この技術は数年後無くなっているよ。
この技術をやっている人は数年後確実に食えなくなるよ。
そんな意見をこれまで何度耳にしてきたでしょうか?
- COBOLエンジニアは食えなくなる
- 汎用機しか扱えないエンジニアは食えなくなる
- 制作しかできないプログラマは食えなくなる
- C言語しかできないエンジニアは食えなくなる
- インフラ基盤のエンジニアは食えなくなる
- ネットワークエンジニアは食えなくなる
そういえばJAVAのエンジニアも数年後食えなくなるよなんて話もありましたが、まぁバリバリ現役です。
IT業界のエンジニアとして20年近く過ごして来ましたが、結局上記のエンジニアはみんな食えないどころか、普通に現場の一線で働いています。
エンジニアの未来予測なんてほとんど外れるってコト。
なぜエンジニアの未来予測は外れるのでしょうか?
エンジニアの未来予測
エンジニアの未来予測が外れる理由
なぜエンジニアの未来予測はほとんど外れるのか?
それは、最先端の現場を知らない人が語っているからです。
一昔前IT技術はドッグイヤーなんて言われてました(今は誰も言いませんがw)。
人間よりも寿命が短く、成長が早い犬とIT技術の進化のスピードを重ね合わせた造語ですが、確かにIT技術の進歩は目まぐるしいものがあります。
10数年前使っていた技術はドンドン廃れていき、常に最先端の技術が押し寄せてくる世界。
ですが、現実社会の現場レベルではそれほど大きな変化は起きていないんです。
C言語を使った組み込み系のプログラミングがなくなることはありませんし、ルータやSWを使ったネットワーク技術が廃れることもありません。
確かに最先端の技術はドンドン進んではいるんですが、まだ机上レベルの技術というのが多いのも現実なのです。
つまり新しい技術は世に発表されてはいますが、まだ実際の技術として投入されてはいないんです。
自動運転の自動車が開発され進化を遂げていますが、現実社会の車が一気に自動運転に切り替わるということはないでしょう。
多くの技術は一部の試験導入からはじまり、徐々に広がっていくもの。
IT業界だって一気に最新の技術に切り替わっていくということは現実的にあり得ないのです。
柔軟にそして貪欲に
とはいえ、レガシーな古い技術だけに囚われているのであれば、そんなエンジニアは数年後未来はないでしょう。
数年前WEB分野で多く使われていたPerlという言語がありますが、今どきPerlでシステム開発をすることはほぼありません。
ですので、あと数年もすれば一からPerlでシステムを開発する人はいなくなるはずです。
「オレ、Perlしかできないから人生詰んだわ。。。」
という思考の人は、どんな技術を持っていても置いていかれるでしょう。
Perlしかやってきてなくても、PerlもJavaもPythonも結局同じプログラミング言語だからなんとかなるでしょ!!
そう前向きに、そして貪欲に新しい技術を身に着けようという人でないと、何年もエンジニアで食っていくことは難しいのは間違いありません。
COBOLしかできない!とか汎用機しかわからない!
じゃなくて、どんな技術でもやってみます!
こんな柔軟な考え方の人は、何十年経ってもエンジニアとして活躍できるはずです。
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