転職活動をするときは履歴書と職務経歴書は必須です。
コレをうまく使いこなせるかどうかで、書類選考の通過率は格段に変わってきます。
でも、自分の経歴にあまり自信がない人とか、ちょっとレベルの高い会社への転職を狙っているという人は、自分の経歴以上に盛ってしまいがちですよね。
個人的には、転職活動って自分を売り込む営業活動なので、多少盛るのは当たり前だと思っています。
ちょっとくらい盛らないと転職成功しないし。
盛ってはダメ!調査会社が明かす履歴書・職務経歴書の「バレる嘘」(ダイヤモンド・オンライン) https://t.co/KtpcuE8Qqj— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) 2019年5月12日
実際に採用も経験している側から見て、盛っていトコと盛っちゃダメなところを解説してみます。
履歴書と職務経歴書
履歴書
履歴書に関しては、原則盛ってはイケません。
履歴書は、仕事の経歴だけではなく住所や学歴、賞罰、資格や家族構成など、パーソナルデータを証明する書類ですので正直に書くようにしてください。
盛るのであれば職務経歴書です。
でわまず履歴書の注意点を紹介します。
学歴
学歴は正直に書きましょう。
大学中退なのに卒業と記載したり、ましてや入ってもいない大学や高校を記載するのは論外です。
渋い声のコメンテーターじゃないんだからw
ここを詐称してしまうと経歴詐称になる可能性もありますから絶対にやめておきましょう。
システムエンジニアのような仕事であれば、学歴なんてそれほど重要視されませんので素直に書くべきです。
職歴
採用側が最も気にするのは、仕事と仕事のスキマです。
大学卒業後何年間かブランクが空いていたり、前職から1年以上間が空いていたりするのは非常に気になるものです。
なぜ気になるのか?
いろんな理由がありますが、仕事と仕事のスキマがあるということは、精神的に疾患があるけど隠しているんじゃないか?実は何か問題があるんじゃないか?と余計な詮索をされてしまうんですね。
ですので、短い期間で会社を辞めてしまっても経歴として書いておいた方がいいです。
中には短い期間の仕事は書く必要がないと自己判断してしまう人もいますが、返って逆効果になるかもしれません。
もちろん、前職との間はアルバイトをしていたからちゃんとした職歴はないだとか、ちょっと仕事に疲れて休みたかったなど、明確な理由があるのであれば無理して埋める必要はありません。
その辺りは職務経歴書と面接でフォローしましょう。
賞罰
今時、賞罰の欄が必須なんて規定されている履歴書を採用している会社なんてほぼありません。
ですので、自分で履歴書を作る際に無理して賞罰の欄なんて作る必要ないです。
過去にものすごい賞を受賞していてそれを絶対に書きたいというのであれば書いてもいいですが、過去の犯罪履歴なんて聞かれない限り答える必要はありません。
でもオレ前科があるから書いとかないと・・・
と思う気持ちもわかりますが、それは会社の採用側が確認するコト。
面接を受ける側が積極的に公表しなければイケない話ではありません。
資格
当然取得してない資格を書いてはイケません。
例えば一次試験と二次試験両方受かって初めて合格なのに、一次試験の合格だけで資格取得と書くようなことは絶対にやめときましょう。
ですが、すでに失効してしまったような資格は書いても問題ありません。
IT系の資格などは3年に1回更新しなければイケない資格もありますが、一度は取得した資格なんて逆に書いておいた方がイイです。
その辺の詳細はこちらをご覧ください。
失効した資格を履歴書・職歴書に書いてイイの?【職歴書の書き方】職務経歴書
履歴書とは違い、職務経歴書はちょっとくらい盛った方がイイんです。
職務経歴書を盛っていようがなかろうが、結局採用面接で化けの皮は剥がれます。
ですので、書類選考で通りやすくするためにもある程度は盛っておくべきなのです。
何人も採用の面接をした経験からすれば、みんなやってきた経験を書かな過ぎです。
根掘り葉掘り聞いていくとこんなこともやってたんだ、こんな実績もあるんだと、あとから出てくることばかりです。
職務経歴書にフォーマットなんてありませんので、ここで出来る限りアピールするべきです。
リーダー経験
自分と後輩の2人だけで参画していたプロジェクト。
当然自分が先輩だから上の立場になっていたけど、平社員だったしリーダーとしては何もしていない。
それでもリーダー経験ありって書いておいた方がイイ。
会社によって求めるリーダー像が違いますから。
中途採用には、30人近いグループのリーダーを任せたいという会社もあれば、若手を1人か2人携えてプロジェクトに入ってほしいという会社もあります。
少人数でもリーダーとして振る舞ってきたのならリーダー経験ありと書くべきです。
PM経験
PMとはいってもなんちゃってPMという人は相当数いるでしょう。
大体、大企業のSIerとかの出身でもなければ、PMらしいPMの経験なんてないはずです。
実際はPLに毛が生えたレベルのPMなのにPM的な仕事をしてた。
のであれば、PM経験ありと書いてもいいんです。
これも前述と同じで、求められるPMのレベルが違いますので、レベルに合わなければ面接ではじかれますから。
設計経験
設計と言ってもいろいろあります。
全くゼロからのプロジェクトを一から設計して作り上げた設計もあれば、既存案件とほぼ同じで、既存のテンプレとか既存踏襲ばかりでコピペばかりで設計したとか。
前社と後者では設計のレベルが格段に違います。
それでも設計は設計。
設計経験があるのであれば、キッチリと職務経歴書でアピールすべきです。
設計経験がある人とない人とでは求められる仕事のレベルが全然違いますので。
結論
基本的に履歴書は盛らずにその分職務経歴書で多少盛るというのが転職活動の原則です。
ただ盛ると言ってもあまり書きすぎて10ページも20ページにもなってしまうと逆効果になってしまいます。
もし職務経歴書の書き方がわからない、アピールできる経歴の書き方を教わりたいのであれば、リクルートエージェントに登録してみましょう。
経験上、職務経歴書の添削を高いレベルでやってくれたのはリクルートエージェントだけでした。
他のエージェントでは、ここまで親切にやってくれませんでしたので。
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