システムエンジニアという仕事は、50歳を過ぎても60歳を過ぎても活躍できる仕事です。
それなのに、精神的に病んでしまったり、疲れてしまったり、最新の技術についていけなくなったりして、この仕事から退いてしまう人も少なくありません。
長く続けていくにはどうすればいいのか?
長く続ける秘訣なんてあるのでしょうか?
システムエンジニアを長く続けるために必要なコト
好奇心
ITの世界は信じられないようなスピードで進化しています。
一昔前は、みんなパソコンにLANケーブルを指して仕事をしてたのに、今ではWifiでどこでも通信が繋がる時代です。
サーバだって重たいラックマウントサーバを腰を痛めながらラックに設置して構築していましたが、今ではAWSとかAzureとかパブリッククラウドを使えば、数クリックでサーバが出来てしまいます。
そんな進化のスピードについていけず、古くさびれた知識しかない持っていない、自身をアップデートできないエンジニアは、残念ながら仕事にありつくことができなくなってしまうのです。
60歳を過ぎても活躍できる業界とはいえ、常に新しい技術に対する好奇心は持ち合わせていないと、長く仕事を続けることは出来ません。
IT系の雑誌を購読するのもいいでしょうし、AWSサミットのような最新技術の展示会などに積極的に参加するのもいいでしょう。
最新の技術を身に着ける必要はありませんが、知識だけはある、知ろうとする気はある、そんな姿勢がないといずれ仕事は回って来なくなるかもしれません。
一番大事なのは人間力
システムエンジニアとはいえ、結局最後にモノを言うのは人間力です。
ベストセラーとなったアドラーの「嫌われる勇気」の中で、このような文脈があります。
「人間の悩みはすべて対人関係の悩み」
システムエンジニアという仕事は確かにストレスが溜まります。
ずっと机の前に座り、動くこともなく、納期に追われ、プレッシャーをかけられ続け・・・
精神的に病んでしまう人も少なくありません。
その病んでしまう多くの人たちは、人付きあいが上手く行かずに潰れていってしまうんです。
システムエンジニアは、一見一人だけの力で生きていけるように思われますが、周りの人を巻き込んでプロジェクトを進めないと成果を出すことは出来ません。
システムエンジニアにとって、人間関係は欠かせない必須スキルなのです。
だというのに、システムエンジニアってちょっと変な奴が多いのも事実。
コミュ障の集まりのような業界なのは致し方ありません。
すべての人と上手くやろうと思うと、IT業界では絶対に上手く行きません。
- 軽快な切り返しとか
- 一般的なコミュニケーションとか
- 日常の挨拶とか
- 人に嫌われない言い回しだとか
- ムカつかれないメールのやりとりだとか
そんな当たり前のことすらできない人たちの集団なんだから、最初から人間関係なんて諦めが必要なんです。
こいつらみんな変な奴。
こいつらみんなイヤな奴。
それくらい最初から割り切って仕事しないと、早い段階で潰れます。
コミュ障のエンジニアなんて、モンスターみたいな存在です。
モンスターとガチンコで戦ったところで勝ち目はありません。
システムエンジニアは、60歳を過ぎても必要とされる貴重な職業です。
人間関係はさらりと割り切り、長く細く働いていく道を模索していくべきなのです。