今現在中小企業とか零細企業に勤めている人は、転職先として大企業に行きたいと思うのは自然の流れです。
確かに一部上場の大企業の正社員ともなれば、待遇も違いますし安定性、将来性も中小とは段違い。
ですが、意外と大企業本体の正社員というのはあまり多くなく、ほとんどが系列子会社の社員なのです。
N〇〇とか日〇とか富〇〇とか、本体の正社員というのはごくわずか。
本体の社員は、ほとんどが新卒からの生え抜きで中途社員はあまり多くありません。
ですので、転職者の受け入れ先は大体大企業の子会社なんですね。
大企業の子会社は、ハッキリ言って年収の伸びしろは高くありません。
大企業の子会社
大企業の子会社
唐突ですが、転職フェアに参加したことありますか?
電車の中吊り広告とか、インターネットの広告でよく紹介されている転職フェア。
転職フェアには、それこそN〇〇とか日〇とか日本の大企業から、外資系の大企業、また聞いたこともないような中小企業まで、数多くのブースが乱立されています。
そんな転職フェアに参加して、会場を歩き回ってみるとわかりますが、人だかりが出来ているブースと閑古鳥が鳴いているブース、勝ち組と負け組がクッキリと分かれます。
人だかりが出来ているブースは、やっぱり今勢いのある会社です。
メルカリだとか、Amazonだとかそんな会社。
一方、誰も座らないような会社は、当然ながら聞いたこともないような中小企業。
やっぱりみんなネームバリューのある会社に転職したいんですね。
名前も聞いたことない中小よりも、ある程度名の知れた会社に行きたいのはそりゃ当たり前。
ですが、その会社本当にあなたが求めている会社なのでしょうか?
N〇〇とか日〇とか富〇〇という名前がつくと、へーこの会社富〇〇系の会社なんだ・・・
と安易に決めてしまってイイんでしょうか?
それ、確かに大企業ですが子会社ですよ。
大企業本体ではなく、子会社って結構キッツイ立場なんですけど。。。
子会社の年収提示
子会社の年収提示ってどの程度かご存知でしょうか?
以前、私の友人の優秀なエンジニアが、大企業の子会社から引き抜き交渉をされていた時期がありました。
彼の年齢は30歳。
経験も豊富で、能力も高いエンジニアでしたが、所属していた会社の年収は残念ながら悲惨なほど低かった。
大企業の子会社なら、年収も相当上げてくれるんだろうなぁ・・・
そう考え引き抜き交渉に臨んだところ、提示された年収は現在貰っている年収から10%増し程度だったんだそうです。
ピカタロウ
大企業の子会社って、そんなに潤っていないってことなんです。
みんな会社名の頭に大企業の名前が入っていると、ホイホイ釣られてしまうんですが、大企業の子会社なら中小企業の方が年収の上がり幅も期待できるはずです。
大企業の子会社は、キッチリと賃金テーブルが決まっていますので、転職者に柔軟な年収を提示することはまずできません。
ですが、中小企業であれば社長さんの裁量だけで一気に年収を引き上げてくれることもあるんです。
ちなみに前述した優秀なエンジニアは、スタートアップの社長に引き抜かれ年収を一気に倍増させることに成功してました。
転職先の選び方
転職先を選ぶ時、自分の希望が年収増であるのなら、会社のネームバリューなんかにとらわれてはイケません。
むしろ独立系のベンチャー企業の方が、年収の伸びしろは高く、さらに定年退職なんて関係なく年齢を重ねてもずっと働けるメリットもあるんです。
会社名に大企業の名前が入っても、そこは大企業ではありません。
大企業の名前がついただけの中小企業と思った方がイイかもしれません。
その点をよく注意して転職先を探してみてください。
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