システムエンジニアとかプログラマは(ここでは総合してITエンジニアと呼びます)、今の時代いくらでも仕事があります。
まさに超絶売り手市場の転職天国です。
40代どころか50代だって引く手あまたあまた。
転職サイトに登録しておけばオファーの嵐が訪れます。
でもね、そんなITエンジニアに会社から悪魔の手紙がやってくる。
それが管理職への辞令です。
ITエンジニアは、会社から管理職への転身を命じられたら全力で拒否しましょう!
ITエンジニアは管理職になるな!
プログラマから管理職になったオッサンの末路
ここではあるプログラマをご紹介します。
プログラマの名前はMさんとしておきます。
Mさんは組み込み系C言語のプログラマとして人材サービス系のIT会社に転職。
元々太りすぎだったMさんは、体調管理も適当なため病気がち。
プログラマとしてはそこそこの実績があったんですが、あまりに体調不良での病欠が多いため、会社から管理スタッフへの異動を命じられることになる。
あんまり休んでばかりの社員は、お客様からの評判も良くないからね。
最初は本社勤務に戸惑っていたMさんですが、いざ配置転換してみたらMさんにとって会社の管理スタッフはよほど居心地が良かったらしい。
管理側に回った当初は、営業の補佐やエンジニアのスタッフ管理をしてましたが、その後人事・総務部門へ異動。
社長からの評価もよく、Mさんはグイグイと昇進し、ついには取締役部長にまで昇りつめた。
ここがMさんの絶頂期。
だがしかし、せっかく評価を受けて出世したというのに、徐々に治りかけていた休み癖が顔を出し始める。
取締役だから出退勤が自由だという理由で、一週間のうちほとんど会社に来ないこともあった。
サボりが目立ち始め、パフォーマンスが落ち始めると、ついに社長の逆鱗に触れることになる。
Mさんは、取締役を解任され、平部長へ降格。
その後は階段を転げ落ちるように降格し、部長から課長、そしてついには平社員まで降格してしまった。
収入も右肩下がりで下がり続け、ついに年収は300万円弱まで下がってしまう。
そんなMさんは、今年で50歳。
50歳で現在の仕事は庶務のような雑用。
となれば、転職したくても辞められない。
会社にしがみつかないと生きていけない。
こうなってしまうと完全に飼い殺し状態。
プログラマを続けていれば50歳でも十分転職先はあったのに・・・
いつでも辞められる状態を作る
サラリーマンをストレスなく続けるためには、こんな会社いつでも辞めてやる!
と言えるくらいの立場じゃないとダメなんです。
ブラック企業に勤めているけど辞められないって人は、その会社じゃないと生きていけない人だったりするのです。
いつでも転職できる!
いつでも辞められる!
どこでも通用するスキルがあれば、一つの会社に囚われなくて済むのです。— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) 2019年1月8日
こいつこの会社辞めたら行くとこねーだろ!
と思われてしまうと、タチの悪い社長だと容赦ない攻撃を受け続けなければならないんです。
いつでも辞められるようにするためには、どの会社に行ってもやっていけるスキルを身に着けておくことです。
会社の管理スタッフになってしまうと、その会社の仕事だけはできるけど、他に行ってつぶしが効かなくなってしまいます。
ITエンジニアは、常に現場に出続けてスキルを磨き続けないと輝きを失ってしまうのです。
だから管理職のオファーが来たら全力で拒否してください。
私ピカタロウも再三の管理職オファーをすべて拒否し続けた結果、いつでも会社を辞められる状況を作り出すことができました。
40代後半でもバリバリのITエンジニアなら転職市場で完全に主導権を握ることが出来ますよ。
もちろん、肩書だけの管理職なら甘んじて受けましょ。
技術なんちゃら部の課長だとか、なんちゃらソリューション部の部長だとか、自分の会社の仕事なんてほとんどやらな現場のエンジニアは山ほどいます。
肩書なんて名刺の見栄えをよくするだけのモノ。
会社としては、管理職にして残業代を抑制しようという思いだけですからね(ホントは名ばかり管理職だから残業代も必要なんだけど)。
どっぷりと本社勤務になっちゃうとせっかくのITエンジニアの特権がどっかに行っちゃいます!
そろそろ現場のエンジニアは疲れたから管理側に回りたいなんて思ったら、自分の価値がだだ下がりしちゃいますのでご注意ください。