転職しようと思ったのなら情報収集を始めることは悪くないと思います。
でも、いつまでも情報収集ばかりして何も前に進まないんじゃ、その行為は全く意味がありませんよね。
特に転職フェアに情報収集目的で行く人多いみたいだけど、ぶっちゃけ転職フェアって情報収集目的で行ってもほとんど意味ありませんよ。
だって転職フェアにブースを出している会社は、情報収集目的で来る人たちに情報を与える目的でブースを出しているワケじゃありません。
転職志望の見込み客を集客する目的でブースを出しているんですから。
転職フェアとかに全く転職する気がない様子見の人結構いるんだけど、情報収集ってあんま意味ないからやめといた方がいいよ。
— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) 2019年7月20日
転職フェアの目的
転職フェアってどんなとこ?
転職フェアに行ったことが無い人は、どんな場所からわからないと思いますので、軽く概要だけ説明しておきます。
転職フェアといっても誰でもその場で参加できる大規模なモノから、主催者がターゲットを絞って開催する小規模なモノまでいろんなパターンが存在します。
会場では、各企業がブースを開き、自社商品をアピールしたり、自社のサービスや福利厚生面をアピールしたりして、来訪者をブースに呼び込み、小規模な会社説明や簡単な面談を実施するのが転職フェアです。
転職志望者にとっては、いきなり人事担当者と会うことができたり、今まで知らなかったような会社と出会うことができますので、求人募集側・応募側双方の思いがマッチする場となっています。
これまで求人側でブースを出したこともありますし、自分が応募側として転職フェアに参加したこともあります。
ただ求人側でブースを出している立場からすれば、情報収集目的で来訪している人は一切眼中にないんです。
ブースを出している会社は何をしたいのか?
転職フェアにブースを出している会社は、当然ながらブースを出すための料金を支払って出展しています。
また、転職フェアって大抵週末を絡めて開催されますので、その分の人件費も負担しています。
ですので、企業としては転職フェアにブースを出す限り結果を出したいというのが本音です。
転職フェアにブースを出している企業はこんな人たちにブースに来て話を聞いてほしいのです。
- 今すぐ職を探している人
- すでに会社を辞めてしまった人
- もうすでに退職の意思を固めている人
- 転職の意思が固くいい会社があればすぐにでも転職したい人
- まだ転職までは考えていないけど今の会社に大きな不満がある人
この人たちにブースに座ってもらい、自分の会社のサービスや将来性、業界でのシェア、入社後の待遇、福利厚生面などをアピールし、一人でも多く面談に引き込み一人でも多くマッチする人材を確保したいのです。
つまり、情報収集目的で来る人なんて相手にしている暇はありませんので、情報収集目的で転職に行ったところで有益な情報なんて収集できません。
情報収集はほどほどに
転職って人生の大事な選択だから慎重に進めたい。
キッチリと情報を集めて、自分がホンキで行きたいと思える会社に転職したい。
その気持ちは十分理解できますし、情報を集めることは悪いことではありません。
ですが、日本に会社がいくつあるかご存知ですか?
日本には421万社(2019年時点)もの会社が存在するのです。
421万もある会社の中から、自分に合った会社を・・・と情報なんて集めていたら、迷いに迷って結局判断が遅れて絶好の転職の機会を失ってしまうだけです。
転職フェアにどんな目的で参加されましたか?と質問した時「とりあえず情報収集で」と答える人の多くは、結局転職することができずに終わってしまいます。
おそらく情報ばかり集め過ぎて頭でっかちになってしまい身動きが取れなくなっているんだと思います。
最終的に転職先を判断するには「勢い」も重要だったりします。
転職は一度きりじゃありません。
一度失敗したらまたさらに新しい会社を探せばいいだけ。
転職しよう!会社を辞めよう!と心に決めたのなら、あとは自分の背中を自分で押すだけです。
転職したいけど勇気がないあなた!会社を辞めるのは勇気ではなく勢い