システムエンジニアにもいろんな分野の仕事があります。
- 金融系
- 公共系
- 病院系
- 学校系
- 一般企業系
基本的に使うスキルはどこも似ているんですが、業界に応じて大きく違う部分もあります。
例えば官公庁向けの公共系であれば、基本的に日本の企業が開発・提供しているサービスを優先しますので、未だに一太郎だとか花子だとか誰も使わないようなソフトウェアを導入したりします。
病院系であれば、独特の医事コンピュータのような知識が必要になってきます。
それぞれ、自分が携わる分野によって癖があり身につくスキルも変わってくるんですね。
そんな中、手堅く長く稼ぎ続けたいのであれば、金融系のエンジニアになるのがベストな選択肢です。
金融系エンジニアがベスト
なぜ金融がベストなのか?
なぜ金融がベストなのかというと、大手のSIerの花形事業部はみんな金融系なんですね。
金融系のシステムって当然ながら強固で堅牢じゃなければいけませんし、金融工学などを駆使した特殊なプログラミングも必要になりますので、中小で太刀打ちできるジャンルじゃないんです。
金融はお金を取り扱う業界なので、当然のことながらお金をイッパイ持ってます。
外資系証券会社の社員が、普通に年収1千万円どころか2千万円、3千万円を超えているのを見てもわかる通り、お金が回る業界ですので、請け負う仕事の値段も高くなる。
トヨタ自動車だって売り上げの大半はファイナンス事業。
なので金融系の特殊なスキルを身に着けておけば、ずっと同じ業界で生き続けていける訳です。
金融系エンジニアは大変なのか?
でも金融系のエンジニアって大変なんじゃね?
確かに大変なのは間違いありません。
ちょっと前にみずほ銀行の全システムが更改されましたが、このプロジェクトに参画された人は、おそらくブラックすれすれの稼働状況で働いてたんじゃないですかね。
CO後の数日は気が気でないと思いますが、ひとまず関わった皆様お疲れ様でした。
みずほ、新システム全面稼働=信頼回復へ大きく前進(時事通信) https://t.co/WixFHFNAQz— ピカタロウ@副業システムエンジニア (@piccataro) July 16, 2019
一般の企業ならテヘペロで許されるようなミスも金融なら絶対に許されませんので、その気苦労は半端ありません。
さらに金融系でも証券系になると休みも普通のエンジニアより少なくなるのも受け入れなければイケません。
市場が開いている時は働かなければイケませんので、お正月は最悪だと大晦日と三が日だけしか休めません。
システムのアップデートだとか更改だとかは土日夜間が原則ですので、休日出勤もちょくちょくあるのが金融系の特徴です。
ただその分休みの振替は取れますし、安定稼働に入ってしまうと急に楽になるという面もありますので、そこまで他のエンジニアに比べて厳しいというほどではないかもしれません。
ピカタロウ
7年くらい金融系のエンジニアをやってた時期もありましたが、普段は定時で帰れるのでシステム更改でもない限り残業はほとんどありませんでしたよ。
未経験から金融系に行けるのか?
金融系はエンジニアに取っても敷居が高い面もありますが、当然のことながらIT業界の中でも人材難はさらに深刻です。
厳しい環境の仕事が多いため、せっかく育てた新人もアッサリと辞めてしまうのもこの業界の風潮ですので。
ですので、業界未経験者でも金融系エンジニアへの転職は十分可能です。
金融系のスキルを身に着けておけば、同じ業界での転職がしやすくなりますので、最初から金融だけをターゲットに絞ってもイイかもしれません。
もちろん未経験者として転職するのであれば、最初はSES、派遣系から始めた方がイイでしょう。
金融系に強い派遣系エンジニア会社を選べば、その後のスキルパスも描きやすくなるはずです。
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