物流(以下トラック運転手)の仕事とITの仕事どちらの仕事が楽なのか?
どちらの仕事もやってみたけど、どっちもどっち。
どちらもイイ面もあり、悪い面もあるんですが、トラック運転手の仕事ってやっぱりイメージは良くないんですよね。
イメージがどうしてもよくならないんだよね。
物流とIT、両方の現場で働いて痛感した──トラックドライバーがこんなに不人気な理由(ビジネス+IT) https://t.co/s1wlMEiqT5— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) 2019年6月4日
20代にトラック運転手の仕事をやって30歳でITエンジニアになったピカタロウが、両方のイイ面と悪い面を紹介してみます。
物流とIT
物流の仕事のメリットデメリット
私ピカタロウが20代の頃やっていたのは、東京都内をグルグル回って配送するルート配送というお仕事。
ですので、一般的にイメージされるような日本中を走り回る長距離ドライバーとは違います。
トラック運転手のメリットはこんな感じです。
- 一人の空間で仕事ができる
- 好きな時間に休憩を取れる
- 体力的にそれほど消耗しない
- エアコンが効いた車内で仕事ができる
- 収入面もそこそこ安定している
- 休日出勤はほとんどない
自分的にはトラック運転手の最も気に入っていたところは、一人の空間を持てるコト。
朝荷物を積んで、配送センターを出発したら、そこから先誰かに拘束されることは無い。
トラックという一人部屋にいながら1日仕事が出来る。
好きな音楽を聴き、好きな時間に休憩を取り、独り言をブツブツ語っていても誰からも鑑賞されない。
これは、何にも代えがたいメリットでしたね。
さらに多くのトラック運転手は、重たい荷物の積み込みなどはやりませんので、体力的にもそれほど消耗する仕事ではありません。
ただデメリットも結構あるんですよね。
- 事故のリスクがある
- 運転でストレスが溜まる
- 渋滞により勤務時間が不安定
- 長時間運転しているため腰などを痛める
- イメージが悪い
- 収入も頭打ち
何と言ってもトラック運転手ってどうしてもイメージが良くない。
大学卒業してトラック運転手をやってるなんて友人に言えば、ずっとその仕事やり続けるの?といつもバカにされていたものでした。
何も悪い事してるわけじゃないのに・・・どうしてもこの悪いイメージは払しょくできないようです。
ITの仕事との比較
ITと物流どっちもやってみて感じたのは、ITの方が職場状況は間違いなく過酷ということ。
物流の仕事で深夜まで帰れないなんてことは一度もありませんでしたが、ITの仕事なら深夜どころか帰宅できずに会社に宿泊するなんてことは何度か発生します。
もちろん、そんなことが毎日あるという訳ではなく、納期に追われていたり、重大障害が発生したり、というレアケースですがね。
自分のノルマだけ終わればイイという物流の仕事とは違い、ITの場合チームで受けている仕事が終わらないとダメというのが大きな違いなんでしょう。
運転もストレスはたまるけど、ITもストレスはたまる。
運転もずっと同じ姿勢だけど、ITもずっと同じ姿勢で仕事する。
それでいてITの方が職場環境はよくないんじゃ、物流の仕事の方がいんじゃね?
ですが、両方やってみた身からすれば、もう一度物流の仕事に戻りたいという気持ちは全くありません。
何よりも収入面が格段に違いますから。
トラック運転手の収入は、長距離とか大型特殊だとかで全然違うとは思いますが、一般的なドライバーだと年収は頭打ちです。
ですが、IT業界のエンジニアであればやる気になれば年収は青天井。
稼げるのは断然IT業界です。
とはいえ、物流の仕事もやっていた身からすれば、トラック運転手という仕事を見下すような風潮は変えて欲しいというのが本音。
物流の仕事だって楽じゃない。
大げさだけど命をはって仕事してるんですから、仕事のイメージだけで決めつけるという行為はあまり好きにはなれません。