、腕一本で生きていける人たちなんですから、もっと自由に転職活動すればイイ。
転職回数なんて全く気になりませんから。