日本の古き良きなのか?悪しきなのかわかりませんが、未だに大量のハガキが年始になるとポストに投函されます。
年賀状ってやつですね。
- 仲の良い友人
- 年に一度くらいしか会わない人
- ここ数年一切会っていない人
- 顔すら思い出せない親戚
- テンプレ文章だけの印刷ハガキ
- これ誰だっけ?って思ってしまうような人
いろんな人から未だに数十枚年賀状は届きますが、本音としてはそろそろやめたいんですよね。
でも、そんな時代遅れの年賀状でも、ごくまれにちょっとサプライズなコメントをいただけたりするので、その点は有難い部分もあるんですよね。
今回年賀状で驚いたのは、10数年前一緒に働いていた友人が転職した!という情報でした。
転職はキャリアアップ
キャリアチェンジの転職
今回転職したと年賀状に書いてきたのは、依然同じ職場で人事部門の仕事をしていたMくんです。
ここでMくんの経歴を紹介しておきます。
Mくんは、日東駒専と呼ばれるごく一般的な大学を卒業。
その後、当時上場したてのベンチャー企業に就職し、営業マンとして社会人のスタートを切る。
その会社は3年程度で退職し、その後は人材サービス会社の人事部門へ転職。
その会社から独立した社長についていく形で3度目の転職。
しかし、社長さんとソリが合わずに1年も持たず退職。
そして、オレはサラリーマンなんかに未練はない!
ここで思い切って独立するぜ!と豪語して、コンビニのフランチャイズ店長になることを決意。
だけど・・・
生半可な思いで決断したフランチャイズの道は甘くなく、数年経っても全く軌道に乗らず、志半ばで挫折。
結局、仕事にあぶれてしまい、職業訓練校に通い直しビルメンテナンスの会社に転職することができた。
そんなMくんも、気がつきゃもう40歳。
職業訓練校まで通って就職できた会社に骨を埋めるのだろうと思っていましたが・・・
前述した年賀状でまたまた転職したとの報告あり。
これでトータル6度目の転職です。。
Mくんが転職先に選んだ会社は、一部上場企業が運営する人材スカウト会社なんだとか。。。
一応人事の経験があったとしても、ヘッドハンターはまた別の業種。
おそらく収入は歩合次第なので、相当仕事を取ってこれない限り、年収が上がることは無いでしょう。
てか、あれだけ仕事をコロコロと変えてしまう根性なしのMくんじゃ、絶対に他を寄せ付けないような成績を上げることは出来ないでしょうね。。
キャリアを積み重ねていくべし
全く関係のない業種への転職を繰り返してしまうと、収入を上げることは出来ません。
40代になってもう今までやっていた業界には疲れてきた。
そろそろ収入を下げてもイイから自分がやりたい仕事に就きたい。
こんな思いで転職するのであれば、全然かまいません。
40代の転職であれば、年収だけでなく、むしろ自分が行きたい道を選ぶことの方が成功につながるのは間違いないでしょう。
40代になるとお金が欲しくなくなる?転職先選びは年収じゃないですが、転職したいのは収入を上げたいから。
仕事の内容とか、生きがい・やりがいなんてどうでもイイ!
とにかく年収を引き上げたい!
今の収入では生活が苦しい!!!
のでであれば、Mくんのような転職方法は、絶対にしてはイケません。
次々と転職するのは百歩譲ってもいいですが、次々と職種を転々としてしまうのは、自らの価値を下げ続けている行動でしかありません。
だって、毎回、毎回ゲームの途中でリセットしちゃったら、またゼロから経験値を積み上げる日々を送るだけですよね。
収入を上げていきたいのならキャリアを積み上げていくしかありません。
システムエンジニアを目指すのであれば、価値を高めるモノは経験年数しかないんです。
システムエンジニアの価値を決めるモノはスキルとか知識じゃないある程度の年齢に達したら、業種を分散してはイケません。
いたずらに自分の価値を下げてしまうだけです。
ただ単に一部上場からのオファーだからと、安易にそんな話に乗ってしまったら、今まで築いてきた人生を自ら否定してしまうことになってしまいますよ。