転職先を決める方法は数多く存在します。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 転職フェア
- ヘッドハンティング
- 引き抜き
- ハローワーク
- 人材紹介
- 親族のコネ
- 友人の紹介
この中でも、高確率で失敗する転職先探しは友達の紹介です。
なぜ友達の紹介で転職先を決めてしまうと失敗する確率が高くなるのでしょうか?
高確率で失敗する転職
友達はあなたと働きたいワケではない
そもそもなぜ友達は、あなたを自分の会社へ誘うのでしょうか?
友達がたまたま仕事が無くなって困っているということもあるのでしょうが、多くの場合、自分の会社に人を入れたいから手っ取り早く目先の友達に声をかけているはずです。
- 自分の会社でなかなか人が取れない
- 会社に人を誘うとインセンティブが貰える
- とにかく人がいない
- 友達の方が仕事教えやすい
- 自分で起業したばかりで身近な人を引き込みたい
大体こんな理由です。
友達はあなたと働きたいワケではなく、丁度いいピースがそこにあるから無理やり会社にはめ込もうとしているだけなんですね。
だから入社後に話が違う、ちょっと条件が違う、仕事の内容が違う。
なんて言われても「オレのおかげで会社に入れたんでしょ」と、弱い立場になってしまい働きにくくなるモノなのです。
あなたと働きたいから誘っている訳じゃありません。
ただあなたが便利だから声をかけているだけなのです。
友達がいずれ上司になる
友達の誘いで転職するということは、いずれ友達はあなたの上司になるということを示しています。
友達は先に今の会社にいますから、先に昇進するのが世の常です。
友達が起業した会社に入ってしまったら、ずっと社長と社員の関係です。
今まで気軽に「おい佐藤!」なんて呼び捨てにしていた友達を、数年後「佐藤部長」なんて呼ばなきゃイケない時期がくるんです。
いやそんなことないよ。
オレとあいつの関係は未来永劫変わらないよ。
と思っている人は、将来必ずや後悔することでしょう。
会社に置いて上司・部下という関係は、決して崩すことができない聖域なんです。
そこに友達という余分な感情は入り込む余地がありません。
上司・部下でも大変だというのに、友達が社長だったりしたら・・・
もう目も当てられないような惨劇が待っているはずです。
友達と仕事をすると友達を失う
友達と仕事をするということは、友達を一人失う行為だと考えた方がイイでしょう。
学校を卒業してもずっと仲良く過ごしていた友人がいたとします。
その友人の紹介で会社には行って一緒に仕事をしてみてください。
最初は仲のいい友達がいるから、会社に馴染みやすいというメリットはあるでしょう。
でもね、そんなの最初だけですよ。
今までは月に1回とかのスパンで会っていた友人と毎日顔を合わせることになる。
仕事終わりに飲みに行くこともあるでしょう。
そんな友人とさらに土日まで会って遊ぶ気になりますか?
多くの人は土日くらい仕事と離れた人と遊びたいと思うはずです。
お笑いコンビとか、バンドのメンバーとかが仲が悪くなるというのも同じような現象でしょう。
仲の良かった友達同士で漫才コンビを組んだけど、売れてきたら疎遠になり仕事以外ではあまり会わなくなる。
そりゃ、毎日職場で顔を合わせている奴とプライベートまで一緒にいたら息が詰まって仕方ない。
実際一緒に働いてみたら仕事のやり方が合わなかったり。
思っていた以上に使えない奴でイライラしたり。
友達と一緒に仕事をするとこんないろんな障壁が現れるモノなのです。
友達の会社に行くという行為
友達の紹介で転職先を決めるという行為は、逃げるコトだと考えてもイイでしょう。
自分の将来を決定する職場を自分自身の足を使って探すこともせず、自分で切り開くこともせず、ちょっとした高待遇や転職先の人間関係を恐れて友達の紹介にホイホイと流されてしまう。
こんな転職方法が上手く行くことは、まずあり得ないと思ってください。
今の職場から離れて、新たな職場を探すという行為は、決して逃げではありません。
とはいえ、友達の紹介で転職先を決めるのはただ単に「面倒くさい」という気持ちに流されているだけです。
- 履歴書書くの面倒くさい
- 転職サイト登録するの面倒くさい
- 面接とかするの面倒くさい
- 自己アピールとか面倒くさい
- 転職後の人間関係とか面倒くさい
大事な人生の進路を、面倒くさいという理由で決めてしまってもイイのでしょうか?
転職先選びは、成功しても失敗しても最終的な責任は、会社を決めた自分にあるんです。
自分の人生に責任を持つためにも、転職先は絶対に自分の意思で決めるべきです。
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