転職先は年収だけで選んではイケません。
特に30代後半を過ぎているのであれば、これが最後の転職になる可能性もあります。
であれば、年収だけじゃなく働き方や職場環境、会社の将来性や自分自身のポジションなど総合的に考慮して転職先を選ばないと絶対後悔するはずです。
ただ、年収が上がらないのなら転職する意味がありませんので、転職するのであれば最低でも今の年収を維持もしくは上回る会社を選ぶはずです。
ですが、年収が上がったはいいけど入社後に年収が変わらない。
これも意味のない転職になってしまう危険があるんです。
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転職時の年収だけで選んではいけない
入社後に年収が変わらない会社とは?
以前の会社よりも年収が50万円上がった!!
これで生活が楽になる!!!
それから10年の月日が流れ・・・
転職時と年収変わらないんだけど。。。
これじゃ前の会社にずっと居た方が年収良かったじゃん!!
これはよくある話です。
では、なぜこんな現象が起きてしまうのか?
いくつかのケースが考えられます。
大企業に転職したケース
大企業に転職すれば、一時的に年収は一気に上がるでしょう。
福利厚生面も充実していますし、ボーナスも今まで見たことないような金額が振り込まれるようになるでしょう。
ですが、大企業の中途転職組の収入は転職時から大きく上昇することはありません。
なぜなら大企業で収入を上げるには、順調に出世のテーブルを登らなければイケません。
出世しなきゃ収入は上がらないのに、出世するための椅子の数は限られています。
その出世の椅子は、残念ながら転職組にも平等に用意されている訳ではないんです。
上役の少ない椅子は、新卒から社歴を重ねた人のために用意されているんです。
だから転職組の収入は、残念ながら据え置かれることが多くなってしまうのです。
社内SEを選んだケース
客先常駐型のシステムエンジニアは、社内で仕事が出来る社内SEに憧れを抱くものです。
自分の会社の仕事がしたい。
自分の会社にデスクが欲しい。
人の会社で外注として仕事をするのはもう嫌だ。
といって社内SEの案件にホイホイを乗ってしまいます。
ですが、社内SE案件は冷静に選ばないと収入増どころか収入減になる危険性が高いんです。
自社でシステム開発をして販売しているような会社ならいいんですが、そうではなく社内のインフラ環境や社内の基幹業務を面倒見る社内SEは、言うほど花形の仕事ではありません。
社内インフラや基幹システムは、業務を運営するのに必須ではありますが、売り上げを生むシステムではないんです。
つまりは、総務とか経理とか人事とか庶務とか、結局のところバックオフィスと同じ扱いを受けることがあるんです。
中には社内の情報システム部は、業績が悪い仕事が出来ない人の掃き溜めになってしまう会社もあるくらいなのです。
当然ながら売り上げを産み出さない、利益に貢献しない人材は会社にとって重要な価値はありません。
会社の売り上げが下がった時、業績が芳しく無い時、真っ先にコスト削減のターゲットになるのはそんな人たちの部署なんです。
そして、社内SEは管理職になっても50代半ばには役職定年を迎え収入は激減するでしょう。
社内SEという言葉に踊らされてしまうと、将来痛い目を見るかもしれません。
まとめ
転職する時は目先の年収だけではなく将来的な年収の上限まで見極めるべきです。
この会社に行けば、自分はどんな立ち位置になるのか?
部長まで上がれるのか?
取締役まで上がれるのか?
面接官が転職組なのか?新卒組なのか?その場で確認しておけば、転職者でも働きやすい環境なのかどうか?推し量ることが出来るかもしれません。
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