これからの時代(ってかもう何年も前からなんだけど)クラウドスキルがない、クラウド経験がないエンジニアは淘汰されちゃいますよ。
エンジニアにとってクラウドは必須スキルです。
でもクラウドってイッパイありますよね。
- AWS
- Azure
- GCP
- Alibaba Cloud
- IBM Cloud
- Oracle Cloud Platform
- Cloud n
- Fujitsu Cloud Service S5
- ニフティクラウド
どれを学べばイイのか?悩んでしまうかもしれませんが・・・
ハッキリ言ってクラウドはAWSとAzureの二択でいいです。
その理由を解説していきます。
なぜクラウドはAWSとAzureの二択なのか?
シェアが圧倒的
まずシェアが圧倒的なんですね。
こちら日経xTECHさんに掲載されているデータです。
AWS帝国にMSが迫りつつありますが、まだまだAWSのシェアは圧倒的です。
Googleですら数パーセント、Oracleとかになるとその他の扱いになるほど埋もれてしまいます。
インターネットのサービスは、先取り特権の世界です。
Google検索エンジンもFacebookもAmazonマーケットも後発組は歯が立たないくらい圧倒的なシェアを獲得しています。
圧倒的なシェアと資金を武器に進化を続けるAWSとAzureに叶う訳がありません。
この分布がしばらく変化することは、ほぼ考えられないでしょうから、エンジニアは素直にAWSとAzureを学んでおけばイイんです。
デファクトスタンダードだ
デファクトスタンダード、事実上の標準となっている技術のことです。
デファクトスタンダードと呼ばれるのは、表計算のソフトならExcelとかちょっと前のデータベースならOracleみたいな感じ。
じゃクラウドのデファクトはなんなんだ?
もう当然AWSとAzureなんですね。
最初に学ぶのであれば亜流の技術ではなくて、本流の技術から学ぶべき。
デファクトスタンダードの技術を学んでおけば間違いないんです。
クラウド・バイ・デフォルト
政府情報システムにおけるクラウド サービスの利用に係る基本方針で、政府はプラットフォームの選定はクラウドを最優先するようにと通達しています。
これから政府系のサービスを受注するにはクラウドサービスでの構築を前提としてくださいね!と政府のお墨付きがついてます。
だからこれからはクラウドの知識がないとプロジェクトに参画することすらできなくなってしまうのです。
とはいえ、この基本方針にAWSとAzureを選びなさい!
なんて記述はありません。
日本の政府は、基本的に国内のサービスを優先する方針もありますので、国内のクラウドが採用されることもあるでしょう。
でも、それってごく一部の話です。
国内のクラウドなんてAWSやAzureと比べたら月とスッポン以上の格差があるんです。
そのため一部機能は国内クラウドを利用し、メインはAWSなんてアンバランスな設計もよくある話なんですね。
クラウドを基本方針で設計しろ!でデファクトスタンダードがAWSとAzureなら必然的にこの2つの知識が必要になるのです。
他のクラウドの知識じゃ意味がない
AWSの経験があるエンジニアいませんか?
とソリューション営業の方にお声をかけるとよくこんな質問が返ってきます。
「クラウド経験はあるけど他のクラウドじゃダメですか?」
もう何度もこんな返しを聞きましたが、他のクラウドじゃダメなんです。
これはある国内クラウドの営業さんと話した時の実例です。
【質問1】
Webサーバを負荷に応じてスケールアウトさせたいんだけど・・・
国内クラウド:「最初からスペックの大きなインスタンスを購入してください」
AWS:「オートスケールで負荷に応じて増強すればいいですよ。」
【質問2】
サーバの監視はどうすればいいですか?
国内クラウド:「外部のZabbixサービスを紹介しますよ。」
AWS:「CloudWatchでカバーできますよ。」
【質問3】
WAFを導入したいんだけど。
国内クラウド:「外部の有料サービスを紹介しますよ。」
AWS:「Amazon WAFをご利用ください。」
こんな感じで、AWSとかAzureってもはや外部サービスを利用しなくても何でもできちゃうんです。
このAWS特有のサービスを知らないんじゃ意味がない。
他のクラウドの知識がある人じゃ役に立たないんですね。
以上のことからクラウドを学ぶのならまずはAWS、その次にAzureでイイと思います。
多分GoogleとかOracleのクラウドが天下を取る日は来ないと思いますから。
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