転職したことがない人は、いろんな壁にぶつかります。
最初は小さな壁に感じるかもしれませんが、毎日同じ職場で働くということは小さな壁すら大きなストレスになることもあります。
転職が初めてという人は、そんな壁に打ち返されないように最初から身構えておいた方がいいです。
ここでは、転職者が感じるいくつかの壁を紹介してみます。
転職者がぶつかる壁
年下の上司
新卒からずっと同じ会社に勤めてきたという人は、年下の上司という存在を知らないで来ている人が多いものです。
同期が自分より先に出世したというケースはありますが、後輩がごぼう抜きしていくような会社はそうそうありません。
ですが、転職先にはほぼ確実に年下の上司がいます。
これが結構大きなストレスです。
年下の上司は、転職したての頃は目上の人のように接触してくれるのですが、時が経つにつれて徐々に上司の牙を剥き始める。
〇〇さん、あの件どうなってます?
頼んでいたあの書類の進捗は?
あの件の報告がありませんがどうなってます?
自分が今まで部下に言っていた、指導していたような言葉を容赦なく投げかけられるのです。
あいつ年下のくせに偉そうに・・・
と思っても仕方ありません。
自分が転職という道を選んだのだから。
会社に入れば年齢なんて関係ない。
上司が上で部下が下。
これが世の常です。
年下でも上司ならば従わなければいけない。
転職前から強く意識しておいた方がいいです。
同期がいない
これも新卒の人で同じ会社に勤めてた人が感じることです。
中途には残念ながら同期はいません。
同じ時期に入社した、同じ年度に入社した人はいますが、年齢も違えば経験も違う。
一緒に同じ年に入社し、同じような研修を積み、ツライ思いを共有した同い年の仲間というものがいないんです。
転職に慣れている人はこんなの平気なんですが、初めての転職の人には結構寂しく感じるコトなのです。
転職する以上同期なんていらないよ。
金の方が大事だ!
と予め割り切っておいた方がいいです。
お客様期間
転職活動中はお客様。
入社後は単なる社員。
このギャップに苦しむ人も多いようです。
入社前は〇〇様、とか〇〇さんだったのに、入社後は〇〇君、から呼び捨てへ。
今までお客様だったのに何この変化?
当たり前っちゃ当たり前なんですが、転職に慣れてない人には結構苦痛だったりします。
お客様でいられるのは最初だけ。
入社した直後から自分はこの会社の一員だ。
今日から特別扱いしないでくれ~
という思いを入社前から持っておくべきです。
最初の給料
あなたの会社の給料はいつもらえますか?
25日?
15日?
10日?
月末?
会社によって支払期日は異なりますが、忘れちゃいけないのが給与計算のサイクル。
普通の会社は、1月働いた分の給料は翌月の15日とか25日に支払われます。
これが転職先でズレてしまうと結構苦しいものなのです。
今まで翌月の15日に支払ってもらった人が、月末支給の会社に入ってしまうと15日のブランクができる。
転職後すぐに次の転職先が決まった人はまだいいんですが、ちょっと期間が空いてしまった人は、しばらく無収入状態が続いてしまいます。
中には転職者には最初の1月だけ当月払いという神対応をしてくれる会社もありますので、給与支払い日は面接で確実に押さえておきましょう。
出来上がった人間関係
これは以前お伝えした人間関係。
転職先では、すでに人間関係が出来上がっているのが当たり前です。
これも人間関係に苦しむ前に、予め理解しておきましょう。
まとめ
転職をするということはこんな細かいストレスと戦うことでもあるんです。
だから、転職先を年収とか仕事内容とか会社の規模とか、そんなものだけで決めてはイケません。
この会社は自分に合うのか?
こんな人となら一緒に働きたいと思えるのか?
この会社ならずっと勤めていきたいと思えるのか?
総合的に考慮して一方向だけでなく多方向から会社を判断して転職先は決めてください。
会社の細かい部分、社風、社長の人柄などを事前に押さえておきたいのなら、転職エージェントに相談してみるのが一番効率的です。