ITエンジニアの価値はなぜ経験で決まるの?【実務経験は価値あり】

ITエンジニアの市場価値を決めるものは、資格とか年齢ではなく、何よりも経験です

どんなに高度な資格を持っていても実務未経験だと相手にされないし、逆に言えば20代後半でも実務経験10年近くとなれば市場価値は一気に高まります。

なぜこれほどまでにITエンジニアは経験が重要視されるのでしょうか?

システムエンジニアの価値を決めるモノはスキルとか知識じゃない

ITエンジニアは経験が大事

研修よりも実務経験

私ピカタロウは、30歳にして実務未経験でITエンジニアにキャリアチェンジしましたが、とにかく就職活動に苦労しました。

IT系のスクールで技術と知識を磨き、資格まで取ってきたのになかなか就職先が決まらない。

もちろん大卒でニートやってたり、長いことフリーターやってたせいなのもあるんですが、どこに行っても「未経験かぁ~」と嘆かれたものでした。

なんだよ!

WEBデザインからWEBプログラミング、サーバ構築からネットワーク構築までしっかりと技術を身に着けてきたんだぞ!

そこら辺の下手なITエンジニアより絶対オレのが使えるはずなのに・・・

それなのにみんな経験・経験と呪文のように唱えやがって!

経験が金で買えるのなら買いたいと思うほど経験という言葉を浴びせつけられました。

IT業界は何よりも経験が重要視されることを就職活動で実感しました。

なぜそこまで経験が重視されるのか?

それは経験値の高い人の方は、問題解決能力を持っているからなのです。

もちろん経験値が高くても解決能力を持っていない人もいますが、経験値の浅い人よりもその能力がある確率が高いことを知ってるから、IT業界では経験が最も重要視されるのです。

解決能力って何?

高いお金を払って実務研修を積んできた人は、確かにいろんな知識を植え付けられています。

インフラエンジニアであれば、サーバを作ったり、ネットワークを組み立てたり、データベースを作ったり。

教科書通りの構成を組み立てるのであれば、変に汚れていない新人のエンジニアの方がキレイに構築できるかもしれません。

でもね、実際の現場って教科書通りにはいきません。

お客様の要望で無茶なシステム構成になっていたり。

製品の都合で訳の分からん設定がされていたり。

昔からの慣習でヘンテコな作りになっていたり。

現場に行ってみたら資料もない、当時の構築データも残っていない、エビデンスも適当、サポートも切れてる。

そんな複雑に入り組んだシステムでもお金を生んでいる以上使い続けなければいけない。

想定通りにならないようなシステムでも、なんとか正常稼働するように導くことができる。

大規模障害でもなんとか復旧させることができる。

それは、経験豊富なエンジニアならではの技術なのです。

経験値が高いエンジニアはとにかく引き出しが豊富。

誰もが気付かないところに眠っている設定漏れやバグを見つける特殊能力を身に着けているんです。

だから経験豊富なエンジニアは、解決能力が高い。

なので経験が重要視され高値で評価されるのです

経験豊富なエンジニアは?

経験値が高いエンジニアは高い値段で売れるんです。

もし今の給料に納得いかない!

というのであれば、年齢なんか気にせず転職市場に打って出るべきです。

面倒くさいとか、どうせオレなんかとか、殻に閉じこもっていちゃダメです。

経験というお金で買いたくても買えない貴重な能力を持っているんですから、少しでも高く評価してくれる職場を探すべきです。

自分を過小評価してはいけません。

人材難で転職市場が活発な今こそ、自分を高く売り抜く絶好のチャンスなのです