誰もが憧れるホワイト大企業。
ネームバリューがあって、収入はよくて、安定していて、労働環境も良くて・・・
でもね、みんながみんなホワイト大企業に入れるわけない。
日本の会社の9割以上は中小企業なんだから、大抵の人は中小企業に入るのです。
大企業を支えるのは中小企業。
そんな中小企業の方が幸せになれるという人もいるものなのです。
ホワイト企業じゃ幸せになれない人
中間管理録トネガワみたいな人
「賭博黙示録カイジ」からスピンオフした「中間管理録トネガワ」。
この漫画の舞台となっている帝愛グループは、まさに漆黒のブラック企業。
そんなブラック企業でNo2にまで成り上がったトネガワは、自分が所属している会社がブラック企業であることを理解している。
社長からの無理難題をなんとか解決し、ありえない無茶ぶりにも応じている。
トネガワこそ真の社畜。
でもこれマンガだし。
こんなトネガワのような人材は現実社会にはいないし。
と思うのは早計だ。
現実社会にも、トネガワに酷似した人間はいくらでもいる。
ワンマンでブラックな社長からの無理難題を楽しみ、時には心がボキボキに折られそうになっても社長に誠心誠意尽くす。
実際にそんな人たちも多くいるものなのです。
そんな人たちにはホワイト企業は物足りない。
タイムカードなんて関係ない。
自分のプライベートさえ削っても会社に尽くす。
そんな自分に酔いたい人たちは、むしろ軽くブラックくらいの会社じゃないと幸せになれません。
頂点を見たい人
大企業の頂点に立てる人は、一人しかいません。
トヨタ自動車なら社長の豊田章男さん。
ソフトバンクなら孫正義さん。
日産ならゴー・・・・。
まぁ最後の人はさておき、大企業でトップに立つのは並大抵じゃありません。
そもそも大企業のトップになりたいのなら、その辺の大学卒業じゃまず無理です。
一流大学というハードルをクリアし、過酷な昇進争いに勝ち抜き、実力だけでなく運も兼ね備えている一人の人間だけが大企業のトップまでたどり着けるのです。
てゆーか、大企業に入った時点であわよくば社長になろうなんて思っている人って、ごく一握り。
それ以外の人たちは、最初からトップになることなんて眼中にないわけです。
人生一度くらいはトップに行きたい。
将来は経営者として会社を動かしたい!
そう考えている人は、ホワイトな大企業に入社しても退屈になるだけです。
少人数の方が心地よい
企業規模が大きい会社の方が居心地が悪いという人もいます。
社員数数名でアットホームな会社の方がイイ。
全員の顔と名前が一致するくらいの方がイイ。
小さい方が仲間意識も芽生えますし、運命共同体という意識も芽生えます。
大きな規模の会社とか人数が多すぎる会社だと委縮してしまって落ち着かないという人は、中小企業の方が向いています。
金だけもらえればそれでイイ
金だけもらえればそれでイイ!
給料さえちゃんと払ってくれればそれでイイ!
給料が高ければそれでイイ!
という人も中小企業の方が向いてます。
大企業は収入面では優遇されていますが、その分責任感が必要ですし、重たい役目を与えられます。
それが中小企業なら技術だけあればイイ。
稼いできてさえくれればそれでイイ。
自分は技術面の仕事だけやってればいい、それ以外のマネジメントとか営業とか面倒くさいことはやらなくてイイ。
残業やるだけやってその分が給料に還元されるのならその方がイイ。
そんな人もホワイト大企業は向いてません。
まとめ
小さい会社の方がやりがいがあるという人もいますし、大企業を支えているのは我々中小企業だ!というような下町ロケット気分な人もいるでしょう。
大企業だけが会社じゃありません。
転職先は、自分の属性に合わせた会社を選ぶべきなんです。
ホワイトだから大企業だからという表面だけで決めてはイケません。
自分に合った会社、社風に合った会社を選ぶことが転職先選びで最も大事なことなんです。