インフラエンジニアには、いくつかの得意分野があります。
サーバに強い人、DBに強い人、ネットワークに強い人、ストレージに強い人。
ただDBだけしかできない、ネットワークだけしかできないという人は、常に不安を感じて生きているようです。
今持っている技術が廃れたらどうしよう。
オレ、ネットワークしかわからないし・・・
何でも屋の人間から見ると特殊能力があるんだからいいじゃん?と思うけど、やっぱり幅広くできるエンジニアが重宝されるのも事実。
もしあなたが将来に不安を感じないようなインフラエンジニアになりたいのなら、5つのツール全てを網羅するといいでしょう。
最強のインフラエンジニア
インフラエンジニアの5ツールとは?
インフラエンジニアの5ツールはこちらです。
- Unix/Linuxサーバスキル
- DBスキル
- ネットワークスキル
- プログラミングスキル
- クラウドスキル
それじゃ1つずつ解説していきますね。
まずUnix/Linuxと書いたけど今はLinuxだけでいいかな。
AIXとかHP-UXとかSolaris特有の知識はもはやいらないかもしれません。
ここ数年Windowsサーバも増えているんだけど、Windowsはある程度なんとかなっちゃうんだよね。
もちろんWindowsはWindowsでいろいろ面倒くさくて大変なんだけど、普段使ってるパソコンの延長でぶっちゃけなんとかなる。
でもLinuxは、ちゃんと覚えないと使えない。
てかLinuxできない人はもはやインフラエンジニアとは呼べません。
Linuxは自宅でも学習できますので、苦手という人は最低限使いこなせるくらいにはなっておくべき。
続いてDB。
データベースだけは無理と拒否反応を示す人もいるでしょう。
でもDB一切わからないだとこれはこれで困ります。
OracleならわかるけどMySQLはわからないならいいんですが、SQLとかバックアップとかある程度知らないと話になりません。
今でもOracleは強いけど、どんどんOSS化の流れは来てるからPostgreSQL、MySQL(MariaDB)は勉強しておいた方がいいです。
続いてネットワーク。
ネットワークは面倒くさいから覚えたくねぇって人も多い。
ただネットワークわからない人って、障害の切り分けが出来ないんだよね。
そもそもPingは通るのか?ポートは空いてるのか?ルーティングは正しいのか?
そこから始めないと障害復旧できないのです。
ネットワークはCCNAレベルでいいのでこちらもちゃんと勉強しておきましょう。
次にプログラミング。
もちろんインフラエンジニアなんだからJAVAみたいなオブジェクト言語をしっかりと学べなんてことは言いません。
自分もできないしw
でもね、スクリプト言語とか最低限のソースは見れないと役に立ちません。
ネットワークしかやってこなかったからソースのエラーが分からないとか、マクロとか全然組めませんとか言われると、降れる仕事が格段に減っちゃいます。
シェルでもPerlでもVBAでもなんでもいい。
インフラエンジニアでも一つくらい得意な言語を身につけましょう。
で、最後にクラウドスキル。
これは最近5ツールに加えた技術ですが、やっぱり今の時代のトレンドはクラウド。
AWS、Azureで実現できること、クラウド化されると何が変わるか?
どんなメリットがありデメリットがあるか?
それくらは知らないとこれからのインフラにはついていけなくなってしまいます。
転職で有利なプラスアルファ
ぶっちゃけ上記の5つのツールを兼ね備えているインフラエンジニアは、しばらく仕事に困ることはないでしょう。
転職市場でも引く手あまた。
かなり高値で売りぬくことが可能です。
でもさらにプラスアルファつけたいのなら、マネジメント能力です。
5つのツールを兼ね備えながら、リーダー経験あり、管理職経験ありとなれば、市場価値は各段に高まります。
5つのツール全てそろえるのは難しい。
ネットワークは苦手、DBは苦手それは仕方ない。
ですが、極力5つのアイテムを集め、そこに管理能力を加えることが出来れば、転職活動で無双状態になれるはずです。