二刀流のススメ 
1人で客先に常駐するのがイヤだ！
というSES、派遣システムエンジニアは結構多いみたいです。
1人だと困った時誰にも相談できないし、何より寂しいですからね。
でもね、1人で常駐するのがイヤだからって同じようなSES、派遣をメインにしている会社に転職したところで状況はあんまり変わらないと思うよ。
なんで転職しても変わらないんでしょうか？
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SES・派遣エンジニアの働き方
派遣エンジニアの仕組み
1人で現場に出るのはイヤだ！
SESとか派遣がメインなのは仕方ないし、それが自分の仕事だというのは理解してるけど、どうせ現場に行くのならチームで入りたい。
そんな気持ちは痛いほどわかりますが、システムエンジニアを受け入れる側の企業の都合も考えないとイケません。
受け入れる側だって一人よりもチームで受け入れてあげたいという気持ちはあるんですが、チームを維持できるほどの売り上げが立たないと無理なのです。
派遣を受けられる企業側は、案件をベースに人を採用しています。
大きなプロジェクトを受注し、予算がたっぷりある時はシステムエンジニアをがっぽりと確保することが出来ます。
ですが、案件を逸注してしまうと逆にエンジニアを解放しないと予算が溢れてしまいます。
チームを維持したい気持ちはあるんですが、維持してあげたいけど先立つものがない。
次の案件をいつ受注できるか見通しが立たない。
致し方なくチームを解散してもらい、最小限のシステムエンジニアでプロジェクトを回す。
残念ながらSES・派遣システムエンジニアは調整弁の役割なのです。
予算がある時は大量に雇えるが、予算がない時は出ていってもらって予算を確保する。
正社員のプロパ社員では簡単に解雇するわけにはいかないので、SES・派遣システムエンジニアが調整弁になるのがIT業界の仕組みです。
だからいつもチームで活動したいと言われても派遣元は叶えてあげたいけど派遣先がその思いに応じてくれないのです。
ベテランエンジニアに求められるモノ
とはいえ、若くて経験の少ないシステムエンジニアであれば、最初はチームの一員として参画することが多いでしょう。
ですが、ベテランエンジニアの場合そうも言ってられません。
新しい客先を切り開いてもらったり、新たな案件の開拓者になってもらうためにも、一人で現場に乗り込んでいってほしいんです。
そこからチームとして広げていき、売り上げを拡大していく。
それがベテランエンジニアに期待されている役割です。
ですので、ベテランになればなるほど一人で客先に乗り込むケースは多くなります。
つまりベテランエンジニアは、一人で現場に行きたくないなんて言ってられる立場ではありません。
一人でいたくないのであれば、客先を開拓してチームで請け負えるような活動を推し進めていくしかないんです。
変わるのは会社ではなく自分
一人で現場にいたくないからチームで出来る会社に転職する！
そんな会社を探そう！
すると・・・
絶対にうちの会社は一人では行かせませんよ！
原則チームで現場に行ってもらいます！
寂しい思いはさせません！
という会社にふらっと心を奪われるでしょう。
でも、実際転職したら最初はチームプレイだったけど、結局一人で現場に残ることになってしまった。
また独りぼっちだ。
となるのは目に見えています。
だから転職にその辺りを求めるのはそもそも間違っているんです。
だってSES・派遣システムエンジニアは上述したように一人になってしまうことが避けられない仕組みなので。
ですので、独りぼっちはイヤだ！と考えずに、逆に一人のが気楽だし！
と自分の気持ちを変えていった方がイイでしょう。
チームを組むのであれば、積極的に現場内の人材と交流を深めていった方がイイ。
そうやって客先で勢力を拡大していけば、そのうち独りぼっちの状態も解消されて、チームで活動できるようになってきます。
独りぼっちがイヤなのなら、会社を変えるんじゃなく自分の意識を変えちゃった方が手っ取り早いということです。
もちろんずっと一人なのに営業も来ない。
会社は全く無関心。
そんな会社であれば、アッサリと見切って転職しちゃいましょ。
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