転職の面接では履歴書や職務経歴書の内容だけでなく、いろんな質問を受けることがあります。
この先どんな仕事をしていきたいのか?
転職先に何を求めるか?
なぜ今の会社を辞めて転職しようと思ったのか?
こんな、当然の事を聞かれるのは全く問題ないんですが?
信仰している宗教とかありますか?
指示している政党とかありますか?
こんなこと聞いて何になるんだろう?と思った人は無理して答える必要はありません。
自身の適性や能力に関係ないことは原則転職の面接で質問してはイケないんです。
▼▼転職エージェント選びはリクルートエージェント一択です▼▼
転職面接で宗教とか支持政党とか聞かれたら?
公正な採用が基本
宗教とか支持政党とか愛読書とか尊敬する人物とか。
そんなもの自分の適性とか能力には一切関係ありません。
仕事の能力とは全くの別物ですよね。
以前、超イケメンの超絶仕事のできるシステムエンジニアと仕事をしたことがありまして、その人は見た目クールなのに本来の姿はアイドルオタク。
仕事を極力定時で終わらせて、仕事が終わればAKBとかモモクロのライブに顔を出すのが唯一の生きがい。
仕事の能力と趣味趣向は一切関係ないってこと。
だから宗教も支持政党も仕事には無関係なので、そんなもん聞かれたら回答する必要はないんです。
そもそも厚生労働省のホームページでも、公正な採用をするためにと質問してはいけない事柄、選考基準に含めてはいけない事柄が公表されていますしね。
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm
採用差別は罪になる?
それでは宗教とか支持政党を先行の基準にされた場合、採用差別になり罪に問われるのでしょうか?
これは残念ながら現状の法律では罪になるということはありません。
労働基準法第3条では以下のように定められています。
使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱いをしてはならない。
でもこれって採用された後の話なので、まだ採用されていない入り口の前の話を罪に問うのは難しいでしょう。
不採用の通知に選考基準の詳細までは書かれていませんし、弊社の基準に合わなかったと言われればそれまでですから。
適性や能力に関係ない質問をする会社
ただ罪にならないとはいえ、厚生労働省のホームページで発表されているような採用差別と取られるような面接・選考をする会社はかなりいただけません。
最近では採用担当者に対して厚生労働省からパンフレットなども配布され、採用差別がないよう注意を促されています。
自分から厚生労働省のHPを閲覧するなり、ハローワークに行くなりして意識を高めることもできるのです。
でも、それをしないで平然と採用差別と取られるような採用をする会社は応募した側から拒否するべきです。
採用の時点から差別するような会社は、採用されても差別がある可能性もありますので、こちらから願い下げです。
なぜこんなことを聞くのか?
そもそも採用担当者は、なぜ能力と関係ないことを聞くのでしょうか?
まず最初に考えられるのは宗教などに対する偏見です。
新興宗教によるいかがわしい事件があったこともあり、日本人の多くは宗教に対して偏見を持っているのかもしれません。
変な宗教にハマっている人を入社させたら社内で布教活動とかするかも?
ホント日本人は宗教に対して無知過ぎますね。
海外では宗教は完全に生活の一部になっています。
信仰している宗教を変えることは人生を変えること。
それくらい大事なことなのに、いまだに色眼鏡で宗教を見てしまっているんですね。
次に支持政党などの質問を受ける場合は、おそらくその会社はある政党の支持母体なんでしょう。
今どき会社がどこかの政党の支持母体だから社員も全員その政党に投票せい!なんてことはほぼありませんが、支持母体である以上、他の政党に強く傾倒している人は雇いずらい。
そんな事情があるから結局企業は能力と関係のない質問を繰り返すのです。
まとめ
超絶売り手市場の世の中ですので、就職差別と取られかねない採用をするような会社は応募側が強い態度で拒絶すべきです。
どうしても入社したくなるような会社は、そんな質問はしてこないはずです。
もし、今こんな質問しちゃってるなぁ?という採用担当者は、早めに内容を見直した方がいいですよ。
▼▼転職エージェント選びはリクルートエージェント一択です▼▼