資格大好き国家の日本ですが、一体どんだけの資格があるかご存知でしょうか?
誰もが知っているメジャーな資格から、そんな資格あったの?という資格まで、数えだしたらキリがありません。
独立行政法人 労働政策研究機構のWeb調査で、あなたが現在所持している資格を教えて下さいと調べたところ1,034資格と回答があったそうです。
- 国家資格
- 公的資格
- 民間資格
- ベンダー試験
- 検定試験
すべてを含めると1000以上もある資格の中から、個人的には最もコストパフォーマンスの良い資格は社会保険労務士なんじゃないかと思っています。
その理由はこんな感じです。
目次
最もコスパの良い資格
コスパの良い資格の条件とは?
コスパの良い資格というのは、以下の要件を満たしている必要があります。
- 短期間で資格取得が可能
- 自宅で開業できる
- 知名度が高い
- 難易度が高い
- 受験者数が多い
- 副業で利用可能
- 会社内で価値がある
- 就職・転職に有利
- 異業種でも利用可能
もちろんこの話は、ある程度の年齢を重ねたサラリーマンやフリーランスの人が狙う資格という前提で進めます。
例えば今の日本で資格という観点で一番稼げるのは医者でしょう。
ですが、医者になるには子供のころから勉強し、難易度の高い医学部に入学しないとそもそも資格を受けることすら出来ません。
一昔前のようにお金を出せば、誰でも医学部に入れる時代じゃありませんからね。
これと同じで、弁護士ような資格も資格取得までに時間がかかり過ぎるし、弁護士を副業でやるなんてことは出来ません。
そろそろ司法試験なんて目指すのやめませんか?コスパが良い資格というのは、ちょっと気合を入れれば誰でも数年で取得出来て、さらに無理して会社を辞めなくても稼げる可能性のある資格。
それが社労士ってことなのです。
なぜ社労士がコスパが良いのか?
社労士って何する人?
何の専門家?
稼げない社労士ってイッパイいるんじゃないの?
こんな意見をよく聞きますが、コレってぶっちゃけ図星だったりしますw
街中に社労士事務所なんてそれほど見当たらないし、そもそも何やる人かわからないし、それなのにコスパ良いって言われても・・・
そんな社労士に対するいろんな疑問に答えてみます。
社労士って簡単に取れるの?
こちらが社労士試験の合格者の推移を示したグラフです。
毎年の受験者数が約4万人で、合格者数は例年2千人程度。
合格率は5~6%という難関資格です。
こんなん簡単に取れる訳ないじゃん!
確かに簡単な資格ではありません。
合格するためには、年間1000時間から1400時間程度必要とも言われています。
年間1000時間ということは、1日3時間の勉強を毎日1年間続けるという計算になります。
ですが、社労士試験は毎年一発合格者が出るような資格試験なんです。
その理由はいろいろとありますが、最も大きいのは全問マークシート式の試験ということ。
論文形式の試験や、面談などはありませんので、誰でも勉強さえしっかりすれば取得できる資格なのです。
さらに、社労士試験は記憶力が重要視される試験です。
細かい数字を直前期に詰め込んで、膨大な量を丸暗記してしまえば、合格点に十分届く可能性がある資格です。
だから、社労士試験は1年から3年程度の短期間で取得が可能なのです。
社労士ってどうやって稼いでいるの?
社労士は具体的にどうやって稼いでいるのか?
社労士と一言で言ってもいろんなタイプがいますが、このような方法で事務所は売り上げを上げています。
- 各種届出業務
- 給与計算
- 就業規則作成
- 年金相談
- 年金申請代行
- 助成金申請代行
- 顧問
- コンサルタント
- 労働紛争のあっせん
- 労基署対策
社労士の仕事はAIに奪われるなんて意見もあるようですが、そんな人は実際の社労士業務を取り巻く環境を知らないだけです。
社労士の市場が、おそらく私たちが生きているうちに無くなることはあり得ません。
10年後AIに仕事を奪われない事は税理士・社労士が一番知っている社労士が会社員におススメな理由
比較的短期間で取得できる資格は他にもあります。
行政書士や中小企業診断士、ファイナンシャルプランニング技能などの資格は、1~3年程度で取得可能です。
ですが、社労士が優れている点は、会社内でその能力が発揮できる点です。
社労士は、人事・労務・総務のスペシャリストですので、会社内のバックオフィス業務で能力を発揮できるのです。
行政書士のような資格は、あまり社内で利用するケースはなく、むしろ独立して効果を発揮する資格です。
また、中小企業診断士やFPとは違い、社労士には独占業務と呼ばれる社労士にしか許可されていない業務があるため、非常に強い効力を発揮するのです。
就職転職に有利になるの?
近年は、中間経費を削減する目的で事務の仕事は少人数で圧縮化されています。
そのため、各企業は有能な総務・人事担当者を数少ない人員で回したいと考えています。
ですので、転職市場に出てくる人事・総務担当者の募集は決して多くはありません。
ですが、企業側は極力社労士の有資格者もしくはそれに準ずる知識・経験のある人材を求めていますので、社労士の有資格者は転職市場で無双状態になります。
ピカタロウ
実際、本業はシステムエンジニアの私も、社労士資格の有資格者ということで総務・人事を応募している会社から、かなりのオファーが入りました。
社労士がコスパ通い理由は、独立・開業だけでなく就職・転職に活かせるという面もあるのです。
社労士試験に挑戦しよう
そんなコスパの良い資格、社会保険労務士にあなたも挑戦してみませんか?
ぶっちゃけ、社労士試験なんてちょっとホンキを出せば誰でも合格可能です。
こんな経歴の私でも、2年程度の勉強でキッチリ合格することができました。
- 法学部出身じゃない
- 法律の勉強は初めて
- 総務・人事の経験なし
- 会社勤め
- 妻子持ち
- 残業が多いシステムエンジニア
- 仕事は不規則
最大3年間、気合を入れる事ができればかなり高確率で合格が可能です。
国家資格を取ってしまえば、無双状態を手に入れることもできるのです。
人生80年、いや100年の時代と言われています。
その中の3年くらい、ホンキを出すことはそれほど難しくはないはずです。
今から始めれば、来年8月の社労士本試験で十分合格可能です。