30代未経験者はプログラマよりインフラエンジニアが推奨される理由

20代前半ではなく、20代後半から30代前半でITエンジニア未経験なのであれば、プログラマよりもインフラエンジニアを目指す方がイイかもしれません

これはあくまでもフリーランスとして生きていくというのではなく、正社員としてITエンジニアになりたいという人のお話です。

フリーランス志向なのであれば、プログラマの方がイイかもしれません。

気付いたら20代後半になってしまった・・・

せっかくなら手に職をつけて転職したい!

長くできる仕事がしたい!

長期間役立つスキルを身に着けたい!

そんな希望があるのであれば、インフラエンジニアがおススメです

その理由を解説してみます。

未経験者ならインフラエンジニアがおススメな理由

参入障壁が低い

インフラエンジニアは、プログラマに比べれば若干参入障壁は低いと考えられています

とりあえずコンピュータの基礎、ネットワークの基礎、サーバの基礎さえ身に着けてしまえば、ある程度実戦で対応できる兵隊くらいにはなれちゃいます。

プログラマの場合、そうもいきません。

アルゴリズムとか理解したり、変数とか配列とか条件分岐とかを理解して、オブジェクト指向だとかよくわらかない能力を身に着けなければイケません。

大学である程度基礎をつけてきた人なら短期間で育成可能なんですが、全くの畑違いの人がプログラマを目指すのであればある程度の時間は必要不可欠です。

ピカタロウ

実際、全く畑違いだった自分もWEBプログラミングを習ったことがありましたが、今思えば100のうち20も理解できてなかったんじゃないかな。

プログラムって最近簡単になってきたとはいえ、やっぱり取っつきにくいものなんですね。

ずぶの素人がソースコードなんかみてもチンプンカンプン。

ネットワークとかサーバとかの方が初心者でもイメージしやすいのです。

身に着けた技術が汎用的に使える

プログラマってどんなプログラムでも出来るってワケじゃないんです。

プログラミングには、言語と呼ばれるいろんな種類があるんです

C言語、COBOL、アセンブラ、JAVA、JavaScript、PHP、Python、VB.Net・・・

上述した以外にもC#だとかC++だとか、どれがどれだかよくわらかないくらいあるんです。

で、C言語やっている人ならC#とかできるんでしょ?

と思うかもしれませんが、同じ中国語でも広東語、北京語、上海語など種類があり、微妙にコミュニケーションが取れないのと同じように、一つの言語だけべったりやってきた人はその他の言語は対応できない人が多いのです。

ですが、インフラエンジニアのスキルは汎用的に利用できるんですね

ネットワークの知識を身に着ければ、Cisco製品のことも分かりますし、Juniper製品のこともわかる。

Linuxの知識を身に着ければ、HP-UXとかAIXもなんとかなっちゃう。

C言語を教育させたらC言語の仕事しかできないんじゃなく、総合的な知識を身に着ければ、いろいろな現場で対応できるので育成しやすいんです。

未経験者でも出来る仕事が多い

未経験のプログラマが出来る仕事って、作成したプログラムが正常に動作するか?というテスター業務くらいしかありません。

一昔前、日本の大手企業が携帯電話のシェアを独占していた頃は、携帯端末のテスター業務なんて山ほどありましたが、ご存知のように日本企業はスマホでは完全負け組。

さらにテストだけなら安価な海外のオフショアを利用するケースも多くなっていますので、テスターだけの仕事となると、なかなか日本国内には少なくなってます。

その点インフラの場合、まだまだ未経験者でも出来る仕事が多いんです

典型的なのがサーバやネットワーク、セキュリティのシステム監視業務

ネットワークエンジニアにとって監視の仕事はやる意味ないのか?

監視以外にもオペレータ業務とか、ヘルプデスク業務とか、保守作業とか、単純な運用作業とか。

インフラエンジニアの方が、未経験者でもすぐに戦力になれるのです。

長く仕事ができる

一昔前プログラマは35歳定年説なんて言われていました。

今の時代はそうでもありませんが、今もなお一つのプログラミング言語しかやって来なかった人は、ある程度の年齢になると現場に出られなくなってしまうことが多いのです。

代表的なパターンとしてはCOBOLのプログラマ。

もはや化石と揶揄されるCOBOL言語のエンジニアは、本当にCOBOLしか出来ないんです。

今の時代、新規でCOBOLを採用する会社はどこにもありませんので、COBOLが無くなったら仕事がありません。

その点、インフラエンジニアの場合、前述したように汎用的なスキルが身に付いていますので、便利屋的な使われ方かもしれませんが、オッサンになっても十分戦力として機能します。

だからある程度の年齢から始めても長くスキルを活かせるメリットがあるんです。

募集会社が多い

業界未経験者でも短期間で育成可能、さらに長く活躍することができる。

なので、業界未経験者でもインフラエンジニアの求人募集をかける会社が多いんです

試しに求人サイトに登録して検索してみればわかりますが、プログラマの場合20代後半ともなるとほぼ未経験は採用されません。

20代後半、業界未経験、大学は文系もしくは高卒、出来ればエンジニアで正社員として働きたい!

そう考えているのであれば、インフラエンジニアのスキルを身に着けるべきです