先日元所属していた会社の社員とバッタリ道で遭遇しました。
バッタリ元いた会社の同僚に会った。
「最近会社どう?」
「メッチャつまらないッスよ。」
だって。。
そんな会社辞めちゃえばイイのに。— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) 2019年7月10日
そりゃそうだよ。
一応幹部社員だった自分みたいな人間がドンドン辞めていく会社なんて未来がある訳ないじゃん。
幹部社員がホイホイと会社を去って行くようなら、その会社すぐに退職した方がイイですよ。
幹部社員が辞めていく会社
課長とか部長とか役員とか、その辺の幹部社員が辞めちゃう会社というのはどのような会社なのか?考えてみましょう。
会社の状況が怪しい
幹部社員は、一般の社員よりも当然会社の経営状況をよく理解しています。
- 財務状況が危ない
- 利益がでない
- 返済が滞っている
- 役員報酬が不当に高い
- キャッシュフローが危ない
- 将来伸びしろがない
- 市場評価が低い
- 顧客からのクレームが多い
本来ならば幹部社員が率先してこのような状況を打破しなければイケません。
とはいえ、幹部社員だって一人の会社員。
特に家族を支えている一家の大黒柱であれば、会社と運命を共にするワケには行かないんです。
だから、本当に危険を察知したら、まずは幹部社員から会社を去って行くのが世の常なのです。
まだまだ本当に危険という水域ではなくても、幹部社員は一番会社の市場感を肌で感じ取っています。
一番敏感な幹部社員が去って行くということは、まぁその会社はそういうコトと考えてもイイでしょう。
社長に魅力がない
結局のところ会社というのは社長が一番大事なんです。
大塚家具がお家騒動でいろいろと問題になりましたが、一代で築き上げてきたオレ様社長のお父様が退いて、優秀な娘さんが社長になりましたが、経営状態は芳しくないようです。
ソフトバンクにしてもファーストリテイリングにしてもZOZOTOWNにしても、あれだけの大企業になっても社長の方針だけで会社の価値は大きく変わってしまうのです。
だからこそ、社長のことが尊敬できない、社長のことを見下すようになってしまったら、もうその会社にはいられません。
社長の事を尊敬できなくなった時それは会社を辞める時幹部社員が次々と会社を去って行く会社は、社長の人間力が極めて低いんだと思います。
どんなに仕事がきつくても、どんなに売り上げが苦しくても、社長には世話になった、社長はもっと頑張ってる、一番ツラいのは社長だ!と思えるのであれば、社員は会社を辞めません。
社長にそう思わせる人間力がないから、幹部社員が抜けていってしまうのです。
組織が弱い
幹部社員が抜けてしまう会社は、当然のことながら組織力が弱いと考えて下さい。
幹部社員が不満を感じるのは「裁量がない」というのが非常に多いのです。
管理職という責任だけ与えられて、ある程度自分の組織を自分の思い通りに動かせないのであれば、幹部社員は職責に不満を感じ他の組織へと旅立ってしまいます。
いくら厳しい立場でも、自分の権限で動けるのであれば、それは組織という小さな会社を経営しているということ。
それを感じることができない会社の管理職こそが、名ばかり管理職なのです。
組織が弱い会社は、会社自体が弱いとも言えます。
組織が固まっていない、足元が定まっていない会社が、これから先伸びていくことはないでしょう。
まとめ
幹部社員が辞めていくということは、会社経営に黄色もしくは限りなく赤に近いシグナルが灯っていると考えてもイイんです。
管理職が続けて辞めていくようであれば、そのタイミングが会社の見切り時です。
長く居続けると致命的な状況になるかもしれません。
沈みゆく船に身をゆだねるかどうかは、新名次第なのです。