世間一般では転職回数が多い人というのは、転職市場での評価が低く転職に不利になると言われています。
ですがそれってITエンジニアの業界では、都市伝説でしかありません。
IT業界では転職回数なんてさほど重要視されませんから。
転職回数が全く不利にならないのはIT業界だけなんじゃないかな?果たしてITのエンジニアは、転職回数が多い人と逆にほとんど転職してない人どちらの評価が高いのでしょうか?
転職回数
転職回数7回のエンジニア
以前、42歳で転職回数7回というエンジニアをご紹介しました。
転職回数7回でもシステムエンジニアなら内定を貰えます世間一般では、転職回数が3回を超えると正社員としての採用は厳しくなると言われています。
ある大企業の求人には、転職回数2回までなどと明記しているところもあるくらい。
転職回数が多いということは、ガマンができない人とみなされてしまいますので、せっかくお金をかけて採用したのにすぐ辞められても困る。
そんな理由から転職回数が多い人は、自然と敬遠されがちです。
ところが、IT業界のエンジニアであれば、転職回数なんてさほど大きな問題ではありません。
IT業界はそもそも人材の流出が激しく、人の入れ替わりが頻繁に繰り返される業界ですので、一般の企業のように転職回数はあまり重要視されないのです。
転職回数よりも確固たる実績と経験があれば十分高評価を受けて転職することが可能なのです。
もちろん転職回数を採用条件に組み込んでいる一定の大企業では採用は難しいかもしれませんが、ITベンチャーであれば引く手あまたになるでしょう。
転職無しのエンジニア
一方、新卒から1つの会社に勤めあげて40代を迎えたエンジニアの評価はどうなのでしょうか?
これは一概には言えないのですが、1つの会社しか経験のないエンジニアは傾向的には評価が低めになってしまいます。
1つの会社の経験しかないということは、エンジニアとしてのスキルと知識が偏ってしまっている危険があるのです。
特に大企業の子会社などでずっと働き続けてきた人というのは、ITベンチャーからすると非常に使い難い。
大企業というぬるま湯の中で20年近く過ごして来た、さらにエンジニアとしての経験値があまり高くないとなると転職市場での価値は微妙になってしまうのです。
転職回数よりも重要視されるもの
IT業界のエンジニアで転職回数よりも重要視されるのは「経験」です。
いくつかの会社を転々として、様々なシステムの設計、構築や運用などを経験してきた人と、一つの会社でずっと運用しかしてこなかった人。
この両者であれば、確実に前者のエンジニアの評価が高まるのがIT業界なんです。
ですので、若いうちに経歴が汚れるからと転職を踏み止まるよりも、価値のある経験が詰めるのであれば、ドンドン転職を繰り返す。
ITエンジニアはこんな発想でイイんです。
中には、就業環境が劣悪なブラック企業なのに転職回数を気にして転職を踏み止まる人もいるようですが、そんなの絶対にあり得ない行動です。
社員のことを重視しない、しょーもない会社ならアッサリと見切って辞めてしまえばイイんです。
ITエンジニアとして実力と経験を身に着けていけば、転職回数なんて関係なく転職して収入を上げることは十分可能ですから。